ロードスターは跨った時のポジションも他のハーレーとは異なる。ハンドルは低く幅が広いため上半身は緩やかに前傾し、下半身はステップの位置が高く設定されているため、膝の曲がり具合などはきつくなる。また、シートは肉厚が薄く硬い。ポジションは完全にスポーツバイクのような設定になっているのだ。
このため、ロードスターはロングツーリングには向いているとは言い難いモデルだが、コーナリング時には、そのポジションのおかげで右に左に車体を振り回すことができる。
フロントホイールは19インチのため、クイックな旋回性ではなく、ちょっと遅れてフロントが旋回するように曲がっていく感じとなるが、それがハーレーを操っている感触ともなり楽しくなってくる。
残念ながら今回の試乗ではワインディングのようなコーナーが連続するところは走れなかったが、交差点の右左折だけでもその一端は感じることができた。
エンジンはスポーツスター伝統の1200cc空冷Evolution®V-Twinで、トルクフルなエンジンはコーナー立ち上がりから鋭くロードスターを加速されていく。
さらに、強力なフロントブレーキと剛性感の高い前後サスペンションの採用で減速時に不安定になることもなく、スピードコントロールは思いのままとなる。
ロードスターのタンクは12.5ℓと容量は決して多くはなく、ライディングポジションも長距離にはむかない。そのため、ロードスターの楽しみ方は週末の休日に高速道路でちょっと山の方に出掛け、季節の変化も感じながらワインディングを楽しむ、なんて乗り方が似合うハーレーといえる。
週末のひと時、日常を忘れてロードスターとショートトリップを楽しんでみてはいかがだろうか。
>>2017 ハーレーダビッドソン ロードスター(HARELY-DAVIDSON ROADSTER™)試乗レポート 前編
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