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業界きっての自動車通が ダッジ チャレンジャー を選んだ理由とは?

ダッジ チャレンジャー SRT-8

DODGE CHALLENGER SRT-8

様々なクルマを乗り倒している自動車専門誌の編集者というのは、クルマに対する知識も経験も豊富。そんなプロ中のプロが選んだ愛車がダッジ チャレンジャーだった。果たして万人が納得できる理由があるのだろうか?

更新日:2011.05.19

文/編集部 写真/茂呂幸正

プロトタイプを見た時点で購入を決意!

「実は2005年のデトロイトモーターショーでプロトタイプを見て、関係者に話を聞いた時点で『これは買おう!』と決めていたんですよね——」
 数年前の一時期、一緒に仕事をさせていただいたことがある気軽さから「まずは単刀直入に、何故チャレンジャーを買われたんです? しかも自腹で」と切り出した筆者に対し、堀江氏はにこやかに答えてくれた。そして続けて「ボクのこのチャレンジャーは、たぶん日本上陸第一号車だと思うんですよ。2008年の6月に当時のサリーンジャパンに入庫したばかりのコイツを見に行って、試乗もせずに7月には契約してました(笑)」と笑いながら話してくれた。
 いかに新車(新車並行車)とはいえ、中古車購入のプロフェッショナルが乗ったこともないクルマを衝動的に買うというのはいかなる心境によるものか? すると。
「このチャレンジャーの前に300CのSRT8(ディーラー車)を購入して乗っていたんですよね。だからエンジンが良いのは分かってました。もっとも、300Cの方は右ハンドルが合わなかったこともあってすぐに手放したんですけどね。チャレンジャーは先に言ったようにスタイルに惚れていたこともあるし、あのスタイルにあのエンジンならいいんじゃないかな、と思って。当然ながら左ハンドルでしたしね(笑)」
 さらに続けて「ボクは元々アメ車が好きなんですよ。なんせ自動車免許を取得して最初に乗ったのがキャデラックのフリートウッドですから。学生の頃、ボクは輸入車のブローカーみたいなことをしていた時期があるんですが、ベビカマ、エルカミーノ、トランザム・ターボ、ダッジ・バン、フォード・グラナダ、ビュイック・パークアベニュー、65年型の2ドアのデビルとか田中角栄と同じタウンカーとか、アメ車にはかなり乗りましたよ。そうそうチャレンジャーも71年型に乗ってたんですよね。確か440の6パックだったかな」
 まさしく聞いてビックリ。堀江氏は、洋の東西を問わず、様々なクルマを乗り継いでいると聞いてはいたのだが、まさかそれほどのアメ車を乗り継いでいるとは思わなかった。おそらく日本の自動車関連のジャーナリストの中で、堀江氏ほど多くのアメ車を乗り継いだ経験のある人はいないのではないか?

堀江氏が愛車でとくに気に入っているポイントがフロントマスク。「デザインモチーフとなった初代チャレンジャーのイメージを踏襲しつつも現代的なアレンジを加えた存在感のある顔つきは秀逸のひとこと」とのこと。

なんだかんだ言いながらも、かなり気に入っている1台

 そんなアメ車のエキスパートである堀江氏のチャレンジャーに対する評価はどうなのだろう?
「後発のカマロに乗った時、カマロの方がよく出来てると思いました。でも、好みで言えばチャレンジャーで正解だったかな、と。20インチタイヤは高速でバタつくし、ブレーキもコレでホントにブレンボ? というくらい利かないし、ボディは重い、風切り音は気になる、内装はチープだし…。正直言って、エンジン以外には見るべき所は少ないクルマなんですけどねぇ(笑)」と、口をついて出るのは辛口の批評ばかり。それはそれで自動車のプロフェッショナルらしいコメントではあるのだが、それにしては2年以上も所有しているというのは…、と思っていると、堀江氏は続けて「でも、ウインカーレバーのしなり感とかミッションの変速感とかのフィーリングが凄くいいんですよね。それに、燃費もなかなか優秀。高速なら10km/1L以上、トータルでも6〜7km/1Lくらい走りますからね。あとはバイブレーションというのかなぁ? トルク感とか低い排気音なんかも含めて、6.1リッターV8HEMIユニットのノスタルジック感が凄く心地良いんですよね」と嬉しそうに語ってくれたのである。
 要するに、なんだかんだ言いながらも、かなり気に入っているということ。「悪いところは多々ある。でも、その悪い部分を補って余りある良い部分が確実にある」というのは、もしかしたらチャレンジャーに限らず、日本で乗るすべてのアメ車に当てはまる真実の姿なのかもしれない。

堀江史朗。1963年生まれ。カーセンサーEDGE及びインポートカーセンサー元編集長。業界きってのクルマ好きとして有名。これまでの愛車遍歴は数知れず。100台は超えているか?

実はこのインタビュー後に次なる愛車のために売却に出されてしまったという。それでも2年以上の歳月を過ごしたという事実が、いかにチャレンジャーとの生活が楽しかったのかを物語っている。

ラゲッジには雑誌の企画で追加したというウーファーボックスが装備されている。フロントのミッド&ツィーターも交換しているとのことで、音に関しては自慢できるレベルとのこと。

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