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試乗記 TEST RIDE 2021 キャデラック エスカレード現代的な洗練度と美しさを備えた5代目モデル

2021 キャデラック エスカレード

劇的変化による威風堂々のスタイルが惹きつける

C8コルベット、シボレータホに続き、キャデラックエスカレードの最新車両を取材した。

更新日:2021.02.15文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

スペース YOKOHAMA
TEL 0455300139 [ホームページ] [詳細情報]

年々最新車両の直輸入車が減っている

 タホの項でも書いたが、近年、ニューモデルを早々に直輸入させるショップが全国的に減っている。特に2020年から激減しているから2021年モデルとなると相当に少ない。

 その理由の一つが最新モデルへの整備対応である。もちろん、新車輸入が年々厳しくなっているというのも事実なのだが、それにも増して困難を極めているのが、複雑化している車載コンピューター制御への対応である。

 要するに、車両を輸入したはいいが、納車整備ができない。納車前に搭載コンピューター等の状況を確認することができないから、適切な状態での納車が難しいわけだ。

 即ち、オイルの確認や足回りの増し締めといった基本的なメカニカル部分への対応はどんなショップでも可能だろうが、今やコンピューター系&電子制御部品に対応するにはそれなりの機器と能力が必要である。

 またその機器も、2020年から2021年対応ともなれば、メーカーによっては一新させなければならず、こうした対応に二の足を踏むショップが多いからこそ輸入が減り、また逆にスペース横浜は整備対応が可能であるからこそどんどん新車を直輸入するという好循環が生まれている。
2021年に登場した5代目エスカレード。ラグジュアリー系とスポーツ系の2系統あり、ラグジュアリー系はご覧のメタル仕様となる。細身ヘッドライトと大型グリルを組み合わせた
GM最新トレンドデザイン。
リアはバーティカルタイプのリアコンビネーションライトを採用。キャデラック独自の気品を示すデザイン。マフラーの出口もデザインされていて質感を感じさせる。
4代目エスカレード。デザインの変化だけでなくホイールベースが延びたことで、ボディデザイン全体の造形自体が4代目と5代目とは異なる。
キャデラックXT6は、エスカレードの下位置するSUVだが、5代目エスカレードは今回のモデルチェンジでデザインをXT6に寄せてきたように思える。
メルセデスベンツGLS580にBMW X7。今、世界的に細身のヘッドライトに大型グリルのデザインがトレンドである証拠。

C8コルベット、シボレータホに続きエスカレード

 ちなみに、スペース横浜ではすでに7台ものC8コルベットを日本全国に納車しているし、今月末にはブロンコスポーツが入荷するということだから素晴らしい!

 さて、キャデラックエスカレードである。もちろん2021年型。すなわちフルモデルチェンジした通算5代目となる新型モデル。

 新型モデルは、「LUXURY(ラグジュアリー)」系と「SPORT(スポーツ)」系との二種類のグレード構成となっており、ラグジュアリー系はエスカレードを象徴する大型グリルが目立ち、スポーツ系はブラックメッシュグリルやブラックトリムといった精悍なエクステリア仕様となっている。

 また5代目モデルにもノーマルボディの他ロングボディのESVも存在するから、上記二種類のグレードと二種類のボディサイズが入り混じった様々なラインナップが考えられる。ということで今回取材した車両は、ノーマルボディのプレミアムラグジュアリーである。

【ラインナップグレード】
・LUXURY
・PREMIUM LUXURY ← 取材車
・PLATINUM LUXURY
・SPORT
・PLATINUM SPORT

 さて、5代目エスカレードの特徴は、ボディデザインの変化とインテリアの進化、そしてサスペンション進化により室内空間に余裕が出て、セカンドシートとサードシートが以前にも増して使えるようになったこと。

 走行性能の充実は当然だが、今回のモデルチェンジでは特にインテリアや室内空間といった居住性アップが見逃せないのである。

旧型と一線を画する新デザイン

 ボディデザインは、大型グリルと細めのヘッドライトを合わせた最新GM車のトレンドであり、エスカレードの場合、この大型グリルの迫力が随一。そしてホイールベースが延長され、さらにリアサスペンションが独立式に一新されたことにより室内空間が大幅に見直されている。

 セカンド、サードシートともに足元スペースが広がり、特にサードシートの足元スペースは旧型比で40%広くなり、大人が普通に座れるようになったのである。同時に荷室サイズも大幅に向上している。

【サイズ】
エスカレード:全長×全幅×全高:5382×2059×1948ミリ ホイールベース:3071ミリ
エスカレードESV:全長×全幅×全高:5766×2059×1942ミリ ホイールベース:3407ミリ
4代目エスカレード:全長×全幅×全高:5179×2045×1890ミリ ホイールベース:2946ミリ
ホイールベースが延びているが、フロントマスクが横から見るとスパッと切れているかのように、フロントオーバーハングが短くまとめられている。それによって全長のバランを取り、肥大化することを避けている。
搭載されるエンジンは、6.2リッターV8 VVT。420hp、最大トルク460lb-ftを発生させる。クルージングなどの低負荷時には8気筒のうち4気筒もしくは6気筒を休止させるダイナミックフューエルマネジメントを採用。
旧モデルとは一線を画すデザインが与えられた5代目モデル。実車を見ればわかるが、威風堂々としたエスカレードに相応しい迫力のデザインである。
細身のヘッドライトも特徴的。きめ細やかな光を発するLEDドライビングライトを採用する。
4Kテレビの2倍以上のピクセル密度を持つ38インチのOLEDディスプレイを採用。ディスプレイ面の大きさに驚くとともに、旧モデルの意匠が一新されていることに気づく。
鮮やかな色や画質を特徴とするOLEDは、車両ディスプレイを覆うフードの必要がなく、より明るく乱反射のない環境を作り出し、湾曲形状で視認性を向上させる。
センターコンソールには16.9インチのタッチ式ディスプレイが配置される。またセンターコンソール上のダイヤルコントローラーとステアリングホイールスイッチでも操作可能。

旧型の意匠を一切残さず進化

 一方インテリアは、まずメーターパネルが一新された。ドライバー正面のデジタルメータークラスターと左右のディスプレイを合わせて約38インチという巨大なOLED(有機液晶ダイオード)ディスプレイを採用。それは4Kテレビの2倍の高精度を誇るという。

 ちなみに、その約38インチというサイズだが、OLEDディスプレイの左側が7.2インチサイズのインフォメーションセンター、ドライバーの正面の14.2インチのクラスターディスプレイ、右側の16.9インチのインフォテインメントスクリーンの合計サイズである。

 加えて新型モデルには36個ものスピーカーを備えたAKG製3Dサラウンドサウンドシステムが備わっている。

 AKGとは約70年前にウィーンで創業したプロフェッショナル用音響・録音システムメーカーであり、有名ミュージシャンがレコーディングスタジオやライブ会場で使用するマイクやヘッドフォンでも有名。そのAKGとキャデラックがエスカレードのために共同開発したサウンドシステムが装備されている。
これまでのコラムシフトが廃止され、フロア10速ATが採用される。そのシフトノブも、「P」がボタン式になる等、シフトの誤操作を防ぐための配慮が随所に見える。

写真で見たのと実車の印象がまるで違う

 搭載されるエンジンは、6.2リッターV8 VVT。420hp、最大トルク460lb-ftを発生させる。このエンジンは旧モデルからの流用となるが、当然熟成されたことによる緻密なマネージメントを行い、10速ATとともに力強さと高効率を両立させているのである。

 組み合わされるATは、これまでのコラムシフトから10速フロアシフトとなっており、改めて旧エスカレードの趣が一切なくなっていることを知るのである。

 新たなメーターパネルやその他センターコンソール等の質感は想像以上に高く、雰囲気も良い。そして新たにフロアシフトとなった空間は、新たな時代のエスカレードを象徴していると言えるだろう。

 初めて見る新型エスカレード。実は、昨年の本国発表時には「好き嫌いが分かれるかもしれないデザインだわ」と筆者は否定的な印象を持っていた。

 というのも、4代目エスカレードまでは、いわゆる旧エスカエレードデザインの延長線上にあるという安心感を得ていたが、一転、5代目では劇的変化によってデザインの印象がまるっきり変わっていた。

 今度の新型は、これまでの旧エスカレードデザインの延長というよりは、キャデラックXT6系デザインへと移行した感が強く、それに慣れるのに時間が必要だと思われたのだ。

 だが。実物は非常に好印象。稚拙だが、めちゃくちゃカッコイイ。細身のヘッドライトに大型グリルのデザインは現在の世界的傾向とも言え、その中でも圧倒的に似合っている。言い換えれば、エスカレードらしい威風堂々とした個性的スタイルであり、それでいて洗練された美しさが感じられる。
細くパンチングされたレザーとホワイトのパイピングが美しいシート。座り心地は言わずもがな。ヘッドレスト部分にはAKGのスピーカーが内蔵されている。
ホイールベースが延びたことで、セカンドシートの足元スペースが一段と広くなり快適性が向上している。
リアサスペンションが独立式に変更されたことで、サードシートの足元スペースが向上し、大人がちゃんと座れるスペースが得られている。
今風なトレンドを意識した最新デザインをまとい、世界的に人気のフルサイズラグジュアリーSUVにおける最上位の地位を狙う。

世界的メーカーの高級SUVたちに匹敵する

 インテリアも圧巻。品質的には歴代史上最高なのは当たり前だが、全てにおいて品が感じられ、素晴らしい。これ以前の4代目モデルにおいても「らしさ」は十分に感じられたし、質感の高さもあったわけだが、それはあくまでアメリカンSUVとしての枠内に収まっていた。

 だが5代目のインテリア全体の質感は、メルセデスやBMW、レンジローバーといったいわゆる世界的メーカーの高級SUVたちに匹敵するレベル。正直、知人が乗っているメルセデスベンツG350dなんかは全く相手にしないレベルだったし、十分に個性的かつ相当に魅力的な室内空間だった。

 と同時に、先日取材したC8コルベットやタホもそうなのだが、2020年以降のGM車の質感やデザインの洗練度のレベルが相当に上がっていることに気付く。きっと多くの方を驚かせ、満足させるに違いない(それ相応の金額が必要になるが)

 4代目エスカレードが発売された2015年時は、特に初期モデルにおいては直輸入車があふれ、かなりの数が一気に街中に放たれた。

 が、2021年に発売された5代目モデルにおいては、そうした兆候は全く見えず、おそらく限られた方しか乗ることができないだろう。

 そういう意味では、整備対応にも充実したスペース横浜での個体なら、最新GM車を多数扱っているだけに安心して乗れるはずである。

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