スバルアセントだが、結構地味に売れている。地味に、とあえて言うのは悪い意味ではなく、日本での取り扱いがベルエアーを含め二、三軒程度のショップにもかかわらず売れているから。
それと2023年型からデザインが一新されているのだが、それ以前の旧モデルから着々と売れてきたから。
その理由は、もちろんスバル車であるからだろう。日本ではレアな北米スバル車ということでファンが待ち望んでいたという点ともう一つ。日本メーカーが作る左ハンドル車(北米車)というのがあるのだろう。
ずっと昔から左ハンドルに慣れている方には理解されないかもしれないが、並行輸入の左ハンドル車を怖がる方が結構いて、そういう方は「ダッジがいいな」と思ってもそこに飛び込むハードルがかなり高いと聞く。
それはアメリカ製の左ハンドル車というのもあるだろう。
だが、そういった方々においてもトヨタや日産やスバル等の左ハンドル車はまだ敷居が低く感じられるのか、ベルエアーで扱うアセントには日本中から問い合わせがあるという。その他日産系の逆輸入車両等にも多くの問い合わせが集まるという。
そんな経緯もあって、ベルエアーにはアセントが定期的に入荷しており、今回は2023年型アセントの「プレミア」を取材した。
ちなみに、以前にもアセントを取材しているのだが、その時は「リミテッド」であり、ボディカラーが紺に近いブルーであった。
が、今回は「プレミア」であり、ボディカラーがホワイトであるから、一目見て違いが明確。
「プレミア」はアセントのカナダ仕様の最上級グレードであり、インテリアのグレードも格段に上がる。くわえてボディカラーの変化でフロントグリル周りの雰囲気が激変しているから、購入を検討している方ならきっと迷うはず。
というか、個人的にもホワイトの「プレミア」が圧倒的に魅力的に見える。
というのも、以前取材したブルー系の濃いボディカラーだとブラック系のフロントグリル周りが沈んで見える一方で、ホワイト系のカラーだとブラックグリルが強調され、フロントマスクの輪郭もハッキリするから、印象が全く異なるのだ。
くわえてブラウン系のレザーシートの質感も良く、ドアサポートに使用されているウッドの高級感も高く、それらがホワイトのボディカラーと非常に良くマッチしている。
以前取材した「リミテッド」でももちろん満足出来るレベルだが、そちらの印象は国内スバルでも感じられそうな質感とも言えるが、「プレミア」だとそれよりも一段上質な空間設計がなされているから、例えば国内スバル車を一台持っている方の増車としてのアセントならあえて「プレミア」が良いのではないかと考える。
余談だが、ベルエアーには2023年型アセントの「リミテッド」を社用として使用しているのだが、今回そのアセントに少し乗せていただいた。
で、結論から言うと「かなり良い」。正直、トヨタハイランダーやエクスプローラーよりも良いのではないか。特にボディ剛性が高く、ステアリングが非常にシャープでボディが非常に軽く感じられる。そして水平対向エンジンの息吹が何よりも心地よい。
常々思うが、こうしたエンジンに特徴のある車両は本当に刺激的で楽しいものだ。しかも3列シートのミッドサイズSUVである。
ミッドサイズのSUVは、世界中にライバルが多数いるが、アセントはその中でもトップランクに位置するほどの完成度を持っている。この完成度をもっと多くの方々に味わってもらいたい。
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