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ヘルキャットワイドボディと同じタイヤ&サスペンション装着

2020 ダッジチャージャー R/Tスキャットパック ワイドボディ

絶品F8グリーンの美しさ、大人っぽさ

日本ではレアなワイドボディの6.4Lエンジンを搭載したチャージャーを取材した。

更新日:2021.09.25

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

人気あり過ぎのチャレンジャーが嫌ならば

 前エントリーでチャレンジャー6.4Lワイドボディを紹介しており、その人気の絶好調ぶりをお伝えしたわけだが、一方でそのチャレンジャー人気自体を疎ましく思っている方がいるかもしれない。

 確かにマスコミ的にもチャレンジャーが誌面の一面を飾ることが多いし、毎月のように情報が露出しているから、逆に辟易している方がいても不思議ではないだろう。

 だがそんな方に朗報である。「BCDならチャージャーもありますよ」

 ダッジチャージャーは、基本ベースがチャレンジャーとほぼ同じにもかかわらず現行型の販売数がかなり少ないから街中で断然目立つしパフォーマンス的には五分だ。

 2005年に復活デビューした際には、街中がチャージャーで溢れた時期もあったくらいだったが、2015年に現行型にモデルチェンジして以降、露出がだいぶ減った。

 だが、個人的にはセダン好きというのもあり、当サイト的にはチャージャーを積極的に取材してきていたが、ここ最近BCDではかなり輸入量が増えているというのもあり、あえて取材させていただいた。

▲2015年のフルモデルチェンジにより現行スタイルに進化。ワイドボディ仕様はチャレンジャーに遅れること1年の2020年にデビュー。

▲ワイドボディ仕様に限ってはチャレンジャーよりも仕様変化が大きいから、チャレンジャー以上にワイドボディ仕様を望む声が多い。要するにカッコイイのだ。

4ドアだからこそ接しやすい面があるのも事実

 で、個人的なチャージャー推しの理由の一つが、チャレンジャーほど買うのに気合いが入らないこと。やはり2ドアの大型クーペであるからこそのひるみ。

 チャージャーは、4ドアセダンであるから圧倒的に使いやすい。まず乗り降りが楽だし、室内空間もチャレンジャーより開放感を感じるし、着座位置も着座姿勢も安楽であるから、そういう意味では気楽な接し方が可能である。

 それでいて車高は低く、ハンドリングもスポーティでV8パワーを存分に発揮出来るし、斜に構えた安楽ドライブも可能でありながら、そんな状況でも瞬時に200キロオーバー突入が可能!

 何よりパワートレインがチャレンジャーとほぼ同一であるから、走らせれば「あの音」がするし、ハンドリングもチャレンジャー比マイナス10%くらいのレベルに保たれている(私見)から十分に楽しい。

▲ワイドボディ化と同時に前後バンパー形状も変わったから雰囲気が一層「悪」になり、硬派な印象が際立っている。

▲幅3.5インチのワイドフェンダーにサスペンション等のリニューアルが加えられ、断然速くなった。

▲新たに装着された極太の305 / 35ZR20インチタイヤとブレンボブレーキの組み合わせ。

▲F8グリーンのボディカラーも個性的であり、とにかく上品な雰囲気が素敵な個体だった。

大排気量V8搭載のセダンこそ絶滅危惧種

 ダッジブランドであるからこその硬派なデザインも健在であるから、乗り換えるべき候補車として最適な存在ではないだろうか、と思うわけである。

 今やV8エンジンが載るセダン自体が稀でもあり、メルセデスベンツでも直4エンジンが主流となっているからこそ、最後の大物としてチャージャーV8を推すわけである。

 そんなチャージャーの2020年モデル、5000キロ走行車を取材した。この個体、日本ではレアなワイドボディ仕様。しかもボディカラーがF8グリーン。

 まずワイドボディだが、特徴は幅3.5インチのワイドフェンダーに新たに装着された極太の305 / 35ZR20インチタイヤ。サスペンションもリニューアルされているから、断然速い。もちろんめちゃくちゃカッコイイ。

 メーカーの公式発表においては、0-60マイルを4.3秒、1/4マイルを12.4秒で走り、同じくスキッドパッドではヘルキャットワイドボディを超える0.98gを実現する。

 この仕様でのサーキットラップタイムは、ノーマルボディのスキャットパックに対して1.3秒速いラップタイムを記録しているという。

 要するに、搭載される6.4リッターV8の485hp、最大トルク475lb-ftをより一層使いこなせることが可能になり、もしくは逆に同じ速度域での安定性が増したとも言えるわけで、とにかく実用面においても圧倒的に進化していると言えるのだ。

 当然、実用面以外の見栄えにも反映されており、とにかくめちゃくちゃカッコイイ。例えばノーマルボディのチャージャーは曲面のみのツルっとしたボディだが、一転ワイドボディは曲面に直線的なパーツが組み合わされたことにより攻撃的な一面が加えられ、より硬派なモデルへと進化ししている。

▲搭載されるエンジンは、6.4リッターV8ヘミで485hp、最大トルク475lb-ftを発生させる。今後絶滅必至な大排気量V8エンジンのワイドボディ仕様だけに希少価値が確実に高まるだろう。

▲2015年のモデルチェンジを機に一新されたインテリア。現代車のなかでは質感が高く、満足感も高い。チャレンジャーと同様だからなおさら良い。

▲8速ATは、新時代のアメ車らしく積極的なシフトアップとダウンを実現してくれる。392V8エンジンもこのミッションとの組み合わせによってこそ真価を発揮すると言えるだろう。

F8グリーン固有の美しさ

 さて、そんなワイドボディ仕様にF8グリーンのボディカラーの組み合わせだが、これまた想像を超える良さに言葉を失った。以前、チャレンジャーヘルキャットとF8グリーンの組み合わせの個体を取材した際にも思ったが、「とにかく品良く上質に見える」のだ。

 チャレンジャーやチャージャーは、どちらかというと獰猛かつ硬派な存在だが、そんなダッジならではの雰囲気に上質な大人な雰囲気を与えてくれるから素晴らしい。

 個人的にも断然好みである。もう一色、本国にはワインレッドのメタリックカラーがあるのだが、そちらもオススメ。大人な4ドアセダンとして見違える。

 一方、チャージャーには白や赤といった原色のボディカラーも多いが、そうしたカラーリングの場合、ボンネットフードをブラックにしたり、センターストライプを入れたりしたいと思わせてくれるから、そうしたモパー&マッスルカー的に楽しみたいなら、そうしたカラーリングもオススメである。

 取材したF8グリーンのワイドボディは、とにかく絶品。こんなカラーリングのワイドボディが見られるのも、チャレンジャーのみならずチャージャーも積極的に展開しているBCDだからであり、個体の品質も言わずもがなだから、是非とも一度実車を見て欲しいと思う。

▲デジタルとアナログを融合させたメーター類の視認性も良く、デザイン的な満足度も高い。タコメーターの動きが気になるセダンはそうはない。

▲座り心地とホールド性が高いレベルで両立されているシート。着座位置とダッシュボードやボンネットフードの高さが絶妙で、運転しやすくあまりサイズを感じさせないのも魅力。

▲まず個体のリアシートには使用感がほとんどなかったのが嬉しい。さらにこの4ドアの存在によってチャレンジャー以上に購入の間口が広いとも言えるだろう。実際、乗れば4ドアだからといってパフォーマンスが低いわけでもなく、十分に速いわけだし。

▲両者を取材して思ったが、はっきり言って今回はチャージャーワイドボディの勝ちと言いたい。そのくらいワイドボディのカッコよさが際立っていた。もちろんチャレンジャーには安定のかっこよさがあるのは事実だが。

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