TEST RIDE

[試乗記]

アメリカンマッスル的デザインが魅せる

1968 フォードマスタング

オリジナル機関を維持したナンバーズマッチ車両

このまますぐにでも走れてしまいそうな68年型マスタング2ドアハードトップを取材した

更新日:2023.12.22

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

旧車の魅力を凝縮した個体

 ここ最近、ちょっとしたビンテージブームというのもあって、昔の資料を引っ張り出しいろいろ調べたりしている。そんな中で、今で言うところのアメリカンスポーツカーやマッスルカーの祖とも言われる存在はコルベットであった。それは1953年のこと。

 そしてコルベットから様々な派生モデルが誕生し、その後60年代に誕生したのがマスタング。いわゆるロクヨンハーフのマスタングのことである。

 で、そのマスタングに対抗するために生まれたのがシボレーカマロ。それが66年9月(67モデルとして)ということだから、マスタングに遅れること2年後の出来事になる。

 ということは、初代マスタングはデビュー時から約2年間、圧倒的人気のもと販売台数を誇っていたことになる。

▲68年型2ドアハードトップ。ライムグリーンのボディカラーが輝くコンディション良好の個体。

▲機関がナンバーズマッチしており、内外装のオリジナル度も高い。

 ちなみに、この時点ではまだダッジ系の有名どころはデビューしていない。これまた66年になってダッジチャージャーの販売が行われるというレベルである。

 さて、カマロの登場により悪影響が出るかと思われたマスタングの販売であったが、実際には否。マスタングの販売成績が確実にカマロを上回っており、カマロ撃沈という流れで進行していく。

 一方、マスタングであるが、ロクヨンハーフに生まれた初代モデルは、65年66年と続いたのだが、67年で一度マイナーチェンジが施される。フェイスチェンジと呼ばれるデザイン変更である。

 いわゆる「ポニーカー」と呼ばれた初代モデルのデザインを変更し、マッスルカーと呼ばれるロングノーズ&ショートデッキ的なデザインへと舵を切ったのである。

 具体的にはホイールベースは同一のまま、全長、全幅のサイズを若干大きくしバランスをとっている。

 くわえてエンジンのハイパフォーマンス化も一気に推し進め、289ciのほか、390ciのビッグブロックが登場する等、いわゆるマッスルカーと呼ばれるマスタングが登場し始めた年式であった。

▲搭載されるエンジンは289cuin V8で、当時のカタログ数値は200hpを発生させる。

▲この絶妙なサイドラインの美しさがたまらなく素敵である。

▲リアテールの造形も美しい。どこぞの国のクルマのようにデザインを真似したくなる理由もわかる。

 ちなみに、こうしたハイパフォーマンスモデルの登場を先に手掛けたのは、実はカマロであり、それに呼応する形でマスタングにも一層のハイパフォーマンス化が図られたという流れである。

 ということで、かなり前置きが長くなったが、68年型マスタング。

 上記の通り、67年にデザインが変更され、アメリカンマッスル的なボディスタイルを誇った翌年のモデル。

 68年にはシェルビーGT500があったり、映画『ブリット』に登場した劇中車が生まれたり、これまた映画に登場したエレノアのベース車になったモデルといえば分りやすいかもしれない。

 ということで、68年型とは、同じ初代マスタングの一部分ではあるが、64年から66年に見られる欧州小型車的な品格というよりは、68年以降に見られるアメリカンマッスルを代表するハイパフォーマンスモデルのベースとも考えられるロングノーズ&ショートデッキ的デザインが得られたモデルであり、個人的にも非常に好きなモデル。

 特に今回取材しているBCDのビンテージ個体はライムゴールドのボディカラーが非常に美しく、オリジナル機関を維持したナンバーズマッチ車両ということで、一段とレア度を増している。

▲新品のホワイトレタータイヤに15インチタイヤを装着する。

▲各部モール類やバッジ類のコンディションも素晴らしい。

▲魅力的かつ固有のデザインが未だ我々を惹きつける。

 もちろん、各部の状態は驚くほどクリーンな状態を維持しており、それでいてボディ全体の加飾が66年型までのように華やかではなくシンプルなのが逆に似合っており、素晴らしく魅力的。かつ機関の状態も良好というから、さすがはBCD個体。

 搭載されるエンジンは、289ci=4.7リッターV8で当時のカタログスペックで200hpを発生させる。それを3速ATで駆動する。

 一方、フルノーマル状態のボディはファストバックではなくハードトップとなるが、シンプルなボディラインにはハードトップの方が似合っているのではないか、と思えるほど違和感のないデザインも秀逸。

 室内を見渡しても、往年の雰囲気が感じられるメーター類が非常に魅力的で、レザーシート等やドア周辺に使用されているウッドパネルに瑕疵はなく、コンディションも非常に良い。

▲非常に素敵なメーターデザイン。

▲3速ATのシフトノブもカチッとしっかりしている。

▲シートの状態も非常に良好。

 余談だが、つい先日、BCDで購入された66年型マスタングに乗る二人のオーナーさんに話を聞いたのだが、偶然にも二人とも頻繁に公道を走らせているということであり、そのうちの1名の方はそれ一台だけで生活しているということだったから、やはり「販売個体のコンディションが重要だな」と改めて思い知らされた。

 BCDのビンテージ個体の仕入れ部門は、日本仕様への改善作業や納車整備を行うのみでそのまま普通に走れるような個体を探し輸入しているということで、当然、今回取材した68年型マスタングも同レベルのコンディションを保っている。

 それすなわち、そう言ったレベルの個体が見つけられなければ輸入されない(補充されない)、という意味でもあるから、個体との出会いのタイミングが非常に重要である。いわゆる一期一会である。

 つい先日、古いポルシェに乗ってイベントに参加されている芸能人夫婦のニュースを見て、また上記のマスタングのオーナーさんに会わせていただいたりして、旧車とはいえ、「大切なのは生活の一部として実際に走っていることだ」と強く感じた。そう、街行くビンテージカーの姿は本当にカッコイイのである。

 だからこそ古いオールドマスタングに興味ある方は、BCDの個体を是非一度見ておくべきである。

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