フォードジャパンが初年度に日本に導入した新型マスタングは2.3リッター直4エコブーストの50周年記念モデルのみだが、アメリカ本国にはV8及びV6エンジンを搭載したモデルも存在する。そして、並行輸入車を取り扱うプロショップが力を入れるのは、当然ながら現時点で正規輸入モデルに設定のないモデル、すなわちV8GTだ。
ここで紹介するハッピーアンドドリームの車両も、5リッターV8エンジンを搭載したGTプレミアム・ファストバックをベースに製作されている。
アメリカ本国では、新型マスタングは車両本体価格が最も安いV6ファストバックから、最も高価なGTプレミアムコンバーチブルまで計8モデルがラインナップされているが、GTプレミアムは高い方から2番目のモデルとなる。ただのファストバックとプレミアムでは4000ドルの価格差があるが、フォード自慢のマイフォードタッチをはじめ、本革シートや専用オーディオシステムなどの装備内容を考えれば、ベースモデルとのの価格差は納得といったところだろう。
<新型マスタングラインナップ>
■V6 ファストバック
■V6 コンバーチブル
■直4エコブースト ファストバック
■直4エコブースト ファストバック プレミアム
■直4エコブースト プレミアム コンバーチブル
■V8 ファストバック
■V8 ファストバック プレミアム ←取材車両
■V8 プレミアム コンバーチブル
ちなみに、直4エコブーストとV8モデルの違いはエンジン以外にも色々あるが、見た目に関しては、エクステリアがフロントマスクのグリルインサート、ボンネットフード、エンブレムといった細かいデザイン処理の違いのみ。インテリアに冠しては共通となる。
ハッピーアンドドリームの車両の場合、ファストバックの最上級グレードをベース車両としてチョイスしているだけに、カスタムポイントは足回りに限定されている。しかし、ギリギリまで落とされた車高&ほぼツライチにセットされた22インチのSAVINI鍛造ホイールの効果は絶大で、ノーマルとは比較にならないほどアグレッシブな雰囲気を実現している。
新型マスタングにも、先代と同様にヘビーデューティフロントスプリング、ブレンボブレーキ、専用ホイールといった専用の強化パーツで構成される『パフォーマンスパッケージ』がオプションとして用意されているが、スポーツ走行などに特別なこだわりがないオーナーであれば、ハッピーアンドドリームの車両のように、装備内容の充実したプレミアムをベースに必要なポイントだけをカスタムする手法が賢い選択かもしれない。
330,000円
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