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穏やかに乗るはずだった愛車だったが…

ダッジ デュランゴ

DODGE DURANGO×相馬一丈

派手派手にいじり倒した旧型アストロに乗っていた彼が、ノーマルの初代デュランゴに乗り換えた。果たしていかなる理由によるものだろうか?

更新日:2011.09.09

文/編集部 写真/編集部

取材協力/ジャパンレーストラックトレンズ TEL 03-5661-3836 [ホームページ]

旧型アストロとの物々交換だった

 彼は「アメ車マガジン」の編集部員である。スタッフとして名を連ね早数年。その間に1台のアストロを購入し、いじり倒した。もちろん雑誌のデモカーという性格上、常にリーダーシップを発揮し最先端を行くという宿命みたいなものがあったは事実だろうが、彼には自ら楽しむよりも「いじることでアメ車の醍醐味を読者に伝えたい」という積極的な使命感の方が強かったという。

 「最初はおもしろ半分、途中からは超積極的に、けれど後半は疲れましたね(笑)」

 ある意味、自己犠牲の精神ともいえる状態で企画を遂行しつつある日、某解体屋さんで出会ったダッジデュランゴ。奇特なその店主は、相馬氏のアストロとデュランゴを交換してくれるという。いじり倒してかなりお疲れのアストロとのお別れである。

 「少々飽きが来ていたこともあったんですが、目の前にいるデュランゴはノーマルに近い状態でした。もともと一度は乗ってみたいという思いがあったので、即答しました」

 われわれ編集スタッフやマスコミ関係者は、新商品に接する機会が多い。新車の試乗会にもよく出動する。だがその実、手にしている愛機は意外と古かったり、年代モノだったりする。もちろん薄給なんで「簡単に新車が買えない」ってことが第一の理由なのだが、彼にはそれ以外の理由もあるという。ちなみにわれわれ同業他社さんのマイカーをあげるとC5コルベット、サードカマロ、旧々型エクスプローラー、C3コルベット、タホ、ダッジラム…。超身近な存在でも旧車オーナーはこれだけいる。余談でしたね。

 「今度は乗りたいクルマに長く乗ってみたかった。もちろん、穏やかな気持ちで」

 乗り換えを雑誌で紹介したあとは、メンテナンスを遂行しつつ前車みたいな過度なカスタムはしなかった。あくまでマイカーとして足に、仕事にと大活躍だった。

 「ちなみに1ナンバー登録なんです。ですから毎年車検ですけど、維持費も含めそれほど大変ではありませんね。トラブルも2回程度です、大きなものは」

 一度目のトラブルは、走行中(しかも高速走行中に)に一輪のハブが割れたこと、そして二度目のトラブルが今年の夏、ちょうどお盆前くらいにエアコンのコンプレッサーがパンクしたこと。大きいのはそれくらいという。

 「ボクの場合は、主治医がいましたので、デュランゴに乗ること自体にはなんら不安はありませんでした。トラブルも、とりあえずは自走できる範囲でしたから、そのまま工場に持ち込み、事なきを得ています」

取材当日最初に見た状態。個人的にも好感を抱いた穏やかな状態。決して荒々しくなく、一個人の愛車としての雰囲気がひしひしと伝わってきました。

エンジンは基本ノーマルで、MSDなど点火系のライトチューニングが施されているという。馬力アップというよりは、老体に刺激を与えるという意味合いのが強い感じ。

コルサのマフラーが装着されていました。音質もよく、この状態のデュランゴにはお似合いでした。

こちらは取材後日の状態。つや消しブラックペイントされたホイールとタイヤの径が大きくなったことで、俄然アンバランスな感じが強くなりました。この先、一変するような気がしますが、どうでしょう?

オレンジ色へのオールペン? 予兆を感じる

 デュランゴとの穏やかな蜜月を過ごしていた相馬氏だが、日を追うごとに愛車への注目度が高まってきた。そして、またまた周りからのカスタム要望が高まってきた。

 「最初は古いクルマだし、ネタとしてもつまらないだろうという意識があったんですが、聞くところによると、この旧型デュランゴはまだ売れているといいます。しかも現在進行中で。なのでメンテナンス記事とかでお茶を濁しながら過ごそうと思っていたのですが、改めました(いろいろ説得されて…)。これから少しずつ手を加えようと思っています。『その名も1台のクルマに長く乗るためのステップアップ術』と題して」

 ここ数年「クルマ離れが加速している」と某マスコミが語っていたが、実はそんなことなくて、新規の分析も発表されている。たとえばその一つが、クルマの購入から手放すまでの年月が1975年では平均3年だったのが、今現在は7.5年というもの。これは新車が買えないほど貧しいから、というような意味ではなくて、単純に商品としての耐久性が格段に高まっていることで、買い換える理由が見あたらないという意味。つまり、ボディやサスペンションや内装のプラ材やら、あらゆるパーツの完成度や耐久性が高まっているから、「まだ全然乗れる」という意識が働いているのだという。もちろん、これも一方向の理論なので、まだまだ多様な要因があるはずなんだけど、個人的には「たしかに!」と新鮮な分析であると思っている。ついでにいうと、町中を走るクルマ全体の量は減っていないということだ。新車や中古車の販売数が伸び悩む中、町中を走る量が減っていないということは…。これまた余談でしたね。

 というわけで、彼のデュランゴの一日に密着してみた。ちょうどホイールに手を加えているところだった。当日見たデュランゴは、一見すると穏やかな雰囲気だが、よくよく見てみると、メーターパネルがオレンジだったり、アメリカンレーシングのホイールがつや消しブラックに、さらにインナーがオレンジにペイントされていたりと、かなり手が加えられている。だが、フロントバンパーがメッキだったり、ブラックボディに所々オレンジが差し色で加えられていたりと、カスタムカーというよりは、どちらかというとアンバランスさが目立ったクルマだった。なぜ?

 「いや~、ボクにも想像できないです(泣)。なるようになると思いますけど、とりあえずボディまで手を入れるような感じですかね。こうなったら最高のデュランゴ造りますよ」

 穏やかに乗りたいと手に入れたデュランゴだが、またしてもカスタムすることに! このままブラックボディを生かして、オレンジ色のレーシングストライプでも入れるのか? はたまた、まさかとは思うが、オレンジ色へのオールペン? ホイールやらが予兆だったりして……。彼が言うように、今後徐々にステップアップして変貌していくことでしょう。完成後の姿が楽しみです(ドタバタ劇、期待してますね!)。

 果たしてのどうなるやら?

相馬氏自らが購入したタイヤに組み合わせられたホイールは、アメリカンレーシング。インチアップもなされているから、装着後、ノーマルボディには全然マッチしない(笑)。フルエアロでもつけないと。ホイール、デカ過ぎ。

メーターパネルは。一度取り外し、オレンジにペイント。メーター針はブラック。オレンジ&ブラックのコントラストを演出したい模様。メーター自体は非常に洗練され、カッコよくなっているが、いかんせんアンバランス。

このタイヤ&ホイールが組み合わされる前に、フロントブレーキキャリパーはレッドに、リアドラムはオレンジにペイントされた。こだわりの足元ができ、次なる予定はボディでしょうか?

同行した取材当日は、相馬氏自らカメラを持参し、記事内容を取材していた。汗だくで。さすがアメマガ編集部。自ら撮って自ら書く、というポリシーは代々受け継がれているようで。

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