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2014年型キャデラックCTSエレガンス 試乗レポート

新型キャデラックCTS (Cadillac CTS) vol.2

第三世代となったキャデラックCTSはどんなクルマ?

前項で初代と2代目のキャデラックCTSについてざっとおさらいしましたが、いよいよここからが本題。新型CTSの解説となります。ここでは2014年型キャデラックCTSエレガンスの正規輸入車を見ながら、ボディサイズやデザイン、2リッターターボエンジンについて解説します。

更新日:2014.04.03

文/田中享(Tanaka Susumu) 写真/兵藤冬樹(Hyodo Fuyuki)

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     シボレーさいたま南 TEL 048-710-6226 [ホームページ] [詳細情報]

先代よりも伸びやかでスタイリッシュな新型CTS

 今回、2014年型として登場した3代目キャデラックCTSでは、2代目から大きく変わった部分がいくつもありますが、その一つがボディサイズです。3代目CTSのボディサイズは、全長×全幅×全高が4,970×1,840×1,465(mm)で、2代目と比べると全長が約10cmも長くなっています。
 歴代CTSのボディサイズは下記の通り。その下にはかつてのSTSと、現行キャデラックのフラッグシップモデルであるXTS、そして現行キャデラックのエントリーモデルとも言えるATSのサイズを並べてみました。

CTS  全長   全幅   全高   軸距
 初代  4,829  1,793  1,440  2,880(mm)
2代目  4,866  1,841  1,472  2,880(mm)
3代目  4,970  1,840  1,465  2,910(mm)

STS  5,020  1,845  1,455  2,955(mm)
XTS  5,130  1,850  1,510  2,837(mm)
ATS  4,680  1,805  1,415  2,775(mm)

 カタログ上の数値を見比べてみると、新型CTSは初代CTSと比べると一回り以上大きくなっているのが分かります。数値的にはミッドサイズの上限ギリギリといったサイズとなっており、かつてのSTSやセビルとほとんど変わりません。
 ただ、新型CTSを先代モデルと比較した場合、全長こそ約10cm長くなっていますが、全幅はほとんど変わりません。また、全高は逆に少しだけ低くなっており、数字的にはそれほど大きくなったわけではない事が確認できます。しかし、実際に現車を見てみると、新型は先代モデルよりも明らかに大きくなった印象を受けます。おそらくこれはエクステリアデザインの影響でしょう。

 新型CTSのエクステリアデザインは、先代に比べてルーフラインやフードライン、ウインドーシールドの位置が2.5cmほど低くなっています。また、フロントウインドーが先代よりも大きく傾斜しているため、プラス10cmという実際の数値以上にロングノーズ感が強調されており、これが新型CTSの第一印象に大きな影響を与えています。この伸びやかでエレガントなスタイルは、先代モデルとの一番の違いと言えるでしょう。
 また、新型CTSのデザインは先にデビューしたATSに似ています。しかし、両車は全長が約30cmも違うため、全体的な印象も大きく違います。新型CTSのエクステリアを一言で言えば『ダイナミック』、対してATSは『コンパクト』といった感じで、ともに『スポーツセダン』を謳ってはいても車格の違いは明らか。ボクシングで例えるならCTSがミドル級、ATSがライト級といったイメージです。

ヘッドライトの形状など、フロントマスクのデザインは先にデビューしたATSとよく似ていいます。サイズ的にはもちろん違うのですが、キャデラックに詳しくない人がそれぞれのフロントマスクのみを単体で見た場合、違いはほとんど分からないと思います。

先代CTSや現行ATSとの最大の違いは全長です。4970mmというのはミッドサイズセダンの上限に近い数字であり、キャデラック・セビルの最終モデル(正規輸入車)とほぼ同じ長さになります。新型CTSのスタイルを一言で言えばロー&ロングといった感じになるでしょう。

テールのデザインはフロントほど攻撃的ではなく、先代CTSのイメージをやや踏襲しています。しかし、先代CTSよりも高さを抑えることで、全体的なスタイルは伸びやかになっており、これが新型CTSのエレガントな雰囲気に繋がっています。

2リッター直噴ターボエンジンとのマッチングは?

 新型CTSの最大のトピックスと言えるのが、2リッターターボエンジンでしょう。
 新型CTSは、アメリカ本国では321HPを発揮する3.6リッターV6と、420HPを発揮する3.6リッターツインターボの2つのV6エンジンをラインナップしていますが、日本に正規輸入されるのはスタンダードユニットとして設定されている2リッターターボの1タイプだけになります。
 この新型2リッターターボエンジンは、直噴機構と可変バルブタイミング付DOHC4バルブを採用。これにインタークーラー付ツインスクロール・ターボチャージャーを組合わせる事で276PSという最高出力と400N-mという最大トルクを発揮する高性能ユニットで、基本的には先にデビューしたATSに搭載されているものと同じです。

 ボディサイズが一回り以上も違うATSと同じエンジンと聞くと、「車格に対してエンジンが小さ過ぎるんじゃ…」とか、「中低速域でトルクが足りないんじゃないの?」と心配される読者も多いと思いますが、この点については心配は無用です。
 新型CTSは構造用接着剤とアルミ素材を積極的に採用する事で、先代モデルと比べると大きく軽量化されており、車両重量はクラス最軽量の1,680kgに抑えられています。ATSの車両重量は1,580kgなので、その差はわずか100kg。さらに、ATSと同型式のエンジンとはいえ、キャリブレーション(CPUセッティング)を変更することで、最大トルクはATSを10%以上も上回っていますし、決して非力という事はありません。

 もちろん、いくら過給器で武装した最新ユニットとはいえ、2リッターという排気量である以上、さすがに大排気量V8エンジンを搭載した往年のキャデラックのような図太いトルク感は望めません。しかし、追い抜き加速時などの実用領域における運動性能に関して言えば、V8やV6の大排気量ユニットを搭載した昔のキャデラック以上であるのは間違いありませんし、少なくともパワーや走行性能というファクターに関して、新型CTSに不満を感じる方はほとんどいないと思います。
 新型CTSとATSのエンジンスペックの違いは下記の通りです。

【キャデラックCTS:直列4気筒2リッターターボDI VVT】
■排気量:1,998cc
■最高出力:203Kw(276PS)/5,500rpm
■最大トルク:400N-m(40.8kg-m)/3,000〜4,500rpm
■燃費消費率(米国EPA燃費)
 ・City:8.5km/1L
 ・Highway:12.8km/1L
 ・Combine:9.8km/1L

【キャデラックATS:直列4気筒2リッターターボDI VVT】
■排気量:1,998cc
■最高出力:203Kw(276PS)/5,500rpm
■最大トルク:353N-m(35.9kg-m)/1,700〜5,500rpm
■燃費消費率(米国EPA燃費)
 ・City:8.6km/1L
 ・Highway:15.9/1L
 ・Combine:12.2km/1L

 最高出力の数値とその発生回転数は同じですが、最大トルクの数値とその発生回転数はかなり違います。数値だけ見ると、低回転域から最大トルクを発生させるATSの方がパワフルな感じですが、実際に乗ってみるとトルク感はCTSの方が明らかに上回っています。

>>新型キャデラックCTS(2014 Cadillac CTS)vol.1へ
>>新型キャデラックCTS(2014 Cadillac CTS)vol.2へ
>>新型キャデラックCTS(2014 Cadillac CTS)vol.3へ

1リッターあたり138PSという最高出力と40kg-mを越えるトルクは、キャデラックというよりも歴代のアメ車の中でも最高のスペックとなります。これだけの数値を発揮するエンジンですから、パワー的には全く問題ありません。ただし、数字では量れないフィーリングの部分に関しては、好みは分かれると思います。

同じ型式のエンジンを搭載するATSよりもトルクフルで扱い易いセッティングとなっていますが、アクセルを踏み込めばかなり軽快に加速していきます。加速時のエキゾーストノートは、いかにもスポーティセダンという感じですが、これもATSよりはやや控え目な音質となっています。

理想的な50対50の前後重量配分に設計された軽量&高強度なボディに、マグネティックライドコントロールやブレンボ社製高性能ブレーキ、可変アシスト量制御電動パワーステアリングといった先進装備を搭載する新型CTSの走りの実力は、歴代キャデラックでも随一というレベルにあります。

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