C8コルベットの購入を検討している方にとって常に悩ましい問題が「クーペ」か「コンバーチブル」かという選択。というのは、コルベットの場合、クーペであっても屋根が開く。だから「コンバーチブルにすれば剛性が落ちるから」というような自動車評論家的文言はほとんど役に立たない。
くわえてC8を購入するような方々にとっては、クーペとコンバーチブルの差額約100から150万円程度を気にする方もほとんどいない。
その上で「クーペでいい」というならそれでいい。クーペでも手動でルーフパネルを外せばタルガトップになる。ただし、外したルーフはリアトランクに収納するから、外したままトランクに荷物を収納することはできない。

▲2025年型コルベットC8コンバーチブル。走行約1900キロの中古車。

▲ワインレッドのボディにルーフ部分とナセル部分をブラックにペイントするオプションも加えられている。
一方でコンバーチブルならボタン操作約16秒でハードルーフが開閉する。しかも時速50km/h以下なら走行中でも開閉可能だから利便性がめちゃくちゃ高い。ルーフを開けてもトランクルームは健在だからゴルフバッグ2つを積むことができる。
ただし、ルーフはエンジン上部に収納されるから搭載される6.2リッターV8エンジンを間近に眺めることはできない。クーペの場合はそれができる。
それ以外にも違いがある。ルーフ形状の違いに乗じてルーフからリアにかけてのデザインが異なる。クーペはファストバックデザインだが、コンバーチブルの場合は専用のデザインになっており、ナセルと呼ばれる2つのコブのような隆起がある。これが戦闘機のキャノピーような躍動感を与え、オープン時のスタイリングを劇的に引き立てる。

▲Z51仕様にもなっているから、優雅な仕様に見えつつも走らせればレベルの高い走りが可能。

▲クーペにしたりオープンにしたりが16秒程度で操作可能。

▲ルーフの開閉はドライバーサイドにあるウインドースイッチと共に並ぶボタン操作にて行う。運転中にブラインドタッチが可能なように。
ハッキリ言おう。(個人的な好みもあるが)、C8の場合、コンバーチブルが圧倒的にカッコイイ。そしてオススメである。
もはやC8レベルになれば、そのエンジンパワーの100%を生かした走りを公道で行うことは絶対に不可能である。だからコンバーチブルのようにその瞬間瞬間でスタイルを変えたり風を感じたりする方が断然似合っていると思う。
くわえて今回取材した個体は、レッドミストメタリックティンコートと呼ばれるワインレッドに近いメタリックカラーとナチュラルタンカラーのインテリアの組み合わせ。
非常にエレガントかつクラス感のある大人仕様で、アメリカ的高級感を漂わせる。外装ブラック内装ブラックや外装ホワイト内装ホワイトのオールブラック&ホワイトも非常にクールだが、今回の個体はルーフ部分とナセル部分をブラックにペイントするオプションも加えられているから、ボディカラーとブラックとの2トーンデザインが、より一層C8の魅力を高めている。そしてアメリカ的雰囲気で満たされる。

▲コンバーチブルにしてZ51の3LTだから、フル装備かつ豪華仕様のインテリア。タンカラーがアメリカ的。

▲センターコンソールにまとめられたボタン操作類にも注目。タイトだが、狭苦しさは全く感じない。

▲室内からのギア操作は電気式のボタンスイッチ。パーキングブレーキもボタン操作。ミッションは8速DCTを組み合わせている。

▲楕円のステアリングホイールやパドルシフトにC8ならではの意匠と質感を感じる。
ちなみに、コンバーチブルには背後に小窓があり、その窓はルーフを閉じていても小窓のみ開閉可能であり、走行中にその小窓を開ければ、それこそ大排気量V8NAエンジンのダイレクトサウンドを聞くことが可能である。
そんなC8コンバーチブルは2025年型走行約1900キロの個体。そしてZ51パフォーマンスパッケージを装着しているから、専用サスペンションや強化ブレーキ、eLSD、ローギアリング、冷却システムの強化、パフォーマンス排気システム、リアスポイラー、フロントスプリッター、ミシュランパイロットスポーツ4Sタイヤといった専用装備品が付く。
すなわち、ワインレッドとタンの内装といった優雅溢れる仕様と思いきや、一転、走らせればC8ならではのレベルの高いスーパーカー的走りが可能である。

▲デジタルメータークラスターはスピードメーターやタコメーター以外にも各種項目が表示され、ドライビングモードの変更に応じてデザインも切り替わるようになっている。

▲タンカラーのバケットシート。レザー&形状共に世界最高レベル。着座位置も低くてホールド性も非常に高い。

▲コンバーチブルにはナセルと呼ばれる2つのコブのような隆起がある。これがコンバーチブルのデザインの印象を決定づける。

▲ルーフを閉じていても小窓のみ開閉可能であり、大排気量V8NAエンジンのダイレクトサウンドを聞くことが可能。
同時に2025年型であるから、まだまだディーラー保証が効く。それでいて内外装ともに非常にクリーンな状態(まるで新車のまま)でフル装備の上、新車よりも200万円以上安価であるのだから、これぞ中古車の醍醐味と言わずしてなんと言おう。
ゆったり流す時のオープンエアの開放感とZ51装着の研ぎ澄まされたスポーツ走行の二面性を併せ持つこの個体は、コルベットC8を求める誰もが憧れる仕様ではないかと思うのである。

▲コンバーチブルはルーフ収納によりエンジン自体を見ることはできない。そのエンジンであるが、6.2リッターV8LT2エンジンで495hp、最大トルク470lb-ftを発生させる。

▲コンバーチブルの場合はルーフの開閉にかかわらずリアトランクを使用することが可能である。
265,760円
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