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[試乗記]

完成度は歴代最強レベル

2013年型 フォード マスタング V8GT California Special (FORD MUSTANG V8GT California Special)

400hp超のハイパワーFR

2013年型のマスタングがいち早く登場した。といってもマスタングの2012年モデルがほとんど販売されていない実情を考えれば、こんなものかなとも思うが…。2013年型は結構変わっているから物珍しさも伴ってか、やけに目立つ。性能もピカイチだ。

更新日:2012.10.29

文/石山英次 写真/バーナーイメージズ

取材協力/ASDN公式ホームページ TEL 052-408-0620 [ホームページ] [詳細情報]

2013年型でも再びフェイスチェンジ

 この型のマスタングがデビューしたのが2005年だった。原点回帰のデザインと現代的なFRマシンとしての性能をもたらしたマスタングは、爆発的なヒットを記録し、5年後の2010年にフェイスリフトを行っている。
 そして翌2011年、今度はパワートレインに変更がもたらされ(排気量アップ&パワーアップ等)、スタンリング&エンジンが洗練された、ある意味現行マスタングの完成型とも言える存在になったのである。

 だが翌年、2012年モデルが発売されるかされないかといった時期に、早くも2013年モデルの詳細が流れてきた。なんと2013年モデルでもまた新たにデザインが変更されるというではないか…。

 そんな流れの中ででやってきた2013年型のマスタング。その変更点は、エンジンフード、フロントグリル&バンパーフェイシアおよびリアバンパーのデザインとなる。それに伴いヘッドライトも新デザインとなり、リアの3連コンビネーションランプもモダンなデザインに改められている。
 分かりやすく言えばつまり、シェルビーGT500と同じボディデザインになったのである!

 一方この新デザインのボディに搭載されるエンジンは、5リッターV8のまま(若干のパワーアップしたが)。420hp、最大トルク390lb-ftを発生させ、1641kgのボディを軽々走らせる。
 マスタングの場合、MTモデルが気軽にセレクトできるだけに、400hp超のパワーをMTで操れる、イマドキ珍しいハイパワーFR車でもあるのである。

HIDヘッドライトは新デザインとなり、スモールランプ部分には特徴的なライン上のLEDバルブが採用されている。このヘッドライトはシェルビーGT500と同一である。

エンジンフードのデザインも変更されており、V8モデルには、エアベントが採用されている。またこの車輌はCalifornia Specialということで、オリジナルのストライプが描かれている。

リアスポイラーもCalifornia Specialパッケージの専用品である。またリアのシーケンシャルテールライトは、日本の法規に合わず、ASDNオリジナルの日本仕様に変更される。

オプションやパッケージが豊富

 インテリアも同様に手が加わっている。メータークラスターのデザインが変更され、クラスター中央に新たに4.2インチのLCD(液晶カラーディスプレー)が採用された。
 このディスプレー上にはTrack Apps(トラック・アップ)機能が搭載され、0〜60MPH加速のタイム計測等、マスタングのパフォーマンスを楽しむことができる装備となっている(このTrack Appsはステアリング上の5Wayコントロールスイッチで操作可能)。

<Track Appsメニュー>
・Accelerometer:車両に掛かる加速度等のGフォースを計測。
・Brake Performance:高速ブレーキングのタイム計測。
・Acceleration Timer:指定速度への到達タイム計測(例0-60MPH加速)や指定距離の走行タイム計測(例 0-1/4マイル)。また、ドラッグレースを思わせるカウントダウンツリーも表示可能。

 取材車輌は2013年型マスタングV8 California Special。このCalifornia Specialとは、V8GT Premiumをベースにしたパッケージモデルであり、ASDNでは、V8、V8 Premiumの他にカタログモデルとしてこのV8 California Specialを取り扱っている。

 マスタングには、インテリアやエクステリアに多数のオプションやパケージが存在し、ASDNではそのほとんどに対応している(ボディカラーも全色対応)。つまり、そういったオプションやパッケージを利用するだけでも、世界に一台のオンリー・マスタングを製作することは可能なのである。

 今回紹介するCalifornia Specialは、19インチホイールや内装のレザー系、さらにリアポイラー等が専用品となっており、ボディにはCalifornia Special用のストライプが描かれている。さらに6MTということで、オリジナリティ+走りを求める向きには最高の1台ではないだろうか。

格段に進化しているインテリア。特に作り込みのレベルがアップしているのが体感できる。

メーター中央に配置された4.2インチの液晶カラーディスプレー。メニューに関しては本文中に記載あり。

400hp超のV8をパワーを6MTにて操る。ちなみに6ATもセレクト可能であり、ATは、シフトスイッチでマニュアルモードでのシフト操作を楽しむことが可能なセレクトシフトを採用している(エクスプローラーと同様の機構)。

2013年型の驚くべき変化

 2013年型の驚くべきところは、各部の剛性や作りの精密さなどが格段にアップしているところだ。使われている素材等に大きな違いはないのだろうが、そのシッカリ感には格段の差が見て取れ、もちろん2011年型でも十分な作りをしているのだが、この13年型を体感してしまうと、ちょっと気になる方(2011年型オーナーでも)がいるかもしれない…、と思えるほど進化している(シェルビーGT500と同じボディを使っていることに起因しているのだろうか)。

 というのも筆者自身、2011年型(2012年型は取材していないし、そんなに数も出回っていない)からデザインが変わっただけで、走りや質感に大きな差はないだろうと勝手に想像していたからだ。
 だが2013年型は、まずボディ剛性が非常に高く、内装などの立て付けなども格段にシッカリしており、何より走り出した瞬間から感じられる骨太な全体の強さがドライバーに明確に伝わって来る。それに400hp超のV8パワーにMTの組み合わせだ。これだけでも面白くないわけがない。

 ちなみに、マスタングに搭載されるV8+MT(シェルビー系を除く)モデルに過去3度ほど試乗しているが、そのどれもに共通しているのが、エンジンを回した時のV8サウンド。非常に濃厚かつ重低音のキレのいい音を発しているし、これを回して唱わせるだけでも買う価値ありだと思わせてくれるほどの逸品である。さらにCalifornia Specialということで、トリムレベルも上質であり、室内空間の居心地もかなり高い。

 マスタングは、2014年後半に生誕50周年を迎える。さらに現行型の2005年デビューを考えるとモデルサイクル的にもそろそろフルモデルチェンジがあってもおかしくはない。
 次期型に関しては、さまざまな憶測がながれているが果たしてどうだろう? 別項でもいろいろ書いてきたが、個人的には、次期型よりもこの型の最終型がベスト! と、今から断定しているし、この2013年型に乗ればその思いは一層強くなる。

搭載されるエンジンは、5リッターV8。420hp、最大トルク390lb-ftを発生させ、車重1641kgのボディを軽々走らせる。

California Specialということで、トリムレベルが高く、シートもレザーとアルカンターラを使用したツートンタイプを採用している。

グロスブラックペイントされた19インチホイールもCalifornia Special専用品だ。

<関連記事>
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