シェイカー装着車の2018年型の新車である。正確に記せばR/Tプラスシェイカー。ボディカラーはこれまた珍しいグリーンメタリック。イエローやレッドカラーのチャレンジャーも好きだが、B5ブルーやこのグリーンメタリックのようなメタリックカラーが似合うのもチャレンジャーのデザイン的魅力のひとつである。
搭載されるエンジンは、5.7リッターV8HEMI。372hp、最大トルク400lb-ftを発生させ8速ATと組み合わされる。この8速ATも、旧型比で驚くほどの小気味よさを感じさせる。だから、完成度の高さに十分満足できる。
昨今、6.4リッターV8NAエンジンを搭載した392の人気が高く、中古車市場での392比率も俄然高まっている。だから購入時に392と迷う可能性は多分にあると感じるものの、長期にわたり所有する覚悟を持っての購入であれば、しかも取材車のような「新車」であるならば、あえて今からR/Tの8速ATを大切に長く乗るのも良い判断だと思うのである。
しかも、ボディカラーはレア度の高いグリーンメタ。個人的にはグレードよりもこのカラーに一目惚れだったし、シェイカー装着車なわけだから、それだけでも十分に個性的。
ちなみにシェイカーフードであるが、ノーマルチャレンジャーのデザイン的魅力を、さらに一段と引き上げる魔法のパーツとして本国でも人気が高い。往年のチャレンジャーやクーダ、またはその他マッスルカーが持っていた巨大なボンネットフードの突起物人気は、いまなお健在である。
シェイカーフード下には、エアクリーナーケースに直付けされたエアスクープがあり、それがボンネットフードを突き抜けた形状となっている。よって排気効率がよくなるのは事実だが、メーカー公表値としてパワー等に変化はない。だが、このパーツが装着されたチャレンジャーのデザイン的魅力は一気に跳ね上がる。
このシェイカーフード、2014年までは限定モデルにのみ装着されていた特殊なパーツだったが、アフターマーケットでシェイカーフードが登場してしまった経緯もあって、FCAは2015年から標準装備するラインナップを作ったのである。そのくらい、人気の高いパーツということが言えたのである。
そのシェイカー装着車は、2015年モデル以降から3つのグレードが用意されている。「R/Tシェイカー」、「R/Tプラスシェイカー」、「392HEMIスキャットパックシェイカー」である。
なお、このシェイカーフードは2018年でラインナップから外れてしまったため、2019年からは新車で入手することは不可能になっている。すなわち、こうした新車の在庫車を探さない限り、新車のシェイカーモデルの入手は不可能なのである。
ということで、シェイカー装着車の新車、ということだけでも十分に魅力的だが、グリーンメタリックのボディカラーがやけにクールだし、あえてアメリカ的なヤンチャな乗り方をせずに、「大人の男のクーペ」としてノーマル状態のまま乗ったとしても、十分に絵になるチャレンジャーと言えるだろう。
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