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交換後のフィーリングは「シッカリとした90年代アメ車」

シボレー インパラSS (CHEVROLET IMPALA SS)リニューアル vol.2

とはいえ「大陸的な味わい」が残っているのが素晴らしい!

前回に引き続き、作業後にタイヤ交換とアライメント調整を行った。その後に試乗させてもらいインパラSSのアメ車的評価をチェック。そしてその後、新たに95年型インパラSSの作業を行うことになったのである。

更新日:2013.01.28

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/エイブル TEL 0448571836 [ホームページ] [詳細情報]

アライメント調整とタイヤ交換

 前回、パーツ交換を終えた状態で試乗させてもらいその変化を体感したのだが、今回はその後行われたアライメント調整とタイヤ交換後に再び、確認の意味合いを含めて試乗させてもらった。

 まずステアリング系パーツの交換に関しては前回述べた通りだが、今回は新たにタイヤを交換している。しかも255/50/17インチのノーマル仕様から、235/55/17(外径は合わせてある)という肉厚サイズにあえて変更してセッティングしているのである。

 その理由のひとつが路面からの当たりの強さを和らげることと、路面の轍(わだち)への反応を少なくする(鈍くする)こと。もちろん、齢18年のインパラを労るという意味もある(標準タイヤが履きこなせないという意味では決してないので誤解なきように)。

 というのも、このインパラSSには当初からビルシュタインのショックが装着され、アイバッハのローダウンサスが入っており、その辺のパーツがもたらすであろう硬さに対する予備対策ということもあり、ステアリング系パーツのリニューアルを行っている時からタイヤのダウンサイジングは考えていたのである。
 とはいえ、タイヤサイズの外径がほとんど変わっていないため、見た目に違和感ないのが見識である。

 そして新品のタイヤ装着に伴って、今回はビルシュタインのショックも新品に交換し、ステアリング系関連のリニューアルとの相互関係を試してみることにしたのである。

センターリンクやタイロッド、スリーブ、ボールジョイント上下、アイドラアームなどを交換する時に、フロントの足回りをバラしているわけだから、アライメント調整は必須。ということでシム調整までをも含めたアライメントの確認&調整を行った。やはり効果はてきめんで、目で見ては分からない狂いが生じていたことと、それが解消されたことがはっきりと認識できた。

装着タイヤはブリヂストンのレグノ。サイズは255/50/17インチのノーマルサイズから235/55/17へ変更している。タイヤを新品に交換するだけでもかなりの違いが良い意味で起こるのだが、今回はサイズをも換えている。果たしてどうなるか?

タイヤサイズの外径がほとんど変わっていないため、見た目に違和感なく収まっているのが素晴らしい。これによって乗り心地と操縦安定性を両立できるか? を以下でテストしたわけである。

まるで猫足のごとく路面をクリア

 試乗コースは、エイブルを拠点にして一般道を走り第三京浜玉川入り口を目指す。保土ヶ谷まで行き、そこから今度は東名高速に向い、横浜町田から川崎まで走り、下車。そしてまた一般道を通ってエイブルに戻るという、時間にして1時間ちょいのコースである。

 前回乗っていることもあり、いきなりの高速走行となったが、ステアリングを握り5分もしないうちにその違いがはっきりと体感できた。
 とにかく路面からの当たりが柔らかいのである。段差、うねり、凸凹…、どこにおいてもまるで猫足のごとく柔らかなタッチでクリアし、決してドタバタ、バタバタすることなく、そこが前回試乗時の「もの凄いキビキビした走行フィール」に確実にプラスされている。

 しかも、それでいて思った通りにステアリングとフロントノーズが動き、その動きに余分なお釣りがまったくなく、だからこそ「クルマが一回り以上小さく感じる」のである。

 前回は標準サイズのタイヤであったことと、恐らくタイヤに経年変化が起こっていただろうこともあり、ドタバタというか、粗さが若干目立っていた部分もあった。だが、今回の試乗では明らかに変化し(個人的には「進化」とさえ言えると思う)、思わずうなってしまうほどである。

もともと装着されていたビルシュタインのショックを改めて新品に交換している。ステアリングの動きを司るパーツを新品に交換し、ボディの上下動を制御するショックを交換、さらにタイヤを新品に交換したことで、インパラSSはまるっきり生まれ変わったのである。

原代表はこのSSをアシとして使い、その変化と進化を日々体感している。

速度を上げた時の不安感がまったくない

 第三京浜に乗り、一気に加速。V8エンジンの調子もよく、ミッション等の機関系に不安がまったくないので、ついついアクセルを踏みがちになるが、ステアリング系をリニューアルしたフロントノーズの落ち着きと、車線変更時に見せる軽快な動きかつ余分な動きのなさ(お釣りがまったくない)が、そんな気持ち以上にインパラSSをうまくコントロールしてくれる。

 というかぶっちゃけ、スピード感をまるで感じさせないほどの安定感(直進性)なので、試乗という領域を軽々に越えてしまう速度へ何度も行きかける。しかもこのインパラ、結構速い! そして気持ちよい! 特にアクセルを踏みながらのコーナリングは格別である。

 「速度をあげた時の不安感はまったくないですよね。まあ、大きな物体をくねくね転がすような乗り味ではないですが、インパラSS(スーパースポーツ)と考えれば悪くはないですよね。それとステアリング系をリニューアルしたことで、自然にアクセルが踏めるようになって『速さ』が体感できますね。これはドライバーが知らず知らずに感じている安心感によるものでしょう(だって他は何もいじっていませんから、笑)」とは原代表。

 「ふわふわした大陸的な乗り味」とは、アメ車の走りを表現する代表的なフレーズのひとつだが、このインパラSSに限っては、ふわふわしたという部分はあてはまらない。だが、ガチガチではまったくないので、表現が非常に難しいのだが、あえて言えば「きっちりとしたハンドリングの大陸的な乗りもの」となるだろうか。

 やはり、ベースは90年代のインパラだけに、その大陸的なおおらかさは健在である(そこがイイ!)。だがそこにドライバー自らが思い描いたステアリングの反応がキッチリと加わってそれを一瞬にしてクルマに伝えているからこそ、このインパラの評価は高いのである。

 単純に動きを硬めてガチガチにすれば、それこそシャープなインパラSSは簡単にできるだろう。ただ、それでは乗り心地や路面からの当たりが強く、轍にスタリングがとられまくり、衝撃がかなりのものなることは簡単に予測できる…。そんな旧世代の産物では、今の時代の大人のセダンには相応しくないのである。

ビルシュタインのショックが入って車高が2センチほど下がっている以外、基本ノーマル状態を保っているだけあって、ガチガチバタバタの乗り物になり下がっていることはまったくなく、驚くほどスムーズかつパワフルで、まだまだ現役として十分に使える、楽しいインパラSSになっている。

上記のインパラSSは、95年型のフルノーマル車。すでに4年半この状態をキープしている。だが、エイブル号を試乗して以来、愛車のステアリング系リニューアルを画策中。ついに作業を決断し、われわれ取材班は、その作業前にあえてノーマル状態を撮影&試乗させてもらったのである。

写真上が96年型のエイブル号。下が95年型の板倉号。板倉号はショックのサスもノーマル。写真を見ると分かるが、両者を見比べるとエイブル号のスエーバーの径の太さが太いことも分かる。

2台を並べてみて交互に試乗させてもらったが、その違いは歴然だった。往年の緩いアメ車そのものだった板倉号。対してエイブル号は、その緩やかさが適度に締まったいい塩梅の状態だった。

95年型フルノーマルのSSをリニューアル

 95年型インパラSSに乗る板倉氏が、このエイブル号に影響され、足回り、正確にはステアリング系のリニューアルを実施することになった。彼のインパラSSはフルノーマル。ショックもサスもノーマル。そこがエイブル号との違いになる。4年半乗った現状を踏まえたステアリング系のリニューアル、果たしていかに?

 ということで、この95年型フルノーマルのインパラSSにも作業前に試乗させてもらった。

 違いは明白であった!。大きな違いはやはりショックとサスがノーマルであるということだろう。このクルマが「SS」でなければ、いわゆる「ふんわりした大陸的な乗り味」ということで片付けてしまったかもしれない。

 ステアリングに多少の遊びがあり(この部分はステアリング系のリニューアルで改善できる)、全体的に緩やか。ただそれは、過去にわれわれが乗って味わってきた、いわゆる「アメ車ってこんなもの」的な味わいに近いもの。なので決して否定する気にはなれず、逆にだからといって「換えてしまえ」とも言い難い何とも微妙な状態。人によっては、「このままでもいいんじゃない?」とも言い兼ねない、ホント絶妙な感じであった。

 個人的にはこの味わいも嫌いではないが、エイブル号を体験してしまうと…。果たしてその違いをどう取るか?
 月に一二度しか走らない趣味的なクルマとしてなら緩いままでもいいかもしれないが、日常的にガンガン使うなら、エイブル号はかなり魅力的だと思うが。

 板倉さんは「エイブル号に乗ってみて、自分のインパラとの違いが明白でした。エイブル号は、『強さ』というよりも『しなやかさ』があって、自分のインパラは『緩さ』が勝っている感じがします。95年型を4年半前に購入してずっとノーマルで来たので、ここらでちょっとリニューアルしてみたいと思いますね」という。

 あくまで、リニューアル。チューニングではないので、劇的変化ではないが、やれば確実に変わる! ということで、この後作業に入ることになった。
 この作業後の変化も引き続きリポートするのでお楽しみに。

エイブル号のビルシュタインショックに対して、オレンジ色のド・カルボン式ノーマルショックの板倉号。

板倉号に試乗させてもらった。これはこれはで90年代のアメ車たちが持っていた、緩やかさで満たされた優しい乗り味だった。いわゆるゆらゆらした感じ。個人的にはこの味もアメ車の「魅力」と認める一方で、エイブル号が魅せてくれた「しなやかさ」にも共感する。板倉氏もエイブル号にいたく感動したことによって、作業がおこなわれることになったのである。

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>> シボレー インパラSS (CHEVROLET IMPALA SS)リニューアル vol.1 を見る

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