更新日:2023.08.21
文/田中享 写真/フォードモーター
フォードは、今年春からレースカー・マスタングGT3のテストを積極的に行っており、IMSAのデイトナ24時間レースへの参戦やル・マン24時間レースへの復帰が期待されている。
そしてこのマスタングGT3をイメージした公道バージョンがマスタングGTDである。
よってこのGTDは、このフォルムであるにもかかわらずアメリカ本国の公道走行が可能である。
まず、搭載されるエンジンはGTの5.2リッターV8にスーパーチャージャーが装備され800hp超を発揮。まだ正式なパワースペックは発表されていないが、800hpは確実に上回るという。
そしてボディは各部にカーボンパーツが使用されることで徹底的な軽量化がなされ、まさしくレーシングマシン的な速さが味わえる。
タイヤはミシュランパイロットスポーツカップ2を履き、フロント325/30ZR20、リア345/30ZR20インチにカーボンセラミックブレーキを装備。ホイールはアルミ鍛造でマグネシウムもセレクト可能という。
800hp以上を発生させるエンジンは、8速デュアルクラッチミッションにより駆動され、カーボンファイバー製のドライブシャフトを介して伝えられる。
ちなみにトランスミッションはリアに配置されるトランスアクスルが採用されているから、前後重量配分が50:50に限りなく近づけられているという。
この仕様でニュルブルクリンクサーキットの7分切りを実現したいと語っている(アメ車最速はバイパーACRの7分01秒30)。
なお、このGTDの生産台数は1000台とも言われており、購入に関してはフォードGT時と同様の申し込み形式と言われているが、まだ正式な発表はない。今後の発表に注目である。
それにしても、EV時代到来と言われている現在においてこんな魅力的なマシンを登場させるフォードが凄まじい。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES