4ドアセダンとして2005年に復活した現行型ダッジ チャージャー(LX系)は、2011年に大掛かりなマイナーチェンジを受ける。この2011年に登場したいわゆる2代目チャージャーはフロントマスクやリアテールだけでなく、ボディラインやインテリア、さらには搭載エンジンが変わる等、個人的にはフルモデルチェンジと言っても過言ではないと思えるほどの変更を受けているのだが…。
しかし、翌年2012年モデルにおいてもさらなる変更箇所が加わり、充実度が一段と高まっている。
2012年モデルのトピックスをまとめれば以下のようになる。まず『SRT8』が追加された。そして前モデル(2010年モデルまで)では限定モデルだった『Super Bee』が新たにグレード設定されたのだ。この両者に搭載されるエンジンは、クラス最強の6.4リッターV8 HEMIである。
一方V6モデルでは、SXTグレードに新開発の8速オートマチックトランスミッションが搭載され(2011年モデルまでは5速)、これまで以上の制御と燃費効率が可能になったという。
インテリアやエクステリアは前年のからのキャリーオーバーだが、これまでのような質素なものではなく、新たにもたらされた洗練されたデザインと質感によって、すべてのオーナーに高い満足感を与えてくれるのである。
<2012年型簡略グレード解説>
●SE:3.6リッターV6搭載/5速オートスティックAT
●SXT:3.6リッターV6搭載/8速オートスティックAT
●R/T:5.7リッターV8搭載/5速オートスティックAT
●SRT8:6.4リッターV8搭載/5速オートスティックAT
<2012年型搭載エンジンスペック>
●3.6リッターV6搭載/292hp@6350rpm、トルク260lb-ft@4800rpm
●5.7リッターV8搭載/370hp@5250rpm、トルク395lb-ft@4200rpm
●6.4リッターV8搭載/470hp@6000rpm、トルク470lb-ft@4300rpm
ここで紹介しているモデルは、2012年のまさに最新モデル。SRT8とSuper Beeである。この2台はASDNによって輸入され、すでに日本でのオーナーも決まっている車輌なのだが、船に乗る前に現地で撮影させてもらったのである。
まずはブラックボディのSRT8。2011年にモデルチェンジした現行型チャージャーは、エクステリアやインテリアに大掛かりな変更がなされているが、SRT8は、そのベースに6.4リッターV8 HEMIを搭載し、ブラックグリルやブレンボブレーキ、鍛造アルミホイール等を装備して、ダッジチャージャーのトップグレードに相応しいハイパフォーマンスマシンに仕上げられている。
ノーマル状態ですでにフル装備状態なので、ちょっと大袈裟に言えば、新たに換える必要性を感じるものがなにもない状態。つまり、すべてにおいて満足できる質感と性能なのである。
そしてSuper Bee。1960年代後半にリリースされたプリムスロードランナーやダッジコロネットには、低価格戦略モデルとしてV8 426HEMIにパワステやエアコンといった装備を廃し、MTに強化サスペンションを装備して、さらにボディにはアニメキャラクターのイラスト「Super Bee(スーパービー)」(ヘルメットにゴーグルを付けた蜂のイラストがソレ)を貼り付けたモデルが存在したのである。
ダッジチャージャーのSuper Beeはそれの復刻モデルとなる。ベースとなったのはSRT8。当時と同じようにHEMIエンジンがチョイスされ、左右のリアフェンダーにはもちろんSuper Beeのイラストが描かれている。
前モデルでは2007年に限定1000台で発売されているが、この2012年モデルでは新たにグレード設定されたのである。
ゴーグルを付けた蜂がイメージキャラクターだからか、ボディカラーは当然ながらイエロー(Super Beeにはイエローとブラックの二色のみ。SRT8には5色設定される)。そしてフロントフードにはブラックのストライプが入り、ブラックカラーのリアテールスポイラーとリアフェンダー付近にSuper Beeのロゴが貼られているのが特徴である。
搭載されるエンジンは前述した6.4リッターV8HEMIエンジンと、基本SRT8と同じ車輌をベースとしながらも、インテリアのシート柄がSuper Bee仕様になるなどの違いを見せ、さらに過去のSuper Bee同様に(?)若干の簡素化がなされている。SRT8には標準装備されるオートエアコンやパドルシフトなどがあえてオプション選択となっており、ホイールが同じ20インチでも、SRT8が鍛造でSuper Beeがアルミホイールとなっているのである。
SRT8の登場が最大のトピックスになるだろうが、2012年モデルなら、V8だけじゃなくV6のSXTグレードを積極的に選ぶなどしても面白いと思う。
ASDN加盟店では、2012年モデル各車のカタログを独自製作しているから、さらに詳しい装備スペックが知りたければ、問い合わせしてみるといいだろう。
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