更新日:2019.04.17
文/石山英次 写真/ゼネラルモーターズ
当初は、今年1月のデトロイトショーで発表されるはずだったコルベットC8。しかし、いざ蓋を開けてみたらミッドシップによる弊害克服のための試行錯誤による開発遅れ。
だがしかし。C8コルベットは2019年7月18日にデビューする。シボレー公式サイトからも明言があった。
コルベットは、このC8から長年の憧れであったミッドシップへと生まれ変わる。いわゆるスーパーカーたちが採用するミッドシップエンジンレイアウトである。そして、これはまだまだ予測の範囲だが、「スティングレイ」ではなく「ゾーラ」のネーミングが採用される。
ゾーラとは「ZORA」であり、コルベットの産みの親とも言われる伝説的なエンジニア、ゾーラ・アーカス・ダントフのゾーラである。
これまで使用されていた「ZR1」や「Z06」の「Z」ももちろんゾーラのZであったのだが、次期型ではそのゾーラを全面的に表に出してくる可能性が高い。実際、「ゾーラ」の商標登録がGMによってなされている。
で、搭載されるエンジンは、6.2リッターV8に5.5リッターV8ツインターボ、さらにはハイブリッドが用意されるという。もちろん、マニュアルミッションは存在せず、すべてATかDCTとなる。
個人的に非常に興味があるのが、6.2リッターV8NAエンジン搭載車。当初はエントリーモデルとして「V6エンジン」の存在が噂されていたが、どうやらV8NAがベースグレードになる可能性が高い。
これに関しては、現行FRコルベットのクーペに該当する感じであろうか。5.5リッターV8ツインターボは800hp越えとの予測だが、それが現行のZR1か。
そのベースグレードが一体どのくらいの価格になるのか。興味はその一点に尽きる。もし、このグレードが800万円台で購入可能なら、それこそこのレベルの価格帯の中ではかなりの販売台数を記録するのではないか? 他のミッドシップモデルよりも圧倒的に安価であり、ポルシェケイマンとガチ勝負になる。
ミッドシップのNAエンジン搭載車は、スポーツカー好きのある種の理想型であるから、もしそんなモノがアメ車で買えて、しかもV8サウンドを響かせるなら…。そしてそれが800万円台だったら、一般サラリーマン家庭のおっちゃんの実現可能な夢にもなる!
さて、そんなC8だが、先日偽装ボディでマンハッタンを走っている。運転席にはチーフエンジニア、助手席にはなんとGMの女性CEOを乗せて。
偽装されているとはいえ、ボディシルエットはそのものだろうから、「これがC8だ」と本国メディアで大騒ぎ。一時は、「FRじゃないコルベットはコルベットじゃない」と息巻いていた筆者だが、この画像と下記動画を見てしまうとねぇ。素直にカッコイイと思う。
この偽装がとれた姿が7月18日にお目見えする。あと約3ヶ月。FRのC7とMRのC8がガレージにあったらきっと最高だろう!。
上記写真が撮影された当日の動画です。是非見てください!
空撮もあり、C8のシルエットがよくわかります
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