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試乗記 TEST RIDE 2008 ダッジチャレンジャー コンバーチブル本国ビルダーによるコンバーチブル化カスタマイズ

2008 ダッジチャレンジャー コンバーチブル

その実物は恐ろしいほどカッコイイ

SNS上では多数見かけるチャレンジャーのコンバーチブルだが、実物を見たのは初めて。しかも、その出来の良さは圧倒的であり、カッコ良さは筆舌に尽くしがたいレベルだった。

更新日:2019.11.11文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

ガレージダイバン
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GDファクトリー千葉店
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電動フルオープンのコンバーチブル

 2008年型のチャレンジャーSRT8である。搭載エンジンは6.1リッターV8HEMIで、425hp、最大トルク420lb-ftを発生させる。今となっては現行チャレンジャーのデビュー時のモデルであり、少々懐かしい感じがするデザインである。

 だが、このチャレンジャーはそれだけに留まらない。なんと幌車。電動スイッチひとつでフルオープンになるコンバーチブルである。

 ちょっと余談だが、これまで多数の年月、アメ車に携わってきた筆者が感じてきた最大の疑問のひとつが「なぜ現代版チャレンジャーにコンバーチブルが存在しないのか」であった。

 たとえばマスタングやカマロにはコンバーチブルが必ず存在するし、そもそもアメ車のスポーティモデルにコンバーチブルは付き物だと常々感じていたから、「余計に何故なんだ」「あれば、絶対売れるのに」とずっと思ってきた。

 けれど、ちょっと深読みすれば、「当時のクライスラーにコンバーチブルを製作する予算がない」とか「そもそも屋根を切るとボディがもたない」とか…etc、まあいろいろありそうだなということも想像はできた。
この違和感のない美しいスタイルは、現代版チャレンジャーのボディデザインのぶ厚さが見事に消えるからなのだろう。
現代版チャレンジャーをベースにコンバーチブルを製作。それをガレージダイバンが日本に直輸入した。その出来栄えは非常によく、またオープン化されたチャレンジャーのスタイルが恐ろしいほどカッコイイ。
チャレンジャーベースにこれまで、数々のカスタマイズカーを見てきたが、これほどまでに感動させる作品に出会った試しがない。この屋根のないリアテール一体がとにかく美しいの一言。現代版チャレンジャーのデザインはオープンにこそ向いているのかもしれない。
ボディ縦横比率の関係からか、他のマスタング等のコンバーチブルよりもオープンになったときの迫力が段違い。
幌を閉めたスタイルも悪くない。というか、何度も言うが、まるで純正のごとき絶妙な収まり感である。
幌車になり、ウインドースクリーンが小さくなった以外、バランスの悪さが見えないところが素晴らしい。さすが社歴41年のコンバーチブル製作集団である。
ご覧のとおりのスマートさ。ただし、コンバーチブルトップの耐候性に関しては未知数であり、今後の使用状況にての判断が必要になる。だが、それをおしても欲しくなるであろう素晴らしい存在だった。

これまで見たどんなカスタマイズカーよりもカッコイイ

 で、そんな中での取材車である。まずは止まっている姿を見て、「カッケー」と。さらに撮影に出かけた現場でカメラマンに向かい走る姿を見て「めちゃくちゃカッコいいー」の連呼。

 恐くフロントウインドーとボディ全長および全幅のサイズ感のバランスが絶妙であり、それらすべてが渾然一体となった理想に近いコンバーチブルスタイルを作り出しているのだろうと思う。

 たとえばマスタングだと、全長に対して全幅サイズが短いから細長い印象が強くなる。だから運転はしやすいが、見た目の迫力が若干足りない。

 だが、チャレンジャーのコンバーチブルだと、全体のサイズ感による迫力が伴っており(フロントウインドーが短く見えるのがより素晴らしい)、昔よく見ていたドラマ『ナッシュブリッジス』で主人公がクーダのコンバーチブルに乗っていたのだが、それに近いザ・アメ車的な印象をもたらしてくれる。

 くわえて、見慣れた感のある現代版チャレンジャーとは全く異なる色気を発していることにも気づくのである。
撮影中に後ろを追いかけて走行していたのだが、とにかくこのリアスタイルが良かった。

本国コンバーチブル製作集団作

 さて、このチャレンジャーのコンバーチブルだが、本国にてカスタマイズされたもの。ドロップトップカスタムズと呼ばれるビルダーに製作されたものであり、彼らは社歴41年のコンバーチブル製作集団として有名である。

 なので、われわれがSNS上で数多く見てきているチャレンジャーのコンバーチブルとは、ほぼ十中八九このドロップトップカスタムズが製作したものだろうと思われる。

 今回の車両は2008年車だが、もちろん現行最新のヘルキャット等での製作も可能であり、チャレンジャー以外にもキャデラックATS等の最新パフォーマンスカーでの製作も行われている。

 ちなみに、彼らはコンバーチブルの製作集団ではあるが、コンバーチブル化した車両を販売しているわけではない。だから、欲しい場合は車両を用意して彼らに持ち込む必要がある。
幌を何度も開閉したが、見事なまでに上下動を繰り返す。しかもその上下動も現代のコンバーチブルに類する速さで行われる。
気になる工作精度だが、素人目に見ても想像以上にレベルが高いと言えるものだった。もちろんルーフの接合部分の質や精度も同様に質感高い作業だった。
右のスイッチが新たに追加されたリアウインドーの上下動スイッチ。左のスイッチが幌の電動スイッチ。
幌を自動で収めた後に幌カバーをかける。これは手動になり、使用しないときはトランクにしまっておくことも可能。
クーペのチャレンジャーではハメ殺しになっているリアウインドーだが、コンバーチブルでは新たに電動化されている。
リアウインドーは熱線入りのガラス窓。クーペに比してサイズは小さいが、視認性はシッカリ確保されている。ガラスだけに耐久性も十分。
幌を収納した際のスペースにトランクが犠牲になっているかと思いきや、シッカリその辺も考慮され、トランクスペースが確保されているのはさすが。

美しいとすら感じさせるオープンスタイル

 今回の車両は、すでに製作されてあった車両をコンディションを現地で確認した上でガレージダイバンが直輸入したものであり、輸入に関して排ガス試験を改めて受けガス枠レポートを取得してまで輸入したもの。

 聞けば、「クーペの6.1HEMIのガス枠はすでに存在しているのですが、コンバーチブル化したことで、幌車として新たに取得しないといけないのです」とのこと。そこまでしても入手すべき車両だったということなのだろう。

 それにしてもフルオープンになった姿は見事なものである。美しいとすら感じる。しかもV8エンジン車でコルサのマフラーサウンドと伴って抜群の音色を轟かせ、屋根がないことでダイレクトなV8サウンドが響き渡るのである。

 くわえて、ホイールは現行型のモデルが装備されているから、スタイリングの面だけでなく走りの面でも安心感が高い。

 ということで、ちょっと試乗し実際にどんなものか、を試してみる。
カッコイイだけでなく、とにかく気持ちいい。しかも時速30キロでも楽しいのだから、パワーを追いかける必要性も感じない。

想像以上の工作精度にネガはほとんど感じない

 まず、コンバーチブル化にともなって、ルーフが切られている。そしてクーペではハメ殺しになっているリアウインドーを電動で上下可能なようにし、リアシートとトランクスペースの閒に幌を組み立て収納できるようにする。もちろん、幌は電動である。あと、トランクスペースもちゃんとあるから心配ご無用。

 幌に付くリアウインドーは当然熱線入りのガラスウインドーだから視認性も悪くない。幌の電動スイッチとリアウインドーの電動スイッチは、ドライバーステアリング左側下に設置され、ワンタッチで開閉可能になる。幌の見た目の工作精度も非常に高い。

 当然ながら、ボディは補強されている。まずフロント部分にはエンジンルームにタワーバーを入れ、ボディ下面にスチールのクロスバーを張り巡らせ溶接でガッチリ固められている。

 だから、日本の国道あたりで普通に走った限りでは、まったくの無敵。なんらミシミシガタガタせずに、気持ちよく走らせることが可能。少なくとも当日走らせた限りにおいては、そのネガを感じることは皆無だった。それに最高に気持ちいい。よく目立つし。
とにかくカッコイイ。しかも日本でもレアなコンバーチブルだけあって満足感も高い。もちろんそれは非常に高い工作精度によって作られているからでもある。
搭載エンジンは6.1リッターV8HEMIで、425hp、最大トルク420lb-ftを発生させる。見ればわかるが、太いタワーバーによってボディの補強がなされている。
こちらは工場に戻り下回りをチェックした写真。ボディサイドから中央にかけてスチールの補強バーやクロスバーがガッチリ溶接されている。単に屋根を切っただけのコンバーチブルではないだ。
もちろんこれら補強により重量増にはなっているが、試乗した限り、まったく過不足なく走ってくれるし、そもそもノーマルで400hp以上あるわけで、パワー不足を感じることは皆無。

純正のコンバーチブルと言われても遜色ない出来栄え

 それともうひとつ。幌を閉めた状態でのスタイルだが、それも悪くない。というか、正直、純正のコンバーチブルと言われても遜色ないような、それほどの出来である。

 もちろん、幌の耐候性に関しては不明だし、正直、日本の雨にどれだけ耐えられるかは微妙な部分もあるかもしれないが、それでも、そんな不安をも超越するほどの色気と魅力が、このコンバーチブルには存在する。

 現行チャレンジャーの魅力のひとつは、間違いなくパワーだろう。717hp、797hpをみなが追いかける気持ちもわからなくはない。だが、こうしたパワーとはちょっとかけ離れた新たな魅力にも気づいて欲しい。正直、最新のヘルキャットよりもコンバーチブルのが断然素敵だと思ったほど。

 現代のアメ車でカッコ良さを追い求めるなら、チャレンジャーのコンバーチブルは間違いなくトップ3にランクインするだろう。

 なお、チャレンジャーコンバーチブルに関しては、ガス枠を新たに取得したガレージダイバンにおいて今後も直輸入可能であり、その他情報も数多く持ち合わせているため、確認してみるといいだろう。今回の車両なような中古車もあれば、最新の車両にてコンバーチブルを製作することも可能だから。

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