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今年は開催20年&20回目の記念イベントだった

2012 スーパーアメリカンフェスティバル vol.1

「アメ車ワールド賞」はファイアーバードトランザムでした

アメ車乗りの夏の祭典、「スーパーアメリカンフェスティバル」が、今年も富士スピードウェイで開催された。私たちの間では、すでに「毎年恒例」感の強いイベントではあるが、今年はちょっと趣が違う。開会式にて事務局代表の増井さんが「第1回の年に生まれた子供が、今年で成人式を迎えると思うと感慨深いですね」とコメントした通り、今年は開催20年&20回目の記念すべき年なのだ。そんな歴史的節目となった2012年開会の模様を、さっそく振り返ってみよう。

更新日:2012.08.06

文/椙内洋輔 写真/小関一尚

取材協力/スーパーアメリカンフェスティバル事務局 TEL 048-465-6275 [ホームページ]

カーショーは見応え十分だった

 ライブステージもスワップミートも楽しいが、アメフェスの華と言えば何と言ってもドラッグレースとカーショー。まずはイベント広場を彩った、古今東西のアメ車たちを紹介しよう。

 昨年のレポートでも触れられていた通り、富士で開催されるアメフェスのカーショーは、昔からヴィンテージカーが多いのが特徴。その数たるや、見ているだけで、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえるほどだ。今年も新車同然のレストア車から、程よくヤれた年季モノの1台、オーナーのセンスが光るカスタムカーまで個性豊かなクルマが集まっていた。

 年代もテールフィン全盛期のインパラやベルエア、キャデラックに始まり、レポーターも大好きな60&70年代のマッスルカー、軍艦並みの巨体を誇る80年代のフルサイズSUVまで多種多様。他ではあまり見かけない、パンプキン時代のフォードFシリーズなども顔をそろえ、今年も見応え十分な内容となっていた。

 もちろん、今をときめく現役モデルも見どころ満点。300C&チャージャーが現役だった頃と比べると、セダンの数は随分減ったが、SUV&ピックアップの人気は健在。とくにハマー軍団の人気は相変わらずの様子で、今年も会場の一角を占拠して威容を誇っていた。こんなクルマ2度と出てこないと思うと、ブランド存続を諦めてしまったGMがホントに恨めしい。

 ちょっと残念だったのが、スポーツカー軍団に元気が無かったこと。例年と比べると、コルベットやバイパーなどに勢いが無かったのが寂しかった。そんな中で頑張っていたのがダッジチャレンジャー。本国ではカマロやマスタングに圧され気味なモパーマッスルだが、アメフェス会場ではひとり気を吐いていた。来年はライバルたちも頑張れ!

50年代のクルマの中でも別格の人気を誇る「トライシェビー(1955年~1957年製のシボレー)」。会場にはおなじみのクーペの他、セダンやワゴンの姿も。

ちょっと元気の無かった現行スポーツカー軍団だが、チャレンジャーだけは元気に気を吐いていた。オーナーズクラブがでんと場所を構えていたわけではないのだが、会場のそこかしこで睨みの効いた顔を拝見したのだ。本国ではライバルに圧され気味のようだが、日本ではやはり大人気だ。

ハマーのオーナーズクラブ、H2AJ率いる大艦隊。ドレスアップイベントなどで根強い人気を誇るH2だが、今見てもその異形っぷりには圧倒される。それがこれだけ集まったのだから、その迫力は会場内でも断トツだった。

マッスルカーなどと並んで不動の人気を誇る50年代~60年代初頭のアメ車たち。ベルエアにエルドラド、サンダーバード、ダッジ・カスタムロイヤルなどといった往年の名車が居並ぶ。

80年式ポンティアック・ファイアーバード・トランザム

 ところで、今年のカーショーでは、じつは我らアメ車ワールドはレポート以外に重大な責務を担っていた。ずばり、雑誌社賞「アメ車ワールド賞」を選ばねばならなかったのだ。

 そこで、数あるショーカーの中からレポーターが選ばせていただいたのがコチラ。地元静岡から参加したという、田村さんの80年式ポンティアック・ファイアーバード・トランザムだ。

 受賞のポイントは、オールペンしたというゴールドボディの美しさや、「3度もやり直したんですよ(笑)」というコダワリの足回り、17インチホイールのキマり具合もさることながら、「専門店にすべてお任せ」ではなく、自動車仲間と協力してクルマを仕上げたというところ。ディテールを見ていくと、確かに、良い意味での手作り感が滲み出ていて、「クルマを仕上げるのが楽しかったんだろうな」としみじみ感じられる、本当にステキな1台だった。

 余談なのだが、じつはこちらのファイアーバード、アメフェスの数日前にデスビから出火。田村さんも「さすがに新しいマスタングかカマロにでも買い替えるか……」と考えたのだとか。ところが、自動車仲間の後輩さんたちが、力を合わせてこっそり修理。今回のアメフェスに間に合わせてくれたのだという。田村さんの人柄のなせる技だが、それにしてもクルマ好きの胸を打つエピソードだった。

 このお話は授賞式の後で聞いたのだが、偶然にもそんなドラマのあるクルマを選べたのは、プレゼンター冥利に尽きるというもの。これからも、ぜひ大事にしてあげてください。

インテリアも、驚くほどキレイだった。

オールペンしたというゴールドボディの美しさは特筆ものだった。

3度もやり直したという足回り。1インチホイールがキマっている。


こちらはアメ車ワールド賞のトランザムです

こちらはアメフェスカーショー全体です

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>> 2012 スーパーアメリカンフェスティバル vol.2 を見る

こちらは近年復活を遂げた大型バイク、インディアンのブース。1901年誕生の由緒あるブランドで、日本では名古屋のホワイトハウスが輸入車正規販売を行っている。

最近人気を博している逆輸入車の姿も。こちらはなかでも人気のトヨタ・シエナ。「本家」のアストロやボイジャーなどにも負けない風格を湛えていた。

今日のためにFJを仕上げてきたという、気合の入った女性オーナーを発見。みさきさんは今回のアメフェスに合わせてホイールやカンガルーバーを新調。ゆくゆくはボディのマットブラック化も目指しているのだとか

最後はエレノアルックのV8GTと、こちらも気合の入ったマスタングで参加した彼氏(もっちーさん)となかよくツーショット。

今は無きフォード・エクスカージョンの雄姿。フルサイズのエクスペディションを越える巨体を誇る超大型SUVで、心臓部には6.8リッターV10や6リッターディーゼルなどを搭載していた。

クラシックなシボレーC/Kトラックたち。見事なローダウンぶりが目を惹くが、ホワイト&イエロー(かつてイエローだった?)の1台は、そのヤレ具合でも風格を感じさせた。良い歳の取り方をしてきたカンジだ。

かつて一世を風靡したアストロ&サファリの姿も健在。最近は、この年代のアメ車にも旧車の風格を感じるようになってきた。ヴィンテージアメリカンに列せられるまで、あとちょっとだ。

定番のチャレンジャーやロードランナー、ダスターなど、日本でも大人気のモパー軍団。一時期より数は減ったがその勢いは健在で、今回もシェビーやフォードに負けない台数が集結していた。

こちらはシボレーのマッスルカー軍団。カマロやシェベルもそうだが、コンパクト(日本人からしたらビッグサイズだが)なノバの人気も高かった。

ユニークなルックスのフォードF100。パンプキンなんて愛称でも親しまれる彼らだが、実車を見るとかなりデカくて迫力も十分。人気があるのもうなずける。

会場の一角を占めたPTクルーザーのオーナーズクラブ。ユニークな姿は今見ても魅力満点。フィアットやミニにも負けない傑作だったのに……。クライスラーにもぜひ、ネオクラシック・コンパクトに再挑戦してほしい。

マッスルカー世代のなかでも、やはり格別の人気を誇るマスタング。現行や先代と言ったモダン・マスタングともども、今年もオーナーズクラブが見どころ満点のマシンを引き連れて会場をにぎわせていた。

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