ここ最近のアメ車の性能は凄まじい。その甲斐あってか、ここ最近のアメ車の価格上昇も凄まじい。一千万円オーバー車がザラである。
数年前にはあっても1台いや2台程度だった一本越え車が今や何台あることか? 最近の正規車の例をあげればコルベットにキャデラックエスカレードに最近登場したリンカーンナビゲーターも。
で、ちょっと前に発表された、ここで紹介しているCTS-Vもそう。一方で並行車でいえばヘルキャットにバイパー辺りが含まれる。
ただ、こういった高額車両たちは、闇雲に高値を付けているわけではなく、ある意味性能に準じたプライスとも言えるだろう。そういう風に考えれば、このCTS-Vは逆に安価なのかもしれない。
先日から行われているキャデラックCTS-Vのプレオーダー価格は1290万円から。1290万円と聞くと確かに高額だが、そのライバルともくされるメルセデスベンツAMG E63のベース価格は1568万円からである。ざっと280万円安。
このレベルの車両を購入する方々には280万円ぽっちとなるのだろうが、その280万円安にもかかわらずCTS-Vが最高出力も、最大トルクも、最高速度も、加速性能も、E63を上回っているのだから、性能重視のオーナーには嬉しい悲鳴だろう。
ちなみに本国でテストされているCTS-Vの基本性能は、0-100km/h加速が3.7秒、0~400m加速が11.6秒で203km/h、さらに横Gが1.00に最高速度が325km/hとなり、本国価格が8万4990ドルという。
搭載されるエンジンは6.2リッターV8 OHV+スーパーチャージャー。いわゆるZ06のディチューン版となるのだから(ドライサンプではない)、CTS-Vはまさに箱型ボディをまとったコルベットZ06とも言えるのである。
最高出力649ps、最大トルク87.2kg-mもの大パワーがハイドラマチック8速ATと電子式LSDを介して後輪に伝わり、足回りには最新のマグネティックライドコントロールが備わり、ブレンボブレーキとミシュランPilot Super Sport19インチタイヤが高性能な走りを支えるのである。
CTS-Vは、聖地ニュルブルクリンクサーキットにてシゴかれ、最速セダンの異名を持つAMGを性能で超えている。今や世界中から消えかかっていると言われている「V8+スポーツセダン」の最新かつ最終型として、遂に日本の道路を走り始めるのである。
■グレード:CTS-V (日本仕様スペック)
■全長×全幅×全高:5045×1870×1435mm
■ホイールベース:2910mm
■車両重量:1910kg
■エンジン:6.2L V8 OHV+スーパーチャージャー
■最高出力:649ps/6400rpm
■最大トルク:87.2kg-m/3600rpm
■トランスミッション:8速AT
■駆動方式:FR
■ハンドル位置:左
■タイヤ:F 265/35ZR19/R 295/30ZR19
3分30秒あたりからサーキット走行シーンが始まります。
330,000円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
283,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋