最近のアストロのカスタムの傾向のひとつに「一点豪華主義」と呼ばれるタイプがある。これはクルマをカスタムする際に、あれこれと手を広げて予算を分散させるのではなく、どこか一点だけを選んでドカっと予算をかけるという考え方である。どこにお金をかけるかはオーナーの好みによって違ってくるが、多いのは「ホイール」「エアサス」「ペイント」「オーディオ」「内装」といった部分である。
一点豪華主義のメリットは、例え一点といえども「これだけは誰にも負けない」といったプライドを持つことができること。また、完成型を目指して、「次はどこをやろうかな」と少しずつ楽しくカスタム費用を貯金することもできる。なかなか利に適ったカスタム方法なのである。逆に一点豪華主義のデメリットは、必然的にそれ以外の部分がショボくなってしまうこと。また、思いっきりお金をかけてしまう分、飽きたからといって気軽に仕様変更をすることができないことだろう。
ここで紹介するアストロは、ガレージダイバンが一点豪華主義の見本として製作した車両。豪華な一点は見ての通りで、アストロでは限界とも思える22インチのクロームメッキホイールである。このホイールを履いて問題なく走るために、インナーフェンダーの加工や足回りの仕様変更にも手間をかけているが、いずれも「このホイールを履くため」に施された加工である。
このアストロの場合、スムースバンパーやビレットインサート、ダイヤモンドヘッドライトなどといった細かい仕様変更はなされているが、これらホイール以外のカスタムに関しては、いずれも「ホイールを目立たせるためにはどうすればいいか?」ということを前提に施されものである。そして「必要最低限」ということを徹底させた結果、何とこのアストロは車両本体価格138円という驚きのプライスを実現している。
330,000円
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