更新日:2012.08.08
文/石山英次 写真/石山英次
先日、インパラの撮影をしている時にショップスタッフが乗ってきたクルマがキャデラックエルドラドだった。撮影しながら横目でみていたのだが、何ともまあ趣き深く、最近やたらと「新車系」ばかりを取材していた身には、心和む瞬間だった。聞けばこのクルマは、スタッフさん自身の愛車ということで、すでに12万キロを走行しており、見た目もまあ若干ヤレていたが、オンボロというよりは「いい味」と言えるほどなので、撮影終了後に手持ちのカメラで少し撮らせていただいた。
驚いたのがエンジンルームのキレイさだった。めちゃめちゃキレイだった(愛情を感じます!)。またインテリアのシートは、さすがにシワシワだったが、座ってみると「これぞアメ車」といわんばかりの厚めのクッションで、「やっぱりいいな〜」と。
個人的な話で恐縮だが、自分には「いつか乗りたいアメ車」といった目標みたいなのがあって、その中の1台がずばりエルドラドでした。自分にとって、アメ車といえば90年代なんです。もちろん異論反論あるでしょうが、これまで経験したアメ車の中で、まだ楽しめる要素を残していて、さらに味わい深き「らしさ」を残しているのが90年代なんです。
最近ではこの年代(92年車)くらいになるとすでに20年落ちということで、50万円から70万円くらいで見つけることも可能というけれど…。
昔は、安めの中古車を「直感で買うなんて! すんげぇ愚かでアブナイ行為だ」と誌面を通して一生懸命語っていたんですが(笑)、こういうアメ車見ちゃうと、何となく分かりますね〜、欲しくなる気持ちが。う〜ん、けどお金かかるだろうな〜。どうなんだろう?
ちなみに撮影したエルドラドは92年型。この92年型にはV8OHVが搭載されている。で、翌93年からDOHCのノーススターに移行したということで、実は92年型はトラブルフリーの大穴物件だそうで。移行したてのノーススターのトラブルが意外に多いということみたいで…。
いいこと聞きました! 将来的に狙いたいと思います、エルドラド。
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