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バイパー専門のコレクションズだからこそのオートクロス

オートクロス (Auto X) by コレクションズ vol.1

ガンガン走らせたいオーナーさんにはもってこいのイベント

回数を重ねるごとに参加車が増しているオートクロス。その3回目となる本大会を取材。まずはオートクロス開催への経緯を。

更新日:2019.03.26

文/石山英次 写真/小関一尚(Ozeki Kazunao)

取材協力/オートクロス事務局 TEL  [ホームページ]
     コレクションズ TEL 042-765-8558 [ホームページ] [詳細情報]

ガンガン走らせたいオーナーさんに向けて

 バイパー専門店・コレクションズの本多氏は、バイパーオーナーたちの「怖くて走らせられない(笑)」という言葉に引っかかっていた。走らせられないとは、バイパーの持てる力を発揮させようとすれば、何が起こるかわからないから、フツーに街中を走らせることしかできない、という意味である。

 だから、「それならドライビングレッスン的な何かをやりましょうか」という最初の意図だったのかもしれない。広い場所で思いっきり振り回してみる。広い場所とはいえ、いきなりサーキットだと敷居は高いし、万が一コースアウトすればガードレールにドカン。

 「だったら広場にパイロン並べて適当にコースを作りそこを走ってみましょうか。アメリカにオートクロスという遊び感覚のモータースポーツがあるから(本国セマショーにはオートクロス仕様といわれるカスタマイズカーが出展されるくらい注目されている)、それを見習い、ゆくゆくはそんな大会みたいなのができればもっともおもしろかもしれないな」と。

 「日本にもNSXやGTRにはメーカー主催のドライビングレッスンがあるし、ポルシェにだってある。だったらバイパーにだってそういった試みがあってもいいのかな。なんせ電子制御で守られていないFRのハイパワースポーツカーであるのだから」

 上記は筆者の勝手な妄想である。でも取材はしているから、当たらずも遠からずって感じだろう。

比較的安全に、それでいてバイパークラスの車両でもアクセルを踏む練習ができるレッスン的なもの。最初はそんな構想から始まったオートクロス。今では参加車60台の大会が催せるほど周囲に認知されている。

練習会であればウエット路面を作り定常円旋回等のアクセルコントロールやリアの流れる状態を体感することができたりとドラテク向上を目指せる。

ウエット路面であれば、リアを流してもタイヤの消耗に優しかったりするし、かなり有効な練習になる。

バイパーを操れる、なんてまさに男のロマンだろう。800hpのマシンに乗っていても街中の直線だけなんてもったいないし…。

「練習会」と「本大会」とがある

 ここ数年オートクロスを取材しているが、見ているだけでも十分に面白い。それは、サーキットと違いその場ですべてが一望できることもあるし、何より一生懸命にアメ車を振り回しているのが見られるから。

 アメ車が苦手そうなタイトターンを必死に駆け抜ける。ときにテールを流しながらカウンターを当てる。そんな挙動は街中のドライビングには必要ないが、万が一の時には有効だろうし、バイパーオーナーとして、バイパーをねじ伏せるというのを醍醐味として購入された方には当然求められる能力なのだろうし。

 また、時にカスタマイズによる車両の変化を感じ取るのにも有効でもある。なんせ400hpから600hp以上あるバイパーを一般道で全力で走らせれば何が起こるかわからない。だが、仕切られた広場内であれば「以前との違い」も自身で体感できるに違いない。もしくはカスタマイズの方向性の間違いに気づくこともあるだろうし。

 そういったオーナーさんならではのもろもろの悩みを一気に解消したのがオートクロスであった。本多氏は、数年前からこの普及活動をおこなっており、ガンガン走らせたいオーナーさんたちに向けアピールを続けてきたのである。

3月17日に行われたのは本大会。今回で3回目となる。3回目だけあって、参加車60台。前2回目の大会が35台だっただけに周囲への認知が増している結果だろう。

旧車からバン&トラックまで何でも参加できるのもオートクロスの魅力。もちろんクラス分けされているからタイムの優劣もクラス別に評価できる。

今回の大会で観客の度肝を抜いたのが、タイフーン。コーナーはそこそこでも立ち上がりがめちゃめちゃ速い。アメ車のパワー+4輪駆動がある意味理想的か?

ダッジバンやエスカレードといったバン&SUVも負けず劣らず走っておりました。見ごたえ&迫力も十分でした。

本大会ラウンド3開催

 なお、このオートクロスには、練習会と大会というのがあり、練習会は上記のもろもろのアプローチが可能。練習会という名のとおり、自分自身の課題にチャレンジすることが可能なのだ。

 もちろん練習会なりにタイム測定はするのだが、そのほかに定常円旋回等によって挙動の変化が体感できるし、何よりバイパーを思い切り振り回せるチャンスができたわけだから、それだけでも十分に貴重な体験だろう。

 一方、大会とは、決められたパイロンコースを走りタイムを競うスポーツ。コチラの場合は、順位がつく腕試し、練習会からの進化のチェックということになるのかもしれない。

 ということで今回、通算3度目の大会が行われた。もともとは、バイパー等のハイパワースポーツカーのオーナーさんたちのドラテク向上を目的とした内輪的なものだったが、徐々にたくさんのオーナーさんたちに広まり、今大会には60台ものアメ車欧州車日本車の参加者が集まった。

 60台というのは相当なものである。たとえば、一周するのに1分かかるコース設定であれば、60台が一巡するのに60分以上はかかるわけである。そうしたもろもろの進行を考えれば、かつ皆が均等に楽しめるという前提でいけば、60台というのはマックス数ともいえるわけで。ついにそこまで認知されたんだな、と筆者的にも感慨深い。

 今回3月17日に富士スピードウエイのP2駐車場にて行われたオートクロスは「ラウンド3」と名付けられた大会。

やはりバイパーには自然と注目してしまう。

ガンガン走らせるバイパーを実際に目にすることは非常に稀であるから。

どのモデルも非常にカッコイイ。

出てこそのイベントだが、豊富な参加車両を見るだけでも面白い

 大会ということだが、参加車両はまばらであり、もちろんバイパーやコルベットが多数いるが、それ以外に1960年から70年代のマッスルカーたちにピックアップトラック、さらにはバンに至るまで、往年のアメ車から最新鋭のアメ車までもが参加。

 くわえてBMW等の欧州車や日本車スポーツカーも出走するだけに、興味本位としてのタイム差が気になったのである。

 個人的には、4輪駆動のタイフーンが激走していたのだが、そのコーナリング時のねじ伏せる感じが面白かったし、バイパーやコルベット陣の速さと旧カマロの速さ、さらにはホンダS2000のコーナリング速度が際立っていたと感動したのである。

 大会実行委員を務める本多氏曰く「今後、練習会は年3~4回、そして大会は年1回開催できるようになると理想的ですね」というが、本当に実現できるだろうと思わせるほど面白いイベントとして成立していたのである。

 別にコレクションズに通うオーナーでなくても参加できるし、一番最初はちょっと気恥ずかしいとかがあるかもしれないが、今大会をみてもわかるが、全員全車がすばらしく速いわけでないし、コースアウトしたりミスコースをしたり、テールを振り回し過ぎてスピンしたり…。そういう方々の方がじつは多かったりするわけだから、興味があれば是非参加してみることをオススメするし、参加までしなくとも一度見てみるだけでも面白いと思う。

 大会模様や大会結果は次回のエントリーにて報告する。

大会前にコレクションズに入庫していた吉沢氏のバイパー。今回ロールバーを入れる等、カスタマイズやメンテナンスを行っていたという。

バイパーに装着したパーツの効能をシッカリ確認することができるのも、こうした走る場所があるからである。

RT/10も最高にカッコイイ!


こちら動画はショップ・エイブルが同乗撮影した動画です。雰囲気が伝わると思います。

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