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最新車両に対峙するメカニックはアナログ時代のレア車に乗る

2008 キャデラック エスカレード EXT

「ラグジュアリー」+「ピックアップ」が最大の魅力

アベカーズ多摩ガレージのメカニック・西山氏とその愛車を取材した。

更新日:2023.09.01

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ABE CARS Tama Garage TEL 042-311-0041 [ホームページ] [詳細情報]

クルマ3台とハーレー1台を所有し自転車趣味も満喫

 フォードエクスプローラーの診断をしたかと思えば、ラングラーの足回りカスタマイズを施工している西山さん。そう、西山さんはアベカーズ多摩ガレージのメカニックである。

 そんな西山さんの愛車は2008年型エスカレードEXT。EXTとはエスカレードをベースにしたピックアップトラックで、当時SUTと呼ばれたレアなエスカレード。ベースはシボレーアバランチである。

 もっと正確に言えば、エスカレードEXT自体は2代目エスカレード時代からあり(5.3リッターV8、6リッターV8に4速AT)、2007年から始まる3代目エスカレードでも登場することになる。

 西山さんが愛車とするEXTは、その3代目エスカレード時代のモデルであり、6.2リッターV8OHVエンジンに6速ATを組み合わせたモデルである。

▲2007年から2014年まで続く3代目キャデラックエスカレードのピックアップトラックバージョンがEXTである。

▲だが、EXTは2007年、2008年の2年間のみ生産されたレアモデル。よって価値は高い。

▲西山氏は、最新のフォード車から様々な年式の中古車に至るまで整備やカスタマイズを施すメカニックである。

 ちなみに3代目エスカレードは2014年まで続くが、EXTは3代目デビュー翌年の2008年で生産終了となっているからたった2年間のみのレアモデル。

 そんなエスカレードEXT最終モデルを、西山さんは今から約5年半前に入手した。

 「もともと某ショップが中古車並行車で日本に持ち込んだ車両です。それを友人が購入し、彼の乗り換え時に譲ってもらいました」

 購入時の走行距離は約11万キロで、現在は14万5000キロ超だから約5年半で3万5000キロを走らせたことになる。でもなぜEXTなのか?

 聞けば「西山さんはEXTを含め通算3台のアメ車に乗っており、それとは別にピックアップ歴もある。ちなみに、今現在の愛車はこのEXTとサニートラック(MT車)と70ヴォクシーという(ハーレーもお持ち)。すなわち、アメ車好きとピックアップ好きの両方を満たす存在がエスカレードEXTだった」のだ。

▲3代目エスカレードには6.2リッターV8エンジンに6速ATが組み合わされている。シッカリ手が入っていれば15万キロ走っても全く問題ない。

▲往年のエスカレードのインテリアであるが、雰囲気が良く、コンディションも良い。

 そんな西山さんはメカニックであるから、当然怖いもの知らずであり、このEXTを購入する際も走行距離等を一切気にすることなく、全体を見渡し、自分の価値基準を満たしていた段階で購入を決定。

 というか、さすがはメカニック。本当に羨ましい。我々素人は、正直若干ビビりながら中古車を購入することが多い(笑)。だが、メカニックは、基本、事故車じゃない限り自分で直せるから気にする部分が全く異なるのだろう。

 「購入してからのトラブルは若干ですね。まずブレーキランプの点灯しっぱなしが一回、会社からの帰路、エンジンがかからないスタータートラブルが一回、あと予備でオルタネーターとバッテリーを一回交換している程度です」

 西山さんは、オイル交換から車検まで自分でできる部分は全て自分で作業するというし、時に自宅駐車場で作業することもあるという。

▲年輪を感じさせるエンブレム。交換するとなると結構高価(笑)

▲ステッチの入ったシートはこの車両を並行輸入した某ショップオリジナルのもの。コンディション自体は非常に良い。

 そんなEXTは、すでに15年前のモデルであるが路上でエンコするようなトラブルは皆無であり、上記トラブル(単なる消耗)も常に会社帰りに気付くことで会社駐車場内で対処可能だったというから運がいい。

 というか、日頃からのシッカリとした点検等が効いていたのだろう。

 西山さんは、ハーレーも所有しており、自転車趣味もあるということで、EXTの荷台には自転車関連のパーツを積載していることが多いという。くわえてクルマ通勤可能というから今後もEXTは好調がキープされるに違いない。

 と同時に、最新車両から中古車に至るまで、幅広い車種や年式に対峙するメカニックとして、きっと頼もしい存在に違いない。

▲自転車趣味もあり、そのパーツ類が荷台いっぱいに積載されている。

▲キャデラックというラグジュアリーブランドのピックアップというところが最大の魅力という。

▲自らアメ車に乗っているメカニックがいるとユーザーとしても安心感が全く違うだろう。

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