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[試乗記]

今なお輝くC3時代のコルベットデザイン

1970 シボレーコルベット

C3のあるべき姿を示しているBUBUビンテージの個体

1970年型C3コルベットクーペを取材した。

更新日:2025.08.29

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

アメリカ的オリジナリティならC3

 まずはコルベット誕生からの概略を。1954年に登場したC1、そして63年にデビューするC2。初代C1はロードスターのみだったが、C2はリトラクタブルヘッドライトを備えたクーペがメインとなり60年代を代表するスポーツカーへと一気に進化した。

 そして1968年にデビューするC3。84年に登場するC4へと続き、97年からのC5、2005年からのC6、そして2014年からのC7へと続き2020年にFRコルベットは終焉を迎える。

 そんなコルベットは様々なデザインテイストを経て現代に至っているが、その中でC1、C2、C4、C5、C6、C7は、デザイン自体はそれぞれ異なるが、ある意味では対欧州車的な(欧州に通用する)スポーツカーを目指していた(前後オーバーハングをどんどん切り詰めて性能重視のスポーツカーに成長している)。

▲BUBUビンテージに入庫した70年型C3。まずは個体としての驚きのコンディション。内外装含めここまで見事な状態を維持した個体を筆者は知らない。

▲状態の次にC3自体のデザインのインパクトに驚く。「やっぱりコルベットといえばこれだな」と本気で思ってしまうほどカッコイイ。

 だがC3だけは、全く異なるフォルムである(と思っている)。これぞ「アメリカ」を象徴しているデザインだと。

 大きく膨らんだフェンダーにロングノーズ&ショートデッキのフォルム。コークボトルラインと称されるメリハリのあるデザインは、歴代モデルの中でも最もグラマラスなスタイルを持っていると言われており、当初はコルベット・スティングレイの愛称で親しまれていた。

 C3コルベットは、68年にデビューし82年まで生産された歴代コルベットの中でもっとも長い15年という生産期間となり、5年という短命に終わったC2時代と比べれば「パワー」で頂点を極めた時代とも言えるだろう。

 そして500hpを上回るエンジンパワーのポテンシャルを最大限引き出すマッチョなデザイン。空力的にも優れたC3は、コルベットの歴史においても名実ともに「絶頂期」だった。

▲搭載されるエンジンは350ZZ-4エンジン&4速AT。一発でエンジンがかかり至って普通に乗れてしまう完成度。旧車ならではの気を使う部分が全くない。

▲前年からの変化としては、フロントラジエーターグリルがそれまでの横スリットから縦横の格子状型に変化している。またポジショニングライトの大きさも変化している。

▲フロントフェンダー後方の縦スリットが格子状に変化し、サイドシルはステンレス製になっている。

 が、しかし、70年代を境にマスキー法によって排ガス規制が一気に強化され、対処法的なエンジンのディチューンがはじまり、トップエンジンの廃止も行われ、一気に牙が抜かれ始めていった。

 一方デザインにおいても変化が生じ始める。衝突基準の改正によってクロームバンパーの廃止やオープンボディたるコンバーチブルも消滅する。

 C3の時代は、力で栄華を極めたアメリカンパワーに満ちたエンジンとデザインで幕開けし、オイルショックの最中で苦悩しつつ、新たな魅力を模索し続けた15年間だったと言い換えることができるだろう。

 そんな15年の歴史を持つC3コルベットの中でも絶頂期だった70年型コルベット。70年型のデザインの特徴というか69年からの変化としては、フロントラジエーターグリルがそれまでの横スリットから縦横の格子状型に変わり、ポジショニングライトの大きさが変化、フロントフェンダー後方の縦スリットが格子状に変化し、サイドシルはステンレス製となり、リアテールのマフラー出口の形状がそれまでの丸型から角型に変化している。

 個人的には69年型も好きだが、サイドシルのステンレス製パーツが前後のアイアンバンパーとマッチしている70年型もめちゃくちゃカッコイイと思う。

▲リアテールのマフラー出口の形状がそれまでの丸型から角型に変化している。

▲この見事なデザイン的完成度を見ると現代のコルベットに興味がいかなくなる人の気持ちがわかる。

▲リトラクタブルヘッドライトも至って普通にせり上がる。しかもカッコイイ。

 今回取材した個体はまさにその70年型。聞けば「コンバーチブルでなくクーペ、そしてアイアンバンパーであること、もちろんBUBUビンテージクオリティを担保する個体というコンセプトのもと探し仕入れた」という。

 とはいえ、日本で走らせるための現実的な価格帯等を考量しているとのことで、ビッグブロックではなく、350ZZ-4エンジン&4速ATに換装されたモデルをチョイスしている。

 ちなみにZZ-4エンジンとは、GMパフォーマンスパーツが販売しているスモールブロックエンジンZZシリーズの進化系で、アルミヘッド等を使用したハイパフォーマンスエンジンである。

 そんなC3コルベットの現車であるが、デザインのあまりの美しさに息をのむ。この個体自体の状態の素晴らしさにも感動だが、それとともにC3自体のインパクトにも感動する。

 さすがアメリカ的オリジナリティ。唯一無二のコルベット。これを見てしまうと、正直、現代のコルベットには全く興味がいかなくなる。余談だが、お年を召した方が「コルベット」と聞けばほぼ全員がC3を思い浮かべると聞いたことがあるが、その理由がわかる気がする。

 70年当時の一般大衆車(日本車)を目にしていた方々にとって、C3コルベットのデザインは超絶カッコよく見えたに違いないから!

▲外装のコンディションも見事だが、最も驚いたのがインテリアのコンディション。当然手が入っているが、当時の状態をちゃんと感じさせる最高の状態。

▲シフトは4速ATに換装されている。

▲当時のオリジナルメーターは当たり前に稼働する。

 話を戻すが、C3コルベットといえば、かつてえげつないほど手が加えられ原型をとどめていない個体を何台も見てきた。まあ、それらは個人の趣味であろうから何ら非難するつもりはない。だが、今回の個体のような、C3のあるべき姿を見てしまうと本当にシビれるし、「欲しい」と思う。

 内外装を含め、ここまでの個体は滅多にないと思うし、ボロを購入して日本でここまで仕上げるにも相当なお金と時間がかかるはず。なので、C3、特に70年型近辺の年代に興味を持っているなら一刻も早く実車をみた方がいい。

 くわえて、1000万円超のC7辺りを検討している方も、このC3を見てみた方がいいかも。「アメリカ イズ No.1」の象徴として絶頂を誇ったC3時代のインパクトに、気が変わるかもしれないから。

▲各種サブメーター類も全部稼働する。

▲シートの状態も最良。どこにも手を入れずこのままの状態で即走り出せる最良の状態である。

▲コルベットを知る者にとって、このボディラインは最高の憧れだろう。

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