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特集 SPECIAL ARTICLES 2008 ダッジチャージャー SRT8B氏が10年乗るこだわりのチャージャーとは

2008 ダッジチャージャー SRT8

アライメント作業で激変した走りについても語る

実際に書けば、ネット上と言えども紙幅を埋め尽くしてしまいそうなほどの施工作業が連なるB氏のチャージャー。だが、どこかが突出したり破綻したりすることなく、上手くまとめている。だからこそ漂わすクルマ好きのオーラに久しぶりに感動した。

更新日:2020.03.18文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

クワッドドライブ
TEL 048-281-5853 [ホームページ] [詳細情報]

「アメ車だから」は単なる逃げ口上

 前エントリーで、昨年掲載したアライメント作業に関する記事を再構成した。この記事を掲載した後には各方面から「あそこまで必要なの?」と聞かれることもあり、「走りに興味を持っている方なら絶対に必要ですよ」と答えていたが、正直、筆者の真意がどこまで伝わっていたかは不明である。

 この業界における「アメ車だからね」という言葉は、昔から「逃げ口上と諦めとレベルの低さ」を象徴したようなひと言であり、この言葉を良い意味で捉えて、「そのレベルの低さを楽しんでいる」という方(オーナーさんも含めて)がこの業界に結構多くいることに昔から驚いていた。

 だからいまだにアメ車はバカにされる(笑)と、ある自動車評論家さんが言っていたが、それと同時にいまだにアメ車をまともに整備&チューニングできる人間が限りなく少ないというのが、逃げ口上の最大の理由だろう。だからこその「あそこまで必要なの?」発言に繋がるのだと思う。

 というのも、B氏が乗るチャージャーSRT8を取材した後にも、改めてクワッドドライブの作業レベルの高さを思い知ったからである。
羨ましいほど洗練されていたB氏のタージャーSRT8。
ペンネーム:BuuCafeさん。本文中ではB氏として登場。この2008年型のチャージャーSRT8を2010年に購入し、10年近くの歳月をかけ自分流にアレンジし磨き上げてきた。
カーボンボンネットフードに始まり各種空力パーツを装着している一方で、地道な軽量化にも取り組む等、トータルバランスやレスポンスを重要視しているB氏のチャージャー。
STOPTECHのブレーキにVossen HF-1ホイールを組み合わせる。タイヤはヨコハマアドバンスポーツ。タイヤに関しては、様々な銘柄を試してきたという。
搭載される6.1リッターV8エンジンをベースにNAチューンを極めていく。点火系、吸排気系、ECU系のトータルでのチューニングを行い、試行錯誤を繰り返すも、現状満足いくレベルに仕上がっている。試行錯誤を繰り返すことで、満足いくレベルに仕上がっているという。なお、銀色・銅色のテープはB氏によるDIYチューン。
エンジンルームを覗けば、各部に自らが行ったDIYチューンの跡が見られる。クルマ好きの性と言えるだろう。
コルサのマフラーにクワッドドライブオリジナルリアアンダーディフューザーの組み合わせ。リアビューの印象がまるで異なるほど攻撃的。アメ車とは思えない甲高いV8サウンドもGOOD。

日産GT-Rとの2台体制

 B氏のチャージャーSRT8は、2010年に約2万1000キロ走行の中古車を購入したもの。それ以前の愛車である97年型サンダーバードに続く2台目のアメ車だった。箱型ボディが好きで大排気量が好みということから、くわえてその当時の400hp以上のV8エンジンという興味から、チャージャーSRT8が選ばれたのはしごく当然のことだった。

 余談だが、B氏は2018年に新車の日産GT-Rを購入している。もちろん増車である。箱型が好きであること、そしてチャージャーを自分流にチューンしていくにつれ、GT-Rに興味が湧いていったのだろう(納得である)。

 さらにもうひとつ余談だが、前エントリーの下部に掲載しているGT-Rのアライメント調整の写真はB氏のものだ。

 さて、そんなB氏のチャージャーSRT8は、購入後からチューニングを行っていく。もちろん「速く走りたい」という欲求からであり、モアパワーを求めてくことになる。

 だが、そこで筆者が感心したのが、いたずらに突出したパワーのみを求めなかったこと。いわゆる「トータルバランス」「レスポンス」というところに非常に気を使っていたことだった。
4ドアセダンでありながらも速い、というのはある種の理想だろう。

当然アライメント作業も行われている

 エンジンはNAチューンを極めていき、足回りもショック&コイル、ブッシュ、ブレーキにも手を加え、各種エアロや地道な軽量化にも勤しむなど、綿密なチューニング作業とオーナーさんの愛情とがひとつに結びついたオーラのようなものを発していた。それはクルマ好きの行き着くところ、と言っても良いかもしれない。

 ある種の爆発的パワーに憧れる気持ちも分からなくはないし、そういう突出したパワーに憧れるアメ車ファンがいることもまた事実である。だが、経験上、そうしたクルマは「直線だけ」なアメ車に成り下がってしまったり、すぐに売ってしまったりで、長くは続かないのが現状だ。

 だがB氏は、すでに10年近くもの歳月をかけて仕上げてきた。そして当然ながら「アライメント作業」についても施工されている。

 じつはB氏は、チャージャーSRT8に関しては3回、GT-Rは1回、クワッドドライブのアライメント作業を受けている。で、計4回の作業のうち、作業の効果が絶大だったのが、チャージャーの1回目とGT-Rの作業という。

 チャージャーに関しては、当然最初の作業で各部の調整が効き激変したのは言うまでもない。

 正確に言うと、B氏は、チャージャーを高速や峠で走らせることを楽しみとしており、そのことを知っているクワッドドライブ林氏は、日本の道路事情に合わせたアライメント調整と同時にB氏の走りステージを想定した調整を施していたという。

 クワッドドライブ林氏いわく「B氏の走行ステージを想定してキャンバー角、キャスター角を若干調整しています。この部分は、個別の味付けです。そういう意味では、そのクルマに応じた個別の調整ができるのも弊社の強みです」
インテリアはシートを交換している以外は純正状態を保っている様子。非常にシンプルかつクリーンなインテリアは非常に好感がもてる。
知人から譲り受けたレカロSR-6。総革張りで「SRT」ロゴの刺繍も入っている逸品。交換前の純正シートから若干の軽量化にもなっているという。
とにかく全体のバランスが非常に良く、攻撃的な雰囲気がありつつも、どこかに品を感じさせるのが素敵。
BuuCafeさんのブログからお借りしたアライメント作業中の写真。チャージャーに関しては計3回作業を受けている。もちろん初回の作業後の変化が一番大きかった。
これまで数々のチューニングをおこなってきたクワッドドライブの林氏は、B氏の走りステージを想定した個別のアライメント調整を施しているという。その効果はてきめんだった。
高速走行と同様に峠道を走るのが好きと語るB氏。地元の山道でチューニング&仕様変更後のテストを自らも行っているという。

「アライメントでこんなに変わるのか」

 同時にB氏いわく「当初は施工時に『直進の安定性が向上し、コーナリング時には粘るようなセッティング』をお願いしました。最初のセッティング後は『アライメントでこんなに変わるのか』と驚きましたね」

 直進での剛性感が増したような安定感。クイックなハンドリング、それでいてのコーナリング時の粘り。良くなったことへの嬉しさと同時に、初期設定のアライメントはやはり「それなり」であり、満足のいく走りを実現するには調整が重要だと認識させられたそうだ。ちなみに、2回目、3回目の調整は「1回目の調整後から悪化してないかの再確認とその後のチューン時の調整といった感じです」という。

 さらにGT-Rのアライメントに関しては「2000キロ点検後にあまり良いフィーリングを感じなくなったので、日産のパフォーマンスセンターで2度ほど調整してもらいました。ですが、2度とも『問題あまりません。数値は基準値に入っております』と。でも、どうしても違和感がある。なので、チャージャーで実感したクワッドドライブの調整能力の高さをGT-Rでも試しました。結論から言えば、リアのアライメントがズレており、それに合わせてフロントを調整していたための違和感でした。全てリセッティングしてもらい、『しっくり来る感じ』が得られるようになりましたね」

 クワッドドライブの調整作業の能力の高さ、恐るべし、といったところだろう。林氏にしてみれば、チャージャーだからとか、GT-Rだからとかは一切関係なく、一台のクルマとして見た場合の数値であり、それ以前に『アライメントとは』を知ることで得た『こうあるべき』という根幹となる知識と持ち前の分析力で、クルマを問わず調整や確認をすることができるのだろう。

 一方でB氏は、恐く、チャージャーで体験した初回のアライメント作業後の激変した走りから、「真っ直ぐ走ること、ハンドルが轍にとられること、コーナリングでの安定性」といった、アライメントが関連する症状に敏感になっていったのだろう(笑)。逆にいえば、それほどの効果をドライバーに与えてくれるのが、アライメント調整、とも言えるのである。

B氏からのアライメントに関する結論

 B氏のチャージャーは、こうした各種の調整とこれまで施してきた様々なチューニングが、ほんとにいい塩梅にまとめられている。だから筆者も「すごくまとまっていますね」という感想をB氏に述べたくらいだし、こうした、これまでに手を施してきた愛情みたいなものがオーラとなって漂っているし、だからこそ年式ゆえの古さをまったく感じさせないのだろうと思う。

 最後に。B氏からのアライメントに関する結論。
・<走り重視の人はmust>
→ いいタイヤやショックが入っていても、アライメントがしっかりしていなければ宝の持ち腐れだと思います。
・<ドライブ好きな人はwant>
→ GT-Rがそうであったように、基準値すら満たしていないことがあるかもしれないので、一度調整してみてはどうでしょう。

<2019年9月時点でのチャージャーの仕様>

下記はB氏が書いているみんカラ<BuuCafe>からの抜粋である(許諾済み)
1.モパー ストラットタワーバー
2.コルサ キャタバック(スポーツ)
3.クワッドドライブECUチューン◇
4.ホッチキス スウェイバー◇
5.アーリントンエアインテーク(K&Nから変更)◇
6.Kooksロングチューブヘダース(W/ハイフローキャタライザー)◆
7.OS技研スーパーロックLSDネオ◆
8.クワッドドライブアーシング
9.マフラーアーシング
10.ATIアンダードライブプーリー&インテーク研磨◆
11.強化ウレタンブッシュ&リアスタビポールジョイント仕様に変更◆
12.クワッドドライブオリジナル リアアンダーディフューザー
13.リジカラ◇
14.フルカーボンボンネット◇
15.モパーリアタワーバー◇
16.アンダーパネル補強&整流板(フロントタイヤフラップ)
17.Quantum SHOCK ABSORBER & 特注スプリング(ホッチキスローダウンスプリングから変更)◆
18.スロットルコントローラー◆
19.アーリントン85㎜スロットル◆
20.STOPTECHブレーキ◆
21.アライメントボルトアライメント◇
22.空力パーツ各種
23.9RECORDSパワーコイル◇
24.NGK_V-POWERプラグ(LZTR5A-13)
25.レカロSR-6
26.リアバンパー穴あけ加工
27.フロントスポイラー
28.タイヤ yokohama advan sport v105(F:245/45R20 R:275/40R20)◇
29.ホイール:Vossen HF-1(F:9J R:10.5J)◇

◆は特に効果が大きかったもの
◇は結構効いたもの

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