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[試乗記]

ラングラーの取り扱いを増す「ブルート」にて新旧モデルを比較

ジープラングラー アンリミテッド サハラ ローンチエディション vol.1

新型ラングラーは旧型の良さを損なうことなく正常進化

キャデラックエスカレードやハマー、そしてリンカーンナビゲーターといったフルサイズSUVを熟知しているショップ・ブルートにてラングラーの新旧比較をおこなった。

更新日:2018.12.11

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ブルート TEL 0489529260 [ホームページ] [詳細情報]

旧型JKモデルの販売率を高めていく

 ブルートは、上記フルサイズSUVの中古車を積極的に取り扱い、独自の選択眼と納車&整備ノウハウによって「質が違う」と言わしめ、日本全国からの引き合いが多いショップである。

 そんなブルートは、次なる販売戦略として「ラングラー」を検討しているという。モデルはJKラングラー。

 いわゆるひと世代前のモデルであるが、現在までのラングラー人気、さらには同店の在庫がほとんど売れてしまっていること、そしていまだある問い合わせの多さによって、決断したという。

 「このJKラングラーの年式ですと中古車のほとんどがディーラー車です。なので、車両の見極めが中古並行車とは違って、楽で確実というとこがポイントです。

 それと、ディーラー車を購入するとカスタマイズがあまりできない、ということがあるかと思いますが、弊社ではそういった方々の要望にも応えられるよう、各種カスタマイズパーツや最先端のアメリカンカルチャー的なスタイルの提案も可能ですし、何といっても、日本にあるジープ屋さんは敷居が高いですから(笑)。

 そういったショップとは異なったライトなモデルが提案できればと考えます」とブルートのマネージャー・岡崎氏。

新型ラングラーのデザインは、1955年に誕生した民間用ジープ「CJ-5」のデザインを色濃く反映しているという。特に、ヘッドライトの内側が7スロットグリルにまで食い込んだデザインや、台形のフロントフェイシアは、その面影を色濃く反映している。

とはいえ、何度見返してもどこから見てもラングラーに間違いない。進化はしたが、ラングラーの印象は全く変わらない。ちなみにボディサイズは、全長×全幅×全高=4870×1895×1845ミリ(アンリミテッド)、ホイールベース=3010ミリ。旧型比では、全長が165ミリ、全幅が15ミリ、ホイールベースが65ミリ拡大している。

ヘッドライト及びフォグライト、テールランプ、デイタイムランニングライトのすべてをLED化し、ラングラー史上初のLEDライト搭載モデルである。

ボディカラーも良く、このフェンダーラインがたまらなくカッコイイ。

新型即納車を業界一早く試乗取材

 取材当日、ブルートに2台あったJKの中古個体だが、1台はすでにsoldoutの納車待ちで、今現在の在庫車は2015年型の1台のみというが、これからも良好なタマを探し続けるというから楽しみにして欲しい。

 さて、今回ブルートに最新ラングラーJLモデルが入荷したということで、取材に行ってきた。入荷したモデルはアンリミテッド サハラ ローンチエディション。新型モデルは3つのラインナップを有しているが、アンリミテッドサハラローンチエディションは、販売価格530万円の最上級モデルで3.6リッターV6エンジン搭載モデルである。

 じつはこの車両はすでにオーナーが決まっていて、そのオーナーの方に許しを得て、納車直前に取材させてもらった。しかも、若干だが、公道にて試乗もさせてもらったため、これまでのような置物を見ていただけとは異なる取材が可能になったのである。

搭載されるエンジンは3.6リッターV6。このエンジンは旧型モデルと同様のもので284ps/6400rpm、最大トルク35.4kg-m/4100rpmを発生させる。それに8速ATが組み合わされる。

ドアノブの形状が変わり、ボタン式の開閉形式が変わった。以前はボタンを押しながらノブを引いたが、新型はノブを引けば開く。

一方でボンネット開閉のロックは以前と同じ形式。旧型の形式が残っているものもあれば、変化したものもある。

右ハンドルの弊害は一切なく、激変したインテリアは、ある意味現代車の基準に達したと言えるが、外装関連の質感等と等しく、非常に洗練された雰囲気になっている。

各部の工作精度が格段に向上している

 で、新型ラングラーは11月23日に発売が開始され、一部では今オーダーしても来年の4月以降の納車になるという話もあるくらい売れている。このモデルはホントの即納車だっただめ、12月の上旬にはブルートに入荷し、この原稿がアップされている頃にはオーナーさんの手に渡っているはずである(羨ましい)。

 そんな即納車のラングラーJLだが、ファーストインプレッションは上々である。「カッコイイ。良くなっている。いいじゃん」。ガングレーメタリックのボディカラーのイメージもあるのだろうが、ほんと、ゲレンデっぽい(笑)。

 まず、全体的なボディ各部の工作精度が格段に上がっており、チリや隙間やパーツ装着のクオリティが断然上がっている。筆者的には旧型でもそれほど気にならなかったが、国産車やドイツ車乗りに言わせると「雑」って一刀両断されたいた部分が、新型モデルにはまったくない。

 ドアを開けると、ボタン操作がなくなったドアノブに気づき、ドアを閉めると旧モデルにあった「ガチャっていう鉄板感」がなくなっていることにも気づくが、それは「ドアがアルミになったせいだ」と変化を如実に感じさせる。

 それでも、ボディ全体の大きさの違いはそれほど感じさせないし(実際には若干大きくなっている)、未だに小ぶりなサイジングには好感だし、少なくともモデルチェンジによって失われた部分は全くないと思う。

それまでのゲート式のATレバーから変化したシフトノブ。AT自体も8速ATが新たに搭載されている。

センターコンソールの意匠も変化しているし、使用されている樹脂類の質感も向上している。

7インチのフルカラーディスプレイに最新世代の「Uconnect」を採用し、スマートフォンの各種機能を車載機器で操作できるようにする、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応している。また後退時の後方確認を補助するリアバックアップカメラを全車に標準装備している。

二眼式のアナログメーターに液晶ディスプレイが加えられたインパネは、ある意味、ラングラーにおいて一番変化した部分かもしれない。

新型モデルの初試乗

 その後シートに座ってみたが、着座位置や四角いフロントウインドーの小ささ、それでも視界は悪くなく、感覚的な旧モデルとの差は大きくなく、その辺の変化はそれほどない。

 だが。目前に広がるインテリアの雰囲気は激変である。二眼式のアナログメーターや7インチのフルカラーディスプレイがまったく違和感なく収まっており、そういった意匠がウクことなく収まるだけの質感や洗練された雰囲気が構築されている。

 とはいえ、ウインドーの開閉ボタンはいつもの位置に配置されているし、進化はしているが、機能性や独自性はまったく失われていない。

 唯一、旧ラングラーのゲート式ATに慣れていると、新型のATノブの操作性に慣れるまでに時間が必要かもしれない。が、そのくらいである。

脱着式のハードトップ・フリーダムトップは、構造の見直しを行い、脱着の簡易化に成功、さらには雨漏れ対策を施し万全の状態になっている。

ラングラー初のリアテールのLED。デザイン的にもボディにマッチしており、違和感は全くない。

今モデルからフルタイム4WDとなったために、走行性能の安定化は今まで以上のものがある。

唯一無二の存在感は、フルモデルチェンジをしても今までと同様のものを有している。ホントにカッコイイ。

>> ジープラングラー アンリミテッド サハラ ローンチエディション vol.2 を見る

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