TEST RIDE

[試乗記]

ショートボディにV6エンジン搭載車

2001 ダッジラムバン

悩ましい3速ATをチューニング

新車から乗り続けているオーナーさんは、現在でもダッジバンを楽しんでいる。

更新日:2019.07.17

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ジャパンレーストラックトレンズ TEL 0356613836 [ホームページ] [詳細情報]

2001年型のダッジバンのV6エンジン搭載車である。新車で購入され今なお大切に乗られている。V6エンジンには3速ATが組み合わされていたが、4速ATへ換装したことでこれまで以上に走りやすくなり、楽しく快適になったとのこと。機関やボディの状態は常に良い状態が保たれている。

日本で人気のショートボディのダッジバンだが…

 ラムバンはその名の通りバンである。だからショート、ミディアム、マキシロングとボディバリエーションも豊富で、搭載エンジンも3.9リッターV6、5.2リッターV8、5.9リッターV8が存在していたところから、それらを組み合わせた非常に膨大なバリエーションが存在していた。

 ただし、その中にも組み合わせの決まりがあり、たとえばショートボディには3.9リッターV6と5.2リッターV8のみが、ミディアムボディには5.2リッターV8と5.9リッターV8のみが、そしてマキシロングには5.9リッターV8のみと制限があったことから、欲しいモデルを探すための労力が求められることもしばしばあった。

 ちなみに、日本ではショートボディの人気が高く、一時期は、日本で大人気となったアストロユーザーを越えるほどのオーナーがいたとも言われているのである。

 とはいえ、日本で求められるショートボディは5.2リッターV8。V6エンジンは3速ATと組み合わされていたため、「さすがにきつい」と敬遠されることが多かったのである。

 だが。ここにV6エンジン搭載車を新車で購入したオーナーさんがいた。購入当初は「3速云々よりもダッジバンが好きすぎた」ということであり、もちろん、「日本での交通事情を鑑みてもデメリットが多いかも」とは感じつつも、勢いで購入。実際、街中ではそれほど気にならずも、高速走行時はかなりのストレスがあったという。

遅い速いを競うクルマではないから、あまりスピードにこだわる必要もないだろう。だからアメ車らしい野太いサウンドが響き渡る室内にて楽しめるこのダッジバンのセッティングは正解だと思う。

 それでもダッジバンへの愛情は尽きることなく、なんと現在にまで至る。とはいえ、その閒に大きな決断を下している。3速ATのチューニングである。一言で言えば、4速ATへの換装。

 くわえてへダースを組み込み、MSD、ラムエアーの装着やマフラーの交換もおこなった結果、フィールのみならず、サウンドにも変化が現れ、ノーマルV8では敵わないような野太い攻撃的なサウンドが実現されているのである。

 実際に試乗してみると、バンとは思えぬ刺激。「ドドドッドドドドドド」。もの凄い振動はまるでバイクのようである。さらに4速ATも違和感なく変速のギクシャクも全くない。いわゆるフツーのアメ車である。

 ちなみにへダースは、ラムバン用なんて存在しないから加工調整を何度も繰り返し製作されたオリジナル品。しかもへダースは、マフラーのように車検時に問われることがないから変化や個性が出しやすいのも利点であり、V6マシンと言えどもレーシーな雰囲気に変えてしまうのだから効果満点なパーツである。

 搭載されるV6エンジンは、175hp、最大トルク225lb-ftをオリジナルスペックで発生させるが、ラムエアーやマフラー効果でレスポンスアップがなされ軽々吹ける。何度も言うがサウンドが素晴らしい!(V8とは明確に異なるが、非常に攻撃的なサウンドに魅了される)

 ちょっとばかり強めにアクセルを踏んでも、正直、それなりだが、それでもサウンドやフィールでドライバーを楽しませてくれるから、日本の道路法規内でも十分に楽しくかつ興奮できること間違いない。まさしくオンリーワンなダッジバンである。

へダースやマフラーの効果は高く、野太いサウンドが非常にアメ車っぽい。とはいえ、V6エンジンなのだが、ノーマルV8を超える存在感をV6にて実現している。

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