さて、取材車両であるが、まずは2012年型から。この車両は新車並行車として日本に直輸入され、その後日本の道を7万2000キロ走行された個体。前記した通り、ベンチシート&コラムシフト+サンルーフの王道的組み合わせの6人乗車。
後席はクルーマックスだから、セダン以上に広いスペースを持ち、荷台にはハードトノカバーが装備されているから、使い勝手も良好。
個人的に一番のオススメポイントが、ホイールや足回りがノーマル状態であること。FLEX USトヨタガレージ店のスタッフに聞くと「カスタマイズモデルの方が人気が高い」ということだが、個人的には購入後に自らの色に染めたい派であるから、できれば自分でホイール&ショックあたりを変えて違いが楽しめればなおいいと思っている。
この2012年型の場合、ベージュカラーのベンチシートが装着されており、それがブラックのボディとよく似合っているからこそ、そのセンスにホイール等を合わせてカスタマイズしたい!
もちろんFLEX USトヨタガレージ店に相談してもOKだし、自ら時間をかけて悩んでもいいし。そうした楽しみがこのタンドラにはある!
一方、2017年型はそうした購入後の楽しみというよりは、すでにある程度完成されたスタイルを持っており、すぐに乗って楽しみたい方に向いている。
こちらも新車並行で日本に輸入されており、8万6000キロを走行している。が、流行りのリフトアップにUltra motorsports20インチホイールを組み合わせたスタイルがキマっており、同様のベンチシート&コラムシフトによりアメリカンなカスタマイズピックアップの魅力が楽しめる。
ちなみに、こちらの個体のシートには革調のシートカバーが与えられており、その点においてもファブリックシートとは一線を画す質感を与えてくれる。
これまた余談だが、この車両、総額税込600万5000円というから、この2017年という高年式タンドラの中ではかなりのお買い得モデルと言える=FLEX USトヨタガレージ店ならではの車両だからだ。
それは日本国内で仕入れているから現在のような円安による為替の変動に左右されることなくプライスが決められること、くわえてUSトヨタガレージ店がEC店であるという理由もある。
要するに店舗販売に必要な看板や従業員を複数持つ必要がなく、そう言った必要経費を減らすことで車両価格の値下げを実現している。とはいえ、フレックスグループであるからこその遵守すべきポリシーは守りつつ、比較的買いやすい価格帯の個体を揃えて販売しており、そして実際に売れている。
というのも、EC店であるからこそ、車両を事細かに撮影し、あらゆる部分を写真で見せていること。そして第三者の鑑定士によるチェックを行い、全国納車を実現するための確実な整備を行っているから、ある意味事前に車両を確認しに店舗に行くのと同じような状態を作っており、そうした簡略化されたシステムに賛同されるユーザーが多くいるのである。
ちなみに、事前予約によって来店して実車を確認することは可能であるし、店頭納車も可能である。もちろん整備もやるし北米トヨタの電子デバイス(スキャナー)も持っているから購入後の対応にも何ら不都合なことはない。
EC店とはいえ、某オークションサイトのようなものとは全く異なるものであり、USトヨタガレージ店という、仕入れも整備もカスタマイズもやるクルマ屋さんが、店舗にて従業員のもと販売するシステムではなく、ネットを中心とした販売方法をチョイスしているだけであって、仕入れも整備もカスタムやる普通のクルマ屋さんであることに間違いはないし、売っているクルマにも心配はないということは是非知っておくべきだろう。
プラスして2代目モデルの流通個体がどんどん減ってきているということを鑑みれば、「高年式+低走行で700〜800万円」というような個体は残っているが、取材車のようなお買い得なタンドラはどんどん売れてなくなってしまっているから、タンドラ購入を検討している方は急いだ方がいいだろう。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES