フルサイズバンには、いろいろな使い方や使用目的があるものだ。実用重視でノーマルのまま使い倒しても良し、豪華仕様に整えて快適なクルージングを楽しむも良し、流行を追い求めてカスタムするも良し。
でも、やっぱりアメ車に乗るからにはアメ車らしい乗り方をしたい! そんなアメリカンスタイルの一台を紹介しよう。
すでに何度かお目にかかっている方もいるかとは思うが、この車両の雰囲気が何とも好きで、是非紹介したいと前から思っていた。
このダッジバンを仕上げたのはディーズ・クルー。オーナーさんはこのディーズ・クルーが主催するフルサイズバン・イベントに参加して完全にハマってしまい、自分だけのカスタム・フルサイズバンを製作しようと思い立ったそうだ。
このダッジバンのカスタムコンセプトは「70年代をイメージさせるスタイリング」である。
70年代のダッジといえばチャージャーやチャレンジャーといったマッスルカー全盛期。そこでこのダッジバンの最初のポイントは、リアの車高を上げて8J・10Jというズ太いタイヤをオーバーフェンダーのツライチで合わせることだった。これだけでスタイリングは、まるでドラッグレーサーのような雰囲気にガラリと変わった。
次にペイント。これはダッジ純正色のコロラドレッドをアレンジした赤でオールペイント。さらにオーナーさんの意向で白のレーシングストライプを入れた。
さらには、オリジナルのドローイングを2種類、計4箇所に入れているが、これはプロのピンストライパーに頼んで、最初のデザイン画を作る段階から参加して完成させている。
そして最後は、ノーマルのままではとても静かだったV8サウンドをいかに引き出すかという点。これはその時たまたまディーズ・クルーで試作していた片側 4本の8本出しマフラーがあったため、オーナーさんの強い要望によって急遽装着することとなった。これまでにも様々なカスタムカーを見る機会があったが8本出しを見たのは初めてだ。
あと残るとすれば内装だが、このダッジバンは本国のコンバージョンをベース車としているため、現状でも十分なクオリティを確保している。欲をいえばボディ同色ペイントが内装にもあるとより映えると思う。
こうした製作過程を追っていくと、まるでプラモデルのミニカーでも作っているような感覚で非常に楽しい。これぞまさしくカスタムカー造りの醍醐味と言えるだろう。
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