なんでもカリフォルニア在住のお爺さんが所有していたワンオーナーカーを日本に輸入したとか。日本に輸入されたのはちょうど3、4年前で、その後ハーツが1度売って、帰ってきたクルマという。実走行5.4万マイルでエンジンは350 V8のキャブ。ミッションはリビルトに交換されている。
輸入後、ハーツの方でやったのは消耗品の交換だけというから、その程度の良さがお分かりいただけるだろうか。
乾燥したアメリカ西海岸で大切にされてたクルマで、ボディペイントはツヤがなくなってるし、シートも破れているけど、それもまた味。下手にレストアしたら台無しになってしまうような…。「ヤレにも歴史」といった感じだろう。
Kの方は比較的雪が降る地方に多いので、Cと違ってオリジナル状態を保った程度良好な中古車はホントに珍しいという。こんな状態だからこそ、「価値」の分かる人に大切に乗ってほしいクルマである。
クーラーはないけど、三角窓があるから走行している限りは風が入るので、真夏の大渋滞以外は基本、大丈夫だろうと思う。ちなみに、ヒーターはよく利くので、冬は全然OKである。
現代的な快適装備は皆無だし、何もかもシンプルだが、でも、それがいい。骨太さとかわいらしさとモノとしての温かみを感じさせるデザインにこそ、価値がある。
実際に走っても、意外にも普通に走る。もっとフワフワゆらゆらを予測していたにもかかわらず。
見る人が見れば良さも価値もわかる、そんな1台である。
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