ダッジチャレンジャーがデビューしたのが2008年。その当時はR/Tがメインであり、次点としてV6エンジン搭載車のSXTが数多く日本に輸入されていた。
だが、2015年にマイナーチェンジを果たしてからは日本での人気は圧倒的にV8エンジン搭載車となり、中古車ですらV6モデルの存在が姿を消していたから、正直、頭の中からの完全に抜け落ちていたのである。
そんななか、2017年に「GT」というグレードが誕生した。これはV6エンジン搭載車にAWD、いわゆる四輪駆動を組み合わせたモデルであり、チャレンジャーのラインナップ充実としてアメリカ本国の寒冷地で好評だったという。
日本のアメ車ショップにもGTが結構直輸入されており、今回の車両以外にも、この後取材する予定のGT(ライトチューン車)があり、=V6モデルの人気上昇に繋がっているのである。
さて、今回取材した車両は、2019年型の新車のGT。駆動方式はFRであった。聞けばGTにはAWDとFRが存在し、FRモデルはSXTと同じV6エンジンを搭載するが、よりスポーティな仕上げになっているという。
要するにSXTはV6エンジン搭載のベースグレードであり、GTのFRモデルは、そのSXTをベースにエアロや足回りの設定がスポーティな仕様になっているという違いである。
このGTに搭載されるエンジンは、3.6リッターV6ペンタスターで、305hp、最大トルク269lb-ftを発生させ、8速ATと組み合わされる。
たとえばR/Tに搭載される5.7リッターV8は、372hpを発生させるから比較すれば約70hp低いのだが、GTの車重は1772kgでR/Tのそれが1886kgと114kgの差があるわけだから、70hp差が40hp差くらいまで減っている可能性はある(と思いたい)
それにチャレンジャーのボディがほぼそのままであって、V6エンジン搭載車と示すエクステリアの差がほとんどないのもいい。逆に精悍なフロントマスクに「GT」のバッジがよく似合っており、高性能モデルを予感させる。
先日、とあるイベントでローダウンにホワイトレターの極太タイヤを履いたV6チャレンジャーオーナーと話をした。そのオーナーさん曰く「カッコ重視のV6ですね」と話していたのだが、交換していた社外のマフラーが甲高いサウンドを奏でており、じつに新鮮なチャレンジャーだったことを記憶している。
搭載されるV6は、ちょっといじるとV8とはまったく異なる反応を示すらしく、そういった別の楽しみを持っているということもあり、「あえてV6を」という選択肢もありなのかもしれないと思ったのである。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES