TEST RIDE

[試乗記]

デーモン同様にワイドボディ化で走りが変わる

2018 ダッジチャレンジャー ヘルキャット ワイドボディ

ヘルキャットの派生モデルとしてラインナップ

デーモンの登場から早二ヶ月。矢継ぎ早に登場するチャレンジャーの派生モデルは、ヘルキャットのワイドボディ版だった。

更新日:2017.06.30

文/椙内洋輔 写真/FCA

2018年からラインナップに加わる

 840hpで登場するダッジチャレンジャーSRTデーモンに続き、次なるチャレンジャーの派生モデルは、ヘルキャットベースのワイドボディ仕様だった。

 ノーマルヘルキャットに3.5インチ(約89ミリ)のフェンダーフレアが追加され、同時に装着タイヤが一層極太になる。ノーマルのヘルキャットでは275/40R20インチだったが、ワイドボディ仕様では305 / 35ZR20インチのピレリPゼロパフォーマンスタイヤ。

 これによりテストサーキット走行においては、1ラップにつき2秒ほど速くなり、一周につき車両13台分の距離差が生まれるという。

 また、このワイドボディ仕様には、SRTドライブモードを搭載した電動パワーステアリングが標準装備され、ハンドリングの向上に寄与しているという。

 搭載されるエンジンは、同様の6.2リッターV8スーパーチャージャーで707hp、最大トルク650lb-ftを発生させ6速MTもしくは8速ATと組み合わされるが、ワイドボディの登場によって、そのパワーをより一層コーナリング中に使いこなせる状況になっている。

<主なメーカー発表タイム>
■1.7マイルのコース走行では1ラップにつき2秒差でワイドボディが速い
■0~1/4マイル加速では、ヘルキャット11.2秒、ワイドボディ10.9秒
■横G加速では、ヘルキャット0.93g、ワイドボディ0.97g
■0~60mph加速では、ヘルキャット3.5秒、ワイドボディ3.4秒

3.5インチ(約89ミリ)のワイドボディ化によってコーナリングの素早さが一段と高くなった。

それにしても美しいボディラインとカラー

 ということで、上記の数字を見ればわかるが、直線加速的な部分での変化はあまり大きくなく、横Gのかかる走行条件においてグリップが増し速くなっているということである。

 ま、4月に発表されたデーモンは、たしかに魅力的ではあるんだろうが、やはり一般所有では非現実的な部分が多い。そういう意味では707hpで、すでに一般使用での実績があるヘルキャットをベースに派生モデルとしてワイドボディを出すのが現実的であり(デーモンと大差ないスタイルだし)、ユーザー側の視点に立っても非常に賢い選択肢であると思うのは、筆者だけではないだろう。

 ただ、ヘルキャットの最大の美点であった油圧パワステが電動パワステに変更されたことだけがちょっと不安ではあるのだが。

 それにして美しいボディラインだ。そして最近の流行りなのか、ワインレッドのボディカラーがこれまた美しい。

 ところで、FCAはどこまで現行チャレンジャーで引っ張る気なのだろうか? すでに10年以上前のシャシー&骨格を使っているのだから、そろそろフルモデルチェンジが行われても良さそうなものである。

 だからそう言う意味でヘルキャットは、この世代の最後にして最高峰のチャレンジャーとして、必ずや後世に残る1台になるであろう(投資対象しても魅力的であるはず)。

 コルベットもそうだが、C7にしろこのチャレンジャーにしろ、次期モデルがガラリと変わってしまう可能性が高いだけに、現行最後のモデルは絶対に抑えたいところである。

これまでのヘルキャットは、真横からみても平面的なボディに見えたが、ワイドボディはボディラインの抑揚がハッキリとわかるようになっている。美しいラインである。


20秒前後からの走行シーンに注目です。

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>> ダッジチャレンジャー SRT デーモン (Challenger SRT Demon) を見る

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