ベンツMLシリーズ」のダイムラー社と「ダッジデュランゴ」のクライスラー社が統合した当時、両社の技術面や実績面などをうまく融合させた1台、ダッジマグナムが誕生したのである。設計は、剛性に定評のあるドイツカルマン社。トランスミッションは、ベンツSクラス採用の5速シーケンシャル電子制御ミッション。サスペンション、アクセル、プロペラシャフトと、下回りはすべてベンツの設計を採用しており、専門家ですらベンツを見ているのと勘違いするくらいのレイアウトを誇ったのである。アメ車らしく前方視界の広さは十分に確保しており、心臓部であるエンジンは、ダッジ・マッスル時代のフラッグシップ・HEMIエンジンを搭載。先入観として「大排気量=不経済燃費」というものがあるが、HEMIエンジンはそれを見事に払拭しているのである。「ドイツのアウトバーンDNA」と「アメ車の大排気量・大トルク高出力の加速」──それらが見事融合された、ドイツ系アメリカ人的なハイポテンシャルを持つダッジマグナムは、自動車史上、まさに時代が産んだ、特別な1台なのである。
またKIBA(牙)とは、古くから職人気質を尊ぶ日本人の持つ、大胆かつ繊細な技術と感性をもって、アメ車をブラッシュアップ、ポテンシャルアップさせることを目的としているブランドである。イメージキャラクターは、絶滅したといわれる日本狼。見た目で牙を剥き、走りで牙を剥く──洗練されたスタイリッシュな野生をアメ車をベースに表現するのである。
まるで狼を思わせるフロントヘッドライトに貼られたアイラインカバー。
フロントスポイラーに描かれている大山倍達とは、かの有名な日本を代表する武道家。高橋氏の心の師匠である。
リアテールランプもブラックアウトされている。
今回レーストラックが作製した1台は、そんなKIBAマグナムのバージョン2モデル。ベースは、3.7リッターV6を搭載するSXT。あえて市場を加味し、遊べる楽しさの提案をするために、260馬力を発生させるV6エンジンをベースにしたのである。フロントグリル、バンパースポイラー、サイドステップで構成される、ニューエアロは、まさしく戦闘的であり、スタイリッシュでありながらも質の高さを見事に表現している。このバージョン2には、フロントスポイラーにフォグランプを付けるで、新たな表情の違いにも挑戦している。エンジンは、ヘダースとラムエアを装着し、V6でありながらも小気味良い加速とふけ上がりを実現している。実際に試乗しても車重の違いからか(軽い)、非常にアグレッシブであり、サスペンションの動きもダイレクトかつ俊敏で、コントロールしやすい。ある意味、ポテンシャルを高めならがカスタムを望む向きには、V8モデルよりもオススメではないかと思えるほどだ。通常シングル出しのマフラーから交換されているレーストラック・ワンオフデュアルマフラーから聞こえる野太い排気音は、まるでV8以上の咆哮を放ち、KIBAマグナムに一層の迫力を与えているのである。
エクステリアでは、ヘッドライトとテールランプがブラックアウトされ、アイラインカバーなどで表情にアクセントが付けられている。そして、足下のワーク LS1 22インチがよりインパクトを与える。ブラックとブロンズリムの組み合わせたセンス。シブさとスタイリッシュさを見事に表現したLS1は、リムにメリハリを付ける、これからのカスタム手法として多いに参考にすべきである。いま開発中の6ポッドキャリパーが収まれば、なお戦闘的になるに違いない。
マグナムは、すでに中古車としてしか手に入れられないが、クルマとしての魅力は申し分ない。もし手に入れればパーツは非常に豊富であり、またカスタム手法もたくさんある。そういう意味では、後々ブレイク必至と言える存在だ。
フロントマスク全体の印象は、非常にアグレッシブ。だが、どこかに和風テイストが感じられる仕上がりが、このKIBAの特徴である。
いわゆるレーシングストライプだが、今回は思考をこらしボンネットフード上部のみにブルーのストライプを入れている。単なるストライプではなく、中央にホワイトラインを入れ2分割しているところがポイント。
ワーク・ホイールLS1の22インチを採用する。クロームポリッシュにブロンズリムが非常にシブい。足下だけでもこのマグナムのこだわりが伝わってくる。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES