TEST RIDE

[試乗記]

アウトドアの味付けを増したクロスオーバーSUV

2022 フォードエクスプローラー ティンバーライン

既存のオフロードSUVとは一線を画す存在感を発揮

オンオフ、どちらの希望も満たす今一番旬なSUVを取材した。

更新日:2023.06.10

文/石山英次 写真/石井秋良

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU阪神 TEL 06-6427-5151 [ホームページ] [詳細情報]

SUVとCUVのちょうど中間に位置する存在

 近年、世界中でSUVが人気である。もちろん日本もその真っ只中にあり、なかでも昨今のアウトドア志向の高まりによりジープ系SUVやランクルといったオフロードSUVが人気である。

 が、その一方で、いわゆるアーバンSUVと呼ばれる都市型SUV=CUVも人気であるから、街行くSUVは大きく分けてこの二種類のSUVで埋められている。

 ちなみにCUVとはクロスオーバーSUV=ゴツいフレームボディを廃しモノコックボディを基本とする乗用車ベースのSUVであるから、乗り心地や快適性が非常に高いという利点を持つ。

 で、今回紹介するエクスプローラーティンバーラインは、上記SUVとCUVのちょうど中間に位置するような存在である。

▲ご覧の通りモノコックのクロスオーバーSUVがベースになっているから、乗降性が良く、快適性が高い。特に足入れ感が非常に良い。

▲そんなエクスプローラーをベースにアウトドアバージョンとして2022年に登場したのがティンバーライン。

 すなわち、オフロード的装備を組み付けたCUV。だが、これがまた今の時代に適した非常に魅力的な雰囲気を発している。要するにどちらの気分も満たす最高の存在なのだ。

 まずはエクスプローラーについて。2011年にデビューした第五世代エクスプローラーは、モノコックボディ+横置きエンジン&FF駆動の採用によって、初代以来続いてきたトラックベースを捨てた=SUVからCUVへ変貌を遂げる。

 そして燃費向上に不可欠な軽量化とエンジンを搭載し、路上での快適性向上が図られた革新的アメリカンSUVだった。

 それから9年後の2020年に新たなフルモデルチェンジが行われ、現行型第六世代が登場する。この第六世代の基本構造は第五世代とほぼ同じであるが、駆動方式がFRに変更される。もちろん四輪駆動である。

 ボディサイズの変化は旧型比でほとんどないために(ホイールベースが若干短くなった)、デザインと駆動方式の変更が大きな特徴になる。

▲搭載されるエンジンは、2.3リッター直4エコブーストターボで300hp、最大トルク310lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。

▲非常に質感の高いエクスプローラーのインパネをベースにしているから、豪華絢爛なアウトドア仕様SUVのような印象をもたらす。

▲ミッションは10速ATでダイヤル式のセレクタを使用する。パドル操作による変速も可能。

 搭載されるエンジンは、3リッターV6エコブーストターボと2.3リッター直4エコブーストターボで、前者は365hp、最大トルク380lb-ft、後者は300hp、最大トルク310lb-ftを発生させ、両社ともに10速ATと組み合わされる。

 が、日本で人気が高いのは当然ながら後者。いわゆるダウンサイジングモデルである。

 そんなエクスプローラーの2022年モデルに追加されたのがティンバーライン。エクスプローラーをベースにアウトドア性能を高めたモデルである。

 具体的には最低地上高を10.6インチ(約27センチ)と高めることでクラストップレベルとし、アプローチアングルは28.5°、ディパーチャーアングルは23.7°で、スチール製スキッドプレート、トルセン式リミテッドスリップデフ、強化ショック、スプリング、スタビライザーバーなどを装着している。

 一方エクステリアにも手を加え、まずはヘッドランプとテールランプの周りにブラックアウト処理を施し、ブラックのフォードオーバル、Cピラーとリフトゲートにティンバーラインバッジを装着している。

 ホイールは18インチグロスブラックペイントとなり、総じてノーマルエクスプローラーとはひと味もふた味も違う存在感を発揮している。

▲オレンジのアクセントやスチール製スキッドプレートがティンバーラインであることを物語る。

▲ホイールは18インチグロスブラックペイントで、トルセン式リミテッドスリップデフ、強化ショック、スプリング、スタビライザーバーなどで足回りが強化されている。

▲Cピラーとリフトゲートにティンバーラインバッジが装着されている。

 もちろんレーンキープアシストやアラウンドビューモニターといった安全・快適装備も充実しているから、現代車としての質感及び安全装備による安心感も段違いのレベルである。

 ということで、取材車。2022年型エクスプローラーティンバーライン。搭載エンジンは2.3リッター直4エコブーストターボで、走行距離は約1万1000キロのBCD車両。

 当然ながら内外装のコンディションは良好で、前に見たグリーンのボディも良かったがブラックも非常に良い。特にフロントバンパー下部に入るオレンジのアクセントが効いている。

 それにインテリアの雰囲気も良いし、個体のコンディションも良く、オレンジのステッチが使われている軽快さと防汚性の高いシートライナーやシートトリムの組み合わせにアウトドア仕様の雰囲気を感じさせる。

 それでいて全体的な雰囲気には高級SUVかのようなところもあるから、質感を含め、非常に価値の高い存在と言えるだろう。

 ベースは世界一売れているSUVのエクスプローラーであるが、そこに加わったアウトドア系カスタマイズによるアレンジによってまた違った雰囲気を発し、豪華絢爛なアウトドア仕様SUVのような印象に様変わりしているティンバーライン。

 従来のオフ系SUVとはまた違ったセンスや雰囲気、そして足入れの瞬間から異なる快適さがホント素敵である。直近の話では、ティンバーラインの魅力に気付き始めた多くのショップが輸入を検討し始めているという。

▲オレンジのステッチが使われている防汚性の高いシートライナーやシートトリムが採用されたシート。

▲セカンドシートはキャプテンタイプ。コンディションも上々。

▲3列目シートがありながらもリアに最低限の荷室が用意されているのがミッドサイズSUVの王者たる所以。

 販売しているBCD阪神は、当然ながらフォード系電子デバイスVCM3を使用した整備が可能であり、同時にこれまでマスタング系で培ってきた整備的なノウハウも非常に豊富であるから、整備やアフターに関する不安もない。

 ちなみに、BCD阪神はチャレンジャーやマスタングといったアメリカンマッスルカーを中心としたラインナップというイメージが強いかもしれないが、前回紹介したようなミッドサイズのピックアップや逆輸入車を多数扱っていたり、今回のようなSUV系車両も多く取り揃えている。

 もちろん販売の中心は現代版マッスルカーではあるが、様々な乗り換え候補を提案するために2023年から現代版マッスルカー以外の候補車を数多く取り揃えている。

 例えば今ならティンバーラインのほか、ブロンコ、ブロンコスポーツ、ジープラングラー2ドアスポーツ、タコマ、リッジライン、フロンティアetcの実車を見ることが可能である=BCDらしいエッジの効いた、ひと味違う面白い存在が中心となっているから面白い。

 そうしたSUV系車両も、もちろんBCD車両であるから走行距離の短いコンディション良好な個体が中心となっているし、当然ながらBCDのオリジナル購入プランも使用可能であるからワンランク上の希望車を狙うことも可能になるはずである。

▲ドアトリムにもオレンジのステッチが入り、トータルコーディネートがなされている。

▲ツインパネルサンルーフが装備される。

▲今ならご覧のブロンコスポーツやタコマ、リッジラインといったミッドサイズのSUVやピックアップの実車が確認出来る。

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