SEMAショーのような大規模なイベント会場で、手っ取り早く来場者の目を引くのに有効なのがカスタムペイントである。
ジェットシティのマスタングの場合、当初は日程的な問題もありボディカラーはカメレオンカラーでお馴染みのSHOW Upの『ekishow(エキショウ)』を単色でペイントする予定だった。
しかし、プロジェクトの総合プロデューサーである萩原氏が過去にSEMAショーに出展された膨大な数のカスタムカーを見直した結果、「時間的な制約を理由にペイントを疎かにすると後で必ず後悔する。
このマスタングがショーカーとして完成するためには、クオリティの高いカスタムペイントが必要不可欠」という結論に達したのである。
萩原氏曰く「カスタムペイントで最も重要なのはペインターのセンスとスキルです。今回の場合は時間的な制約も大きい。カスタムペイントを決めた時点では、9月には船に乗せてアメリカへ送る予定でしたから。
カスタムペイントにデザイン的なセンスや塗装技術が重要なのは言うまでもない。
だが同時にそれ以上に重要になるのが塗装前のマスキング。カスタムペイントは、マスキングの段階で決まるといっても過言ではない。
『やっぱりできませんでした』なんてことになったら目も当てられません。限られた時間の中で最良の仕事ができる人間は? と考えた時、真っ先に頭に浮かんだのが市場さんだったんです」
萩原氏から連絡を受けたTMオートサービスの市場氏は、企画を聞いた瞬間に「無茶言いおるなぁ」と驚いたそうだ。というのも市場氏の仕事では、1年掛かりで仕上げるような車両も珍しくないからだ。
しかし、市場氏曰く「知らない人からの依頼であれば即断ったと思いますが、萩原社長の人柄は知っていたし、車両製作にかける熱い想いも伝わったのでお引き受けしました」と快諾。
今回紹介しているのは、ベースカラー塗布後に市場氏がフレイムスをペイントしているところと、市場氏が招集したA-HAND Ayaさんによるエアブラシアートのほんの触り。ペイントの詳細については、次号でじっくり解説する。
カスタムペイントを担当したTMオートサービス代表の市場氏。日本有数のカスタムペインターだ。
ベースカラーのキャンディオレンジ『EkiShow』と、市場氏がペイントしたフレイムス部分の『envy』は大阪の『SHOW UP JAPAN』が提供している。
カスタムペイントの完成度を一段階上げる役割を持つエアブラシを担当したのは、日本有数のミューラリストであるA-HAND Ayaさん。仙台在住のAyaさんは、今回2泊3日で広島まで出張してエアブラシ塗装を行なった。
598万円
年式:年
走行距離:24,000km
BUBU横浜
628万円
年式:2012年
走行距離:21,000km
BUBU横浜
48,600円
PERFORMANCE
ウエストクラブインターナショナル
48,600円
PERFORMANCE
ウエストクラブインターナショナル
33,000円
PERFORMANCE
BUBU阪神
27,170円
EXTERIOR
6DEGREES