現行マスタングのモデルラインナップやスタイリングについてのお話はこれまでさんざんやってきたので割愛するが、V6モデルの特徴については少し補足を。
マスタングに限っては、V6とV8とでエクステリアの状態に違いがあり(チャレンジャーはほとんどない)、そのまま乗れば見た目で差異をハッキリと確認することができる。だからひと昔前までは、「どうしてもV8」という方が多かった(もちろんV8のパフォーマンスが魅力的ってのもある)。
だが現行モデルもすでに9年が経ち、あらゆる方面からパーツやデモカーが作られる中、さらにマスタング自体がモデルチェンジを受けるたびに年々進化し、今は「あえてV6がいい」という方が増えている。
その理由は、まずV6エンジン自体のパフォーマンスが上がり、現行3.7リッターV6エンジンは305hpに進化していることがあげられる。これって少し前のフェアレディZあたりと余裕で勝負できる数値であって、正直ちょっとしたスポーツ走行を前提としたオーナーさんなら十分な数値である。ちなみに余談だが、旧V6エンジンは210hpだった(しかも排気量は4リッターだった)。
そしてもうひとつ。これまでV6のエクステリアって「ちょっとさびしいな」と思っていた方々に朗報で、あらゆるアフターパーツを駆使してさびしかったV6モデルのエクステリアにアフターパーツを組み込んだ特別仕様が手に入るようになった。しかもこれらのパーツは、クオリティが高くまるで純正のような雰囲気を醸し出している。
だからこそ、これまでのような「V6=下位バージョン」といったイメージはなくなり、逆にV6モデルだからこそ購入価格が安く(並行モデルならなおのこと)、その安く浮いた予算を好みのパーツにあてて自分好みの1台をオーダーする楽しみを得ることが可能なのである(V8と同様なエクステリアも可能だし)。
というようなこともあり、現在のマスタング人気、さらにはV6モデル人気に繋がっているのである(ちなみに旧V6モデルの人気は低い)。
ここで紹介するマスタングは、ベルエアーに入庫したV6ベースのマスタング。ベースは2014年型の新車で、フロントからサイド、リアにかけてオリジナルスポイラーを装着。さらにH&Rのローダウンサスペンションにジオバンナホイールを組み合わせている。
今回チョイスしたジオバンナホイールはDALAR-5の22インチ。カラーはマットブラックで、ブラックのボディカラーと、さらにフロントグリルのクロームパーツ等とのマッチングを考えてマシニードフェイスをチョイスしている。
V6モデルにラグジュアリーホイール最高峰との組み合わせ。最初は少々やり過ぎではないか? とも思ったが、これまで見てきたスポーティなマスタング(レーシーな)とは一線を画す上質な雰囲気に、まるで最先端のラグジュアリーシーンを見ているようである。
これまでマスタングといえば、どちらかというと「走り」に特化したモデルが多かったが、こういう違ったアプローチもまた特徴的であり、それをV6モデルで施行していることが一層魅力的である。
このV6マスタングは、品良くまとめられたエクステリアとラグジュアリーホイールとによって、まるでBMWやメルセデスといったヨーロピアン調の魅力をも発しているのである。
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