2003年型のダッジバンである。2003年型といえば、1998年から始まるダッジバン後期型のモデルであり、すなわちダッジバンの最終モデルということになる。
で、5.2リッターV8エンジンを搭載したモデルということで、今となっては非常に貴重なモデルであるが、エンジンをオーバーホールし、カムやへダース、ワンオフのサイド出しマフラーを装着したということで取材。
2003年型といえば今から18年前の車両だが、実際にはその前から始まる90年代の車両といっても過言ではない存在。それでも良好な個体を所有して手入れをしながら乗れば、まだまだ十分に現役で走れるところがアメ車の魅力(ダッジバン)である。
さらには、手入れをしつつ好きなアイテムで着飾れば、それこそオンリーワンな愛車へと導くことも可能であり、今なお非常に人気が高い存在なのである。
▲ダッジバンは、前期中期後期と3世代にわたるモデル変遷を経ており、前期が1986~1993年、中期が1994年~1997年、そして後期が1998年~2003年となり、2003年をもって生産終了となった。この車両はその最終年モデル。
▲シンプルなバンに過ぎないのだが、アメ車らしい、ダッジらしい雰囲気が多くの人々をいまだ魅了する。
さて、この個体は末長く乗るための各部のオーバーホール行っており、その時同時にへダースやカム、マフラー装着で「変化」を打ち出し、新たなるダッジバンライフを充実させる策を打った。
その結果、エンジン始動時のサウンドの変化に、驚きの声があがっるほどの違いが出た。
まるで60〜70年代旧車のような重低音「ドッドッドッドドドドドドッ」。また不定期に訪れるもの凄い振動をともなって、「バン」がマッスルカーにでも進化した感じである。
スタッフいわく「へダースチューニングを行えば、エンジンのピックアップの立ち上がりが俊敏になり、中速以降の伸びが格段に変わります。仮にへダースチューニングにより、若干の低速トルクを犠牲にしたとしても立ち上がりの素早さで相殺できますし、何より乾いたキレのあるV8サウンドが、リアルアメリカンを体感させてくれると思います」
実際に乗っても、驚きの感覚性能である。明確な数値の確証はないが、その変化がもたらすフィーリングの向上は、明らかにバンのそれではない。だから「バン」であるにもかかわらず、運転することの楽しさが確実に増している。チューニングによるこうした「変化」こそが、こうした90年代のアメ車の魅力のひとつなのだろう。
とはいえ、こうした「変化」を求める作業がどこのショップでもできるとは限らない。というのも、これだけの「変化」や「楽しさ」の向上があるにもかかわらず、へダース等のアフターパーツが販売されていないから。
▲エンジンをオーバーホールし、その他電気系のメンテナンスを施し、へダース、カムを装着したエンジンルーム。すでに18年前の車両だが、こういった処置により安心して乗れる日々が長く続くだろう。またヘダースも見える。
▲上記エンジンルームから見えるヘダースは、ご覧のように耐熱バンテージが巻かれ、ワンオフのマフラーにつながっている。
▲サイド2本出しのワンオフマフラーも迫力のサウンドを奏でる。
へダースには、ロング、ショート、等長など、いろいろな種類があるのだが、アフターパーツ業界において、どのアメ車も対応されているとは限らない。
たとえばダッジバンは、あくまでバンであって、彼の地ではそういったパーツが求められている状況はない。それは日本で、ハイエースにへダースを求める方がいるのか? という状況を考えればお分かり頂けるだろう。
だがこうしたもとで、レーストラックがへダースチューニングを積極的に推進している理由は、車種問わずチューニングが可能だからである。
「アメ車の場合、とくに90年代頃までのアメ車のへダースは驚くほどお粗末なものです(笑)。日本車でも有り得ないレベルです。もちろんそれでも乗れるのですが、その部分を変えてやることで、だから変化が出やすいのです。お粗末だからこその利点とでも言えるでしょう(笑)
それにこうしたチューニングでは、極端な速さが増すわけではありません。あくまでフィーリングの変化。
でも、だからこそ現代の交通事情にあったチューニングだとも思えます。いたずらにスピードを上げるチューンをしたところで、試す場所はサーキットくらいしかありませんし。へダースチューンなら、息子さんの幼稚園への送り迎えでさえ、その効果が体感できますよ」
ワンオフマフラーは、車検でも認められるようになったサイド出しに変更し、サウンドの質はオーナーさんとの打ち合わせにより決めたという。へダース&カムチューンによるエンジンピックアップの変化とそれに伴うエキゾーストノートの変化は、ダッジバンをリアルなマッスルバンへと昇華させたのである。
▲搭載される5.2リッターV8エンジン。ヘダース&カムとラムエアーを入れ、そしてワンオフマフラーなどの排気チューニングによって、ふけ上がりの軽さとサウンドに驚くほどの変化が起こっている。
▲ローダウンに245/45ZR18インチタイヤを装着しているから、バンでありながらもシャープ&ハードな乗り味を実現している。
▲単なるバンに過ぎないのだが、バンにあらず。目を閉じて感覚を研ぎ澄ませば、マッスルカーの旧車にでも乗っている感覚に陥る。とにかく街中で十分に楽しい。
▲今なお人気のダッジバン。実際に街中で見る機会も多い。とにかくそのデザインが素敵だ。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES