更新日:2012.09.06
文/椙内洋輔 写真/トヨタ自動車
日本では長年ハイラックスサーフの名で親しまれてきたミドルサイズSUV。デビューは1983年のことで、ピックアップトラックのハイラックスに後席用キャビンを架装する形で誕生した。
翌1984年には、北米に続いて日本でも販売が開始された。そんなわけで、誕生の経緯も販売実績を見ても、サーフよりむしろ4ランナーの方が「本家」だったと言える。
現在販売されているのは5代目にあたるモデルだが、日本では4代目を最後に販売を終了してしまった。
プラットフォームはランドクルーザープラドと共通。モノコックボディ全盛期の今日においても、ボディオンフレームの車体に4リンクリジッドのリアサスをかたくなに受け継いでいる。
搭載されるエンジンはもとは2.7リッターと4リッターの2種類だったが、現在では全車4リッターV6に統合される。FJクルーザーのそれを若干上回る270hp、38.5kg-mのアウトプットを誇る。組み合わされるトランスミッションも、全車5ATのみだ。
グレードはベーシックな「SR5」、オフロード重視の「Trail」、レザーシートやデュアルゾーンオートエアコンなどの豪華装備を備えた「Limited」の3種類。
面白いのはドライブトレインの使い分けで、4WDシステムには「Limited」のみフルタイムを採用。他はいずれもパートタイム式で、「SR5」と「Limited」にはFRもラインアップされる。さらに、「Limited」のみサスペンションにコーナーでのロールを抑制するX‐REASを標準装備。
一方「Trail」には、V8ランクルやランクルプラドにも採用するキネティック・ダイナミック・サスペンション・システム(KDSS)をオプション設定し、オフロード性能を高めることが可能となっている。
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