シェルビーGT500スーパースネークは、1960〜70年代に一世を風靡した故キャロルシェルビー氏が手がけたシェルビーコブラやフォードGT40の血統を受け継ぐ、生粋のアメリカンスーパーカーである。スーパースネークとは、その名の通り他のスーパースポーツカーを凌駕するパフォーマンスを意味している。
そんな米国シェルビーアメリカン社が製作しているシェルビーGT500スーパースネークの2013年モデルが発表された。
これはフォードがリリースしている2013年型シェルビーGT500(コンバーチブルも可)をベースとしたものであり、ストック状態で662hpを発生させるシェルビーGT500を850hpまでアップさせるという。
もちろん、パワーアップに伴いクーリングシステムやブレーキシステム、サスペンション&タイヤに至まできっちり手が加えられ、ボディも一部にカーボンを用いたり、豪華なインテリアもスーパースネーク仕様へと変貌を遂げる。
同時に2013年モデルでは、フォードがリリースするボディカラー(ゴット・ハブ・イットを含む)全色に対応することも発表された。
なお、シェルビーアメリカンではシェルビーGT350とGTSもリリースしており、シェルビーGT350は、マスタングGT V8(コンバーチブルも可)をベースとするものであり、標準のNA仕様で430hp(オプションのコールドエアパッケージ装着で450hpも可能)、オプションでフォードレーシングのスーパーチャージャーをセレクトすれば525hp、さらには624hpへとパワーアップが可能である。ちなみに、メイン写真はゴット・ハブ・イットのボディカラーをまとったGT350である。
一方GTSは、マスタングV6(コンバーチブルも可)とマスタングGT V8(コンバーチブルも可)をベースとした、主にエクステリアやハンドリング向上をメインとしたカスタムメニューが用意されている。
もちろん、オプションでパワーアップメニューも用意され、V8が525hp、624hpへ、V6が475hpへとパワーアップが可能である。
2013年モデルからは、NA仕様のみオートマチックトランスミッションにも対応することが発表されている。
シェルビーアメリカンにて上記のメニューを受けるには、まずはベース車輌を購入することが必要になる。取り扱いをしているASDNによれば、「たとえばシェルビーGT350が欲しいとなれば、弊社でV8マスタングを購入してもらい、購入手続きを開始します。で、その車輌をシェルビーアメリカン社に移送し、ファクトリーで1台1台ハンドメイドチューニングされることになります」
つまり、シェルビーGT350を購入する場合、ベースとなるV8GTの費用とシェルビーアメリカンにてGT350にチューニングされる費用とがダブルでかかるということである(その他にも諸経費がかかる)。しかも日本から購入する場合は、新車購入時のみ受け付けられるという。
シェルビーGT500スーパースネークが欲しいとなれば、シェルビーGT500の購入代金とスーパースネークへのチューニング費用とその他諸々の諸経費がかかり、シェルビーGT500の購入代金の倍近く(以上か?)がかかる計算になる。
それでも、世界で1台のハンドメイドマッスルカーが自分のものになるというなら…。既製品のスーパーカー以上の価値があるに違いない!
と考えれば、世界一安価な純アメリカ製スーパーカーとして認知されるかもしれない。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES