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[試乗記]

2代目モデルの前期&後期型の違いを実車で解説

トヨタタンドラ 前期型&後期型 vol.1

FLEX USトヨタガレージ店にお買い得な車両が集まる理由とは

取材車は2012年の前期型(ブラック)、もう一台が2017年の後期型(ホワイト)である。それらの違いと魅力を解説する。

更新日:2022.06.30

文/小関一尚 写真/小関一尚

取材協力/FLEX USトヨタガレージ店 TEL 0120-914-377 [ホームページ] [詳細情報]

2代目モデルの人気が再び高まっている

 現在トヨタタンドラは3代目に進化している。が、その3代目モデルは軒並み1000万円オーバーというちょっと考えられないくらい高価な代物と化しており、おいそれと手が出せる状態ではない。

 だから自然と2代目モデルへと視線が注がれることになるが、その2代目も、ちょっと前まででは考えられないくらい品薄状態となっている。

 というのも、やっぱり「トヨタ車+V8エンジン」搭載の北米ピックアップだからであり、くわえて趣味性も高く、今改めて再評価に繋がっているのだろう(3代目モデルは3.5リッターV6ツインターボ)。

 余談だが、先日俳優の岩城滉一氏が北海道で乗る足として2代目タンドラを購入という動画を見たのだが、岩城氏も同様に2代目タンドラを評価していたし、満足もされていた。

 そして筆者自宅の近所には白い2代目タンドラに乗っている方がいるのだが、その方とたまに道ですれ違うことがあり、その際のタンドラの迫力と言ったら・・・。

 筆者は取材ショップで様々なタンドラを見てきたが、都内路上で見るタンドラの大きさは別格。めちゃくちゃカッコイイし、何より強く見える(笑)。街中ではアルファードが幅を利かせているようだが、所詮は国産車。タンドラの持つ本物のマッチョさには全く敵うまい。

 ということで、国産トヨタ車では得られないタンドラについて掘り下げるために北米トヨタ車を数多く扱うFLEX USトヨタガレージ店にて2台の2代目モデルをチョイスし、その違いを取材してきた。

▲取材した2台の2代目モデル。写真左が2017年型。写真右が2012年型。いわゆる前期&後期型と言われ、それぞれに若干の違いが生じている。

▲搭載エンジンは、5.7リッターV8をメインに考えれば、前期後期型において違いはないから悩む必要は生じない。

 まず2代目タンドラであるが、2008年にデビューし、2014年で一度マイナーチェンジを行っているから、2013年までを前期型、2014年以降を後期型と表すことが多い。

 FLEX USトヨタガレージ店の場合は比較的購入しやすい価格帯を中心に品揃えしていることもあり、後期型に至っては現状2017年から2018年程度までの車両が多く、2019年型以降(低走行車)となるとざっと200万円から300万円程度価格帯が上昇してしまうという。

 ということで、取材車は2012年の前期型(ブラック)、もう一台が2017年の後期型(ホワイト)である。

▲取材車両の2012年型は、ホイールも車高もノーマル状態の「SR5」

▲もう一方の取材車は2017年型。リフトアップされ、ホイールも社外品に交換されている。こちらもグレードは「SR5」

 まずは2013年までの前期型と2014年以降の後期型との違いであるが、デザインの変更、グレードの追加、各種装備の追加および簡素化であり、車体の大ききやエンジン&足回り等のメカニズムの変化はほとんどない(カタログ値が変化するような内容のものはない)。だから中古車を選ぶ場合、前期&後期のメカニズム的な違いで悩む必要は全くないのが嬉しい。

 この時点では3種類のエンジンが存在しており、以下の通り。タンドラを購入しようとした場合、5.7リッターV8搭載モデルという選択肢を中心に考えるなら、変化がないから前期&後期とで悩む必要は全くないのである。

■5.7リッターV8/381hp、トルク401lb-ft
■4.6リッターV8/310hp、トルク327lb-ft(のちに消滅)
■4.0リッターV6/270hp、トルク278lb-ft

 で、デザインの変更であるが、これは写真を見れば分かる通りフロントマスク一体がリデザインされ、ボディのプレスラインにも手が加わり、さらにリアテールの造形にも変更が見られることがわかる。

 ただし、基本的なタンドラ流の迫力、力強さ等の「魅力」の部分が減るようなことはまったくなく、後期型は開口部が一段と大きくなったフロントグリルによってアグレッシブさが増したフロントマスクになった印象である。

 一方、インテリアは前期&後期とで一番変化が大きかった部分である。前期型のコックピット的なデザインが後期型では一新され左右対称のデザインとなり、メーター周りも一新されている。

 それまで前期型の5連独立メーターが廃止され、いわゆるトヨタ的なメーター周りとなったが、一転前期型のプラスチック然としたインテリアからクオリティが格段に上がっており、見た目にも高級車的雰囲気を発するようになっている違いが生まれている。

▲2012年型のインパネ。5連メーターが今となっては斬新。その他タンドラ特有の雰囲気をもたらすインパネ造形になっている。

▲一方2017年型のインパネ。全体的に近代化され質感が向上している。一方でタンドラ特有の雰囲気は若干減少している。

▲前期型5連メーターは個人的にもオススメなデザイン。

▲トヨタの近代化の流れによって世界的なデザインの統一が図られ、インパネ全体が近代化されている。

 ちなみに取材車輌は両者「SR5」であるが、じつは「SR5」には40/20/40分割のフロントベンチシートがチョイス可能であり、さらにコラムシフトが標準なので、アメリカンピックアップだけが持つ独特な空間演出が可能である。

 個人的にも、あえてベンチシートをチョイスしコラムシフトと合わせたタンドラこそアメリカンピックアップだと思っているし、フロアシフトだと一瞬「セコイア?」とも思えてしまうから、あえてトラックに乗るならこのベンコラこそがある意味正解ではないか。

 FLEX USトヨタガレージさんもその辺のことはよく理解しており、可能な限り仕入れに生かしているというから流石である。

▲2012年型「SR5」ではベンチシート&コラムシフト+サンルーフがチョイス可能だった。シートはベージュのレザーシートであり、ブラックのボディカラーによく似合っている。

▲「V8エンジン+コラムシフト」によってアメリカンな雰囲気をより一層味わうことが可能。

▲リアシートはクルーマックスによって広大なスペースがもたらされている。

 ちなみにこれまた余談だが、ベンチシート&コラムシフトの「SR5」にサンルーフを装着することが可能なのだが、それは2013年モデルまでであり、2014年以降は「SR5」でサンルーフを装備することができなくなっている。だから「ベンチシート+サンルーフ」という王道の組み合わせが欲しい場合は2013年モデルまでを探す必要がある。

 取材した2012年モデルは、まさしくその王道的組み合わせの一台であり、数が少ないだけに貴重な存在と言えるのである。

▲ハードトノカバーが装着されているから、使い勝手は良く、購入後にホイールやショックを換えるという楽しみもある。

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