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[試乗記]

C6 Z06が持つ本当の価値とは

2008 シボレーコルベットZ06

マッスルカー全盛時代に通じる「427」V8を持つリアルスポーツカー

知れば知るほど、そして乗れば乗るほど、本当の価値を知るC6 Z06。アメ車の中でも数少ないこの本物のスポーツカーは、今乗っても感動もののパフォーマンスを味わわせてくれる。エイブルが販売するZ06を取材させてもらった。

更新日:2026.03.31

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/エイブル TEL 044-857-1836 [ホームページ] [詳細情報]

最新が登場しても揺るがない究極コルベット

 まずは概要を。C6コルベットの中でも強烈な存在として認知されているZ06は、2005年に登場。コルベットの頂点にふさわしい数多くのテクノロジーで満たされていたC6 Z06は、まさにGM渾身の力作だった。

 搭載されるプッシュロッドV8(LS7)エンジンの排気量は、ベースの6リッターから7リッターへと、1リッターもの排気量拡大がなされている。

 そして1Gを越える旋回、減速時でもオイルが偏らないドライサンプ潤滑システム、チタンコンロッド&インテークバルブetcなど、ルマンでクラス優勝したC6-R譲りのレーシングテクノロジーが存分に注入されていた。

▲2008年型C6コルベットZ06。走行約6万キロの優良個体。

▲ノーマル状態をキープした並行モデル。イエローのボディカラーもよく似合う。

 それによる最高出力はC6の404psから511ps、最大トルクは55.6kg‐mから64.9kg‐mにアップ。もともと1500kgと軽かった車重は、コンポジットボディパネル、アルミニウム製フレーム構造、マグネシウム製エンジンクレードル、カーボン製のボディパーツなどの採用によって=徹底的な軽量化の追求によって1440kgまでダイエットしている。その一方で、脱着式だったルーフを固定とし、剛性アップも抜かりない。

 ちなみに余談だが、このLS7のV8エンジンは当時の911ターボをパワーで上回り、最大トルクではあのエンツォ・フェラーリに迫る強烈さだった。

 にもかかわらずLS7はOHV。欧州でも日本でも死滅した、古式ゆかしいメカニズム。だがそれも、C6 Z06の驚異の走りの一端を担っている。OHVはヘッド周りが小さく納まってくれる。デカいDOHC4バルブ・ヘッドを見慣れた目には感動的にコンパクトに見え、超低重心ユニットになっている。くわえて、ドライサンプ化でオイルパンも極薄になって、搭載位置もかなり低い。

▲真横から見るとフロントエンジン搭載部分の低さがよくわかる。

▲搭載されるエンジンは7リッターV8で、511ps、最大トルク64.9kg−mを発生させる。当時のスーパースポーツカーたちを凌駕するパワー&トルクであった。

▲車重1440kgに巨大なブレンボブレーキの組み合わせ。個体のタイヤサイズやサスペンションはノーマル状態。

 そしてC6コルベットはトランスッミションをデフと一体化して後ろに置く。トランスアクスル方式と呼ばれる、FR車の駆動系レイアウトの究極である。くわえて車体構造をアルミフレーム+カーボン外皮に置き換えて1400キロ前半の車重を手にしている。

 すなわちそれは、当時のスーパースポーツ界の超一流たちとも張り合えるだけの実力を備えていた、究極のFRコルベットとも言えるのである=時代を超えてもC6Z06の価値は揺るがず、知る人ぞ知る最強コルベットとして今なお高額取引が行なわれているのだ!

 そんなZ06がエイブルの販売車に名を連ねている。早速取材をお願いしたが、当日は生憎の雨だった。

 その前に、それにしても綺麗な個体である。2008年型走行約5万9750キロの並行モデルであるが、とはいえ、すでに18年前の個体。当然あちこちにヤレを確認するのが普通だと思うが、この個体にはそれが全く見られない。恐ろしいくらい美しい個体。

▲当時のC6コルベットを踏襲するシンプルなインテリア。個体のインテリアの状態は驚くほどクリーンなもの。

▲6速MTはストロークの短いスポーティなもの。2速3速4速のフィーリングが最高に気持ち良い。

▲アナログ6連メーターが懐かしい。7リッターOHVエンジンで7000rpm近くまで回る最高のエンジン。

 ざっと計算して年平均3333キロ程度の走行だからだろうか。少なくとも内外装に瑕疵は全く見られないが、果たして乗ってみるとどうなのか。雨が悔やまれる。

 久しぶりのZ06。着座してシートを合わせば、そこにはザ・コルベットらしいフロントフェンダーの峰が見える。だが・・・。Z06はワイドボディ。サイドミラーは自身のリアフェンダーで半分以上埋まり、ワイパーの付かないリアウインドーは雨粒で埋まっている。

 恐怖心とともに出発。6速MTとクラッチの操作性は格段に扱いやすい。特に2速3速4速への操作感は格別で、最高に気持ちいい。だが、エンジン回転数1000rpmから1500rpmあたりはエキゾーストがこもる。相当にうるさい。

 が、それが2000rpmを超えると一気に快音に変わるから最高である。というか、Z06の走りは別格だった。まるでスーパースポーツを走らせているような圧巻の迫力。それでいて操作系は扱いやすく非常に乗りやすい。最初はボディ幅の感覚がわかりづらいが、慣れてくれば街中でも普通に扱える。

▲バケットタイプのレザーシートのコンディションも想像以上に良い。

▲ワイドボディのサイズ感に最初は戸惑うものの、慣れれば街中走行でも楽しめる懐の深さも味わえる。

▲2000rpmを超えると、いわゆる「カムに乗る」感じが明確になり最高のV8フィールが鳴り響く。

 いわゆるレーシングエンジンだが低速でも扱いやすいから、2速3速を繰り返しても楽しい。ただし、当日の天候は雨。そしてあまりにも速すぎて、2速3500rpm程度までしか踏めなかった。

 ちなみにタイヤはかなり太いがまっすぐ走るし、ブレーキの効きは強烈だし、雨で速度域が遅いにもかかわらずボディの軽さも強さも認識できる。ミッションはギアレシオがクロスレシオになっており、ストロークの短いシフトフィールも良好で、時間が経つうちに、まるで小型軽量のスポーツカーを操っているような、そんな感覚に陥るほどだった。

 それにしても見事な個体である。もちろん、今回以上の速度域で試せばまた違った印象を得るかもしれないが、少なくとも街中を普通プラスα程度で走るのであれば、全く異変は感じないし、中古車としてのヤレも感じない。それでいてスーパーカーオーナー気分を味わえ、いざとなれば強烈に速い。

▲ニューモデルが登場しても決して揺るがないC6Z06の価値。7リッターV8というGM渾身の名品を入手できる方は一握りだろうし、最高に羨ましい。

 また中古車として異音低級音なども聞かれないから、そしてそれがスーパーなZ06というのだから驚きである(雑に扱われた個体もかなり見てきている)。そのことをエイブルの原代表に伝えると「そうでしょ。かなりいいよね! 弊社で診断機にもかけたけど、何の問題や異常もなかったし、今からでも十分に楽しめると思いますよ」

 個人的にも、まずフルノーマルであるのがいい。約6万キロという低走行であるのもいい。また室内空間が非常にクリーンで、前オーナーの痕跡(傷、ヤレ、臭い等)がほとんど見られないのもいい。そしてイエローが非常にいい。

 販売しているエイブルは、90年代のシボレーカマロなどを販売しているから、古くなった個体のパーツ入手や整備&修理等の情報にも非常に詳しい。だから18年前のコルベットといえど安心して任せられる。そんなエイブルが「狙っていた個体」というだけに、個体の程度にもきっと自信を持っているに違いない。実際に乗ってみて、筆者もそれを十分に認識することができた。

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