更新日:2020.10.20
文/椙内洋輔 写真/motor1
2021年モデル各車は、コロナ禍によって大幅にスケジュールが狂っている。本来なら2020年モデルが売られている時期にもかかわらず生産がストップしていた車両もかなり多かった。もちろんコロナによる影響だが、それはメーカーだけでなくパーツサプライヤーにも被害が及び、また倒産したりと、2021年車の生産がかなり危ぶまれたのである。
キャデラックエスカレードも例外ではなく、本来ならすでに発売が開始されていてもおかしくはないスケジュールだった。が、大幅に遅れ、つい先日、本国での動きが始まった。
新型キャデラックエスカレードの特徴は、パフォーマンスアップというよりはグレードアップ。パワーユニットは既存の6.2リッターV8にフロアシフトの10速ATを組み合わせ、同時にエスカレード初となる3リッター直6ディーゼルターボエンジンが搭載される。
■6.2リッターV8 VVT :420hp、最大トルク460lb-ft 10速AT
■3.0リッター直6ターボディーゼル:277hp、最大トルク460lb-ft 10速AT
デザインでは、フロントマスクはエスカレード独自のアレンジであり、XT6を彷彿とさせるようなマスクに大型グリルの組み合わせ。
今回2つのグリルが用意されており、メッキ系とブラックのメッシュ。ブラックメッシュはスポーティな雰囲気とワルっぽさが共存しているから今時な押し出しの強さが一層強調されている。
また、サスペンションは、新型のマルチリンクサスにマグネティックライドの組み合わせであり、この新型サスの採用によりリアの居住&荷室スペースが一段と広くなっている。
実際、サードシートスペースで約4割、リアの荷室スペースで約7割広くなっているというから、全席ファーストクラスという謳い文句も大げさではないのである。
最後に。最大の特徴となる豪華絢爛なインテリアには、4Kテレビの2倍以上のピクセル密度を持つ計38インチのOLEDディスプレイを採用。
OLEDディスプレイは、メーター中央に14.2インチ、センターコンソールに16.9インチ、さらにステアリング左側に7.2インチという配置で採用されており、フロアの10ATシフトと相まって、これまで以上の洗練を与えてくれる。
さらに一段とランクアップしたレザーシートやウッドトリムがキャデラックらしさを表現しており、新世代ラグジュアリーSUVの大本命として多くの人々に求められるだろう。
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