以前掲載した『最新エアサス事情』の総まとめとして、2017年型フォードマスタング2.3エコブーストの仕様を大幅に変更し、2020年のSEMAショーに出展するというプロジェクトを、ジェットシティ代表の萩原氏から聞いたのは6月のことだった。
これまでも日本のショップが製作した車両がSEMAショーに展示されたことはあるのだが、萩原氏いわく「今回は日本人のセンス&ジャパンメイドならではのクオリティにこだわって、本気で製作します」と、力の入れ方がこれまでとは段違い。
とはいえ、SEMAショーの開催日程から逆算すると、車両の製作期間は3ヶ月にも満たないというし、最初にこのプロジェクトを聞いた時には、編集部的には半信半疑だった。
しかし、プロジェクトの総責任者である萩原氏に詳細を聞くと、「エアサスは本国のユニバーサルエアーに特注部品をオーダー済み」「ペイントはTMオートサービスの市場氏が担当」「塗料は新作の“envyキャンディ”をショーアップが提供してくれる」「エアブラシは東北の女性アーティストで」etcなど、細かい部分まで具体的で、萩原氏の目は完全にマジだった。
ということで「これは取材するしかない」と車両製作の過程をつぶさに撮影して再び掲載紹介することとなった。が、しかし、8月5日にまさかのSEMAショー中止のアナウンスが…。
正直、新型コロナウイルスの影響でSEMAショーが中止になった時点で、今回のプロジェクトがお蔵入りになることを覚悟した。でも、関係者の熱意はコロナウイルスになど負けなかったである。
萩原氏いわく、「中止になったものは仕方ない。目標を来年に切り替えて、製作スケジュールから渡米スケジュールまで全て練り直します。時間的な制約が緩和されたことで、より高い完成度のカスタムカーを作る機会ができたとプラス思考で頑張りますよ!」という。
計画自体が頓挫しても仕方ない状況で、すぐに目標を切り替えて前を向く関係者のバイタリティには感心するばかりである。ということで、来年のSEMAショーまで、このマスタングの製作状況を不定期でお伝えします。お楽しみに!
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
3,553円
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6DEGREES
1,881円
MAINTENANCE
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