TEST RIDE

[試乗記]

数少ない新車で直輸入されたナビゲーター

2015 リンカーン ナビゲーター

歴史に残る4代目フラッグシップSUV

この4代目はフォードジャパン撤退によるたった一年のみのディーラー車があったからか、アメリカから直輸入された車両自体も少ない。要するに日本における個体の全体数が少ないのである。

更新日:2022.09.23

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ブルート TEL 0489529260 [ホームページ] [詳細情報]

フォード絶頂期のモデル

 2015年当時、フォードの広報車に試乗したことがあるが、もの凄い変化を感じた記憶が鮮明に残っている。とにかく軽々走り、SUVにしては強固なボディであり、それまで感じていた「鷹揚としたアメ車らしさ」みたいなものがまったくなくなっていたのに驚いた。

 その当時、搭載エンジンがそれまでの5.4リッターV8から3.5リッターV6ツインターボに変わっていたから、正直期待はしていなかったのだが、そうした印象をも覆すほどのガッチリとした出来栄えに、余計に驚いたのである。

 恐らくだが、その当時のフォード車を振り返れば、エクスプローラーも良かったし、マスタングも素晴らしい、だから当然リンカーンにもその流れというか勢いが伝達され、そのまま形となって現れたのであろう。

 だが、その2015年2016年あたりのフォード車の出来の良さには感心しつつも、我々日本人にとっては別の意味で忘れられない年でもあった。そう、フォードジャパンの撤退。

▲リンカーンモデルの象徴である「スプリットウインググリル」が採用され、らしい風情を感じさせながらも力強いスタイリングに仕上っている。このモデルは2015年から2017年までの短命モデルであるが人気は高い。

▲サイズ的には、エクスプローラーと比べると、車幅は同じで全長で20センチ長く、全高も20センチ弱高い。が、運転してみると小回りが利くので毎日使用でも慣れれば問題ないはず。

ナビゲーター販売の実績あるショップの個体

 フォード車の出来の良さとは反比例し日本では思ったように売れない、というフォード首脳陣の判断により日本から撤退してしまったわけであるが、そうした事例があったにせよ、その当時からのフォード車の完成度の高さは変わらないわけだから、それらに対応出来るショップでコンディション良好の車両を購入すれば良いだけのこと、である。

 で、ブルートはこうした上記の流れとはまた別に、旧時代からリンカーンナビゲーターを扱っており、そうした流れで初代、2代目、3代目、そして4代目と扱ってきている。

 もっと言えば、キャデラックエスカレードを扱い、それに相対するリンカーンをも扱ってきており、両者を長い間販売&整備してきた流れで、時代の流行り廃り関係なく、今なおその両者を扱い続けているだけに期待が大きい。

 今回取材した個体は、2015年型ナビゲーターの直輸入モデル。新車並行で日本に持ち込まれ、今現在走行距離はほぼほぼ1万キロ。

▲ツインターボに直噴、可変バルブタイミングを組み合わせ、前V8から排気量の大幅なダウンサイジングを図りながらも、リッターあたり100ps以上を実現したV6ツインターボエンジンを搭載。

▲上質なプレミアムレザーやウォールナットウッドパネルを採用し細部にまでこだわり、優雅で上質なリンカーンならではの空間を作りあげた一方で先進技術を採用し、利便性と快適性を向上させている。

▲組み合わされる6速ATは、シフトノブのボタン操作によってギアのアップダウンを行うことができる。

個体数が極めて少ない4代目モデル

 この年代のナビゲーターは、上記した通り一年間ディーラー車が存在したからか、アメリカから直輸入された個体が少なく、そのままフォードジャパンの撤退とともに販売が減少したこともあり、そんな時代にあえて直輸入する業者もなく、結果個体数が極めて少ない。

 「そもそもディーラー車自体も非常に少なく、並行で持ち込まれた車両も少ないので、仕入れたくてもできない車両です。が、5代目モデルが非常に高価な存在になってしまったので、今この年代のナビゲーターに人気が集中しています」とブルートの岡崎氏。

 ちなみに、当時日本仕様のディーラー車で発売された個体は、白と黒のボディカラーの2色で、ともにブラックのホイールが装着されていたが、今回の個体は直輸入車であるからシルバーのホイールが装備されているからこれだけでも印象が全く変わっているのがわかる。

 ということで、改めて2015年型ナビゲーター。搭載される3.5リッターV6エコブーストツインターボエンジンは、それまでの5.4リッターV8エンジンから大幅なダウンサイジングを図りながらも、最高出力で385ps/5250rpm、最大トルク63.6kg-m/2750rpmを発生させる。

 1700rpmからピークトルクの90%を発生し、どの速度域からでも力強い加速を実現するこのエンジンは、旧V8モデルと比較してもその差は歴然であり、圧倒的に速い。

▲このモデルからメーター類に液晶デジタルが使用されるようになり、まさしくモダンラグジュアリーなインテリアを実現していた。

▲センターコンソール自体はシンプルな形状になっている。

▲285-45-22インチタイヤとホイールが組み合わされる。

▲運転席シートの座面には使用感が若干残るものの全体的なコンディションは非常に良い。

乗ればアメリカンSUVのイメージが変わる

 実際旧V8比で馬力にして約70ps、トルク12kg-mの増強により強烈な走行性能を実現しており、またリッターあたり100ps以上を実現したツインターボエンジンは、これまでのアメリカンV8とはまた異なる世界へと導いてくれる。

 これ以前にフォードエクスプローラーでも感じたが、この当時のフォードのダウンサイジングはすべての車種において見事にハマっていたと思うし、V8エンジンではないが、それでも「アメ車」と思えるだけの雰囲気は十分に感じさせてくれたから、しかもそれでいて実際にV8以上のパフォーマンスを発揮させているのだから申し分ない、と言っても差し支えないだろう。

 なお、このエンジンに組み合わされるミッションは、セレクトシフト付き6速ATであり、マニュアルモードでの運転が可能となっている。

 一方足回りには走行中の車両を1000分の2秒毎にモニターし、サスペンションの設定を最適化する、可変コントロールダンピングサスペンションを採用することでハンドリング性能と快適性を向上を両立させ、駆動システムは、従来と同様にコントロールトラック4WDシステムを採用しながら、新型では滑りやすい急勾配を下る時に有効なヒルディセントコントロールを装備し、SUVとしての走破性も向上させている。

 乗るとわかるが、それまでのアメリカンフルサイズSUVのイメージが激変するほどのガッチリしたボディとシッカリした足回りによりイメージが変わるはずである。

 すでに7年落ちの個体となるが、1万キロ程度の走行距離で内装等のコンディションが十分に保たれていること、また販売しているのが、この年代のナビゲーターを数多く販売している実績のあるショップであること、日本における非常にレアな存在であること、そして後に振り返った時に必ずや名車候補として名が挙がる存在ではずだから、出物があること自体が非常に稀であるし、急いだ方がいいだろうと思うのである。

▲セカンドシートはキャプテンタイプ。使用感はほとんどない。

▲サードシートに至っては使用された形跡が全くないと言っても良いくらいの状態。

▲リアハッチのウインドーが開く等、利便性も高い。

▲フルサイズだけにサードシートが立ったままの状態でもリアの荷室は大きい。

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