TEST RIDE

[試乗記]

既存のオフ系SUVとは異なるアウトドアテイスト満載の面白い存在

2022 フォードエクスプローラー ティンバーライン

BCDならではのエッジの効いた選択肢

普通のエクスプローラーに満足できない方にも積極的にお勧めしたい存在、それがエクスプローラーティンバーラインである。

更新日:2023.03.27

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

4ドアモデルが必要な場合にも対応のBCD

 BCDは、チャレンジャーやマスタングといったアメリカンマッスルカーを中心としたラインナップというイメージが強いかもしれない。が、前回紹介したようなビンテージ系車両を扱っていたり、今回のようなSUV系車両も多く取り揃えている。

 もちろん販売の中心は現代版マッスルカーではあるが、例えばチャレンジャーやマスタングに乗っていたオーナーさんが、「家族構成の変化によって4ドアが求められた場合」にも対応できるようSUV候補の品揃えも豊富である。

 そうしたSUV系車両も、もちろんBCD車両であるから走行距離の短いコンディション良好な個体が中心となっているし、当然ながらBCDのオリジナルプランも使用可能である。

 くわえてそのSUV系ラインナップにもBCDらしいエッジの効いた、ひと味違う面白い存在が中心となっており、既存のSUVファンにも是非オススメしたい。

▲2020年のフルモデルチェンジで誕生した6代目エクスプローラー。そのアウトドアバージョンとして2022年に登場したのがティンバーライン。

▲新色のフォージドグリーンメタリックのボディカラーがなんともシブい。

 さて、近年は世の中的にはSUVが人気である。なかでも昨今のアウトドア志向の高まりによりジープ系SUVやランクルといったオフロードをイメージさせるSUVが人気である。

 が、その一方で、前記のようなオフ系SUVの土臭さがあまり好きではない、という方も多い。

 で、そんな方々にオススメなのがエクスプローラーティンバーラインである。

 まずはエクスプローラーについて。2011年にデビューした第五世代エクスプローラーは、モノコックボディ+横置きエンジン&FF駆動の採用によって、初代以来続いてきたトラックベースを捨てた。

 そして燃費向上に不可欠な軽量化とエンジンを搭載し、路上での快適性向上が図られた革新的アメリカンSUVだった。

▲搭載されるエンジンは、3リッターV6エコブーストターボと2.3リッター直4エコブーストターボで300hp、最大トルク310lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。

▲オレンジのアクセントやスチール製スキッドプレートがティンバーラインであることを物語る。

▲ホイールは18インチグロスブラックペイントとなり、トルセン式リミテッドスリップデフ、強化ショック、スプリング、スタビライザーバーなどで足回りが強化されている。

▲Cピラーとリフトゲートにティンバーラインバッジが装着されている。

 それから9年後の2020年に新たなフルモデルチェンジが行われる。第六世代の登場である。この第六世代の基本構造は第五世代とほぼ同じであるが、駆動方式がFRに変更される。もちろん四輪駆動である。

 ボディサイズの変化は旧型比でほとんどないために(ホイールベースが若干短くなった)、デザインと駆動方式の変更が大きな特徴になる。

 搭載されるエンジンは、3リッターV6エコブーストターボと2.3リッター直4エコブーストターボで、前者は365hp、最大トルク380lb-ft、後者は300hp、最大トルク310lb-ftを発生させ、両社ともに10速ATと組み合わされる。

 そんなエクスプローラーの2022年モデルに追加されたのがティンバーライン。エクスプローラーをベースにアウトドア性能を高めたモデルである。

 具体的には最低地上高を10.6インチ(約27センチ)と高めることでクラストップレベルとし、アプローチアングルは28.5°、ディパーチャーアングルは23.7°で、スチール製スキッドプレート、トルセン式リミテッドスリップデフ、強化ショック、スプリング、スタビライザーバーなどを装着している。

▲ブラックアウトされたフォードオーバル。

▲ヘッドランプやテールランプの周りもブラックアウト処理されている。

▲質感は最新のエクスプローラーであるから、豪華絢爛なアウトドア仕様SUVのような印象をもたらす。

 一方エクステリアにも手を加え、まずはボディカラーに新色のフォージドグリーンメタリックを採用。またヘッドランプとテールランプの周りにブラックアウト処理を施し、ブラックのフォードオーバル、Cピラーとリフトゲートにティンバーラインバッジを装着している。

 ホイールは18インチグロスブラックペイントとなり、総じてノーマルエクスプローラーとはひと味もふた味も違う存在感を発揮しているのである。

 もちろんレーンキープアシストやアラウンドビューモニターといった安全・快適装備も充実しているから、現代車としての質感及び安全装備による安心感も段違いのレベルである。

 ということで、取材車である。2022年型エクスプローラーティンバーライン。搭載エンジンは2.3リッター直4エコブーストターボで、走行距離は約900キロのBCD車両は、まんま新車のような佇まいである。

 初めて見たティンバーラインだが、一瞬で心を奪われる。めちゃくちゃカッコイイ。深緑と言えそうなボディカラーもいいし、フロントバンパー下部に入るオレンジのアクセントも効いている。

 ベースは世界一売れているSUVのエクスプローラーであるが、そこに加わったアウトドア系カスタマイズによるアレンジによってまた違った雰囲気を発し、豪華絢爛なアウトドア仕様SUVのような印象に様変わりしている。もちろんそこにはオフ系SUVの持つ土臭さ&無骨さは微塵も感じさせない。

▲ミッションは10速ATでダイヤル式のセレクタを使用する。

▲10速ATをパドルにて操作も可能。

▲オレンジのステッチが使われている防汚性の高いシートライナーやシートトリムが採用されたシート。程度も新車のようなレベル。

 インテリアの質感も、雰囲気も、また個体の程度も抜群に良く、オレンジのステッチが使われている軽快さと防汚性の高いシートライナーやシートトリムの組み合わせにアウトドア仕様の雰囲気を感じさせる。

 それでいて全体的な雰囲気にはまるでレンジローバーかと思わせるようなところもあるから、質感を含め、非常に価値の高い存在と言えるだろう。

 くわえて販売しているBCDは、当然ながらフォード系電子デバイスVCM3を使用した整備が可能であり、同時にこれまでマスタング系で培ってきた整備的なノウハウも非常に豊富であるから、アフターに関する不安は皆無と言っても過言ではないのである。

 どちらかというと乗用車的乗り味を持ち合わせたSUVこそがエクスプローラーであったはずだが、そこにアウトドアのエッセンスを加えてできたティンバーラインは、従来のオフ系SUVとはまた違ったオシャレな雰囲気を発した非常に魅力的な存在ということが言えるのである。そしてそこに目をつけたBCDはさすがである。

▲セカンドシートはキャプテンタイプ。程度も申し分ない。

▲使える3列目シートはエクスプローラーの真骨頂。

▲3列目シートがありながらもリアに最低限の荷室が用意されているのがミッドサイズSUVの王者たる所以。

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