更新日:2026.06.12
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/スバル
スバルアセントの日本導入が検討されている。公式に「2026年後半をめどに導入を検討中」と発表された。だが、まだ100%確定の話ではなく、極めて確実性の高いプロジェクトが進行中というところにとどまっている。
だが、業界では「ほぼ決まり」とも言われているが、正式な発表を行わないのはなぜか?
一つは、アセントのモデルスケジュール。現行アセントは2018年デビューのためここ数年の間にモデルチェンジが検討されている。そう言ったスケジュールの問題もあり、「現行か新型か」といった部分を検討している(この段階で2027年モデルが発表されているから、直近のフルモデルチェンジはない)
次にアメリカ仕様の左ハンドルのままで売れるのか? 事前情報を出すことで、市場の反応を見ている。日本のスバリストが左ハンドルの北米仕様のままでも買う」と言ってくれるのか。観測気球を上げることで彼らの反応をうかがっている。
最後にボディサイズ。全長約5m、全幅1.93mといったランクル300に匹敵するサイズ感が日本の道路事情に適合できるのか、の検証を行っている最中である。
こうした情報をもとにメディアが大々的にニュースとして扱うことで、大きな事前宣伝効果を得ることが可能になり、ティーザー効果を発揮する。それもスバルが検討中(発売することを決めていたとしても)としていることの理由の一つだろう。
筆者は、並行輸入されたスバルアセントを何度か取材しているし、初期の頃は「スバルディーラーのスタッフが見に来た」ほどだったし、実際にかなりの数、売れていたことを知っているから、左ハンドルのアメリカンSUVが国内のスバルディーラーに正規モデルとして並ぶとすれば、仮に限定販売だったとしても、プレミア価格がつく面白い存在になるに違いない。

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