更新日:2018.03.02
文/編集部 写真/ゼネラルモーターズ
シボレーシルバラードとGMCシエラの関係性はご存知の通りだが、2019年型のシエラには新たに業界初のカーボンファイバー製ベッドが搭載される。標準ベッドはスチール製であるが、カーボンベッドにすることによって凹み等に強く、キズや腐食にもクラス最高の耐性を示すという。
また当然ながら軽量化も行われる。カーボンベッドだけの乾燥重量は28kg。無理すれば大人一人で持ち上げることが可能な数値である。
ベースを共有するシルバラードは、2019年型で大幅なボディの軽量化を行ってきた。シエラも当然それを引き継ぐことになる。さらにくわえて、このカーボン製ベッドを装着すれば、さらなる軽量化が行える。旧シエラ比較でざっと163kgのダイエットが可能になるという。この数値は衝撃的である。
くわえてベッドの使い勝手も格段の進化を遂げている。マルチプロテールゲートと称されたそれは、自動開閉を可能とし、またベッドのドア部分を二分割開閉行う。そして内側にはストッパーを配し、ドアの開け方によって、そのストッパーは足かけにもなるすぐれものである(詳細は下記動画)。
また車両の安全装備も充実し、バックカメラと自動パーキングブレーキを備えたヒッチガイダンスシステムを備え、オプションのサイドビューカメラやトレーラーマウントカメラを加えると、車外での死角を、以前よりも格段に減らすことが可能になっている(いわゆるアラウンドビュー状態が可能になる)。
シエラは、シボレー車とは異なり、インテリアがハイエンドな仕上がりとなり、ウッドとダークなアルミ調の組み合わせは非常にクール。この部分も「あえてGMCをチョイスする理由」となっているのである。
シエラには、シルバラード同様のエンジンが搭載され、6.2リッターV8、5.3リッターV8、3リッター直6ターボディーゼルの3種類のエンジンが存在し、6.2リッターV8と3リッター直6ターボディーゼルには10速ATが搭載されるのである。
ここ数年のピックアップトラックは、どちらかといえば「高級車のような乗り味」の追求を果たしてきたが、2019年モデルではどのメーカーも軒並み軽量化を果たし、ピックアップとしての今後を考えた仕上がりを追求している。
特にこのGMCシエラは、荷台の使い勝手を再考しているところに、市場での生き残りをかけ模索している姿を見るのである。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES