2011年に登場した現行型ダッジデュランゴは完成度の高いSUVだった。が、どちらかといえばラグジュアリー的要素の強いSUVだった。実際、過去に数度試乗した経験があるが、ちょうど良いサイズ感と快適な乗り心地を含め、何不自由なく楽しめた。
だが、そんな雰囲気が一変する。2018年モデルでのマイナーチェンジ実施である。「ダッジ=パフォーマンス」であるかのような変身ぶり。恐らくデュランゴには、本国でもそういったものを求めている方が多かったのではないだろうか。
で、そのマイナーチェンジで登場した象徴的モデルが「SRT」。ダッジが「世界最速の3列シートSUV」と公言したモデルである。実際、0~60マイルスプリント加速4.4秒を公式計測している。
搭載エンジンは6,4リッターV8HEMI。475hp最大トルク470lb-ftを発生させ、8速ATで駆動する。たとえば、キャデラックエスカレードと比較すれば、車重で約200kg軽く、エンジンパワーで約50hp高く、トルク数値でも僅差で勝っている。
だから、どうしてもフルサイズのエスカが欲しいとなれば別だが、そうじゃなければデュランゴSRTの方が圧倒的に速い。
さらに日本に適したサイズ感もあって、乗りやすことこの上ない。しかもカッコイイ。ダッジのパフォーマンスモデルを象徴したようなデザインや雰囲気が、まるで「チャージャーのSUV版」的な雰囲気をもたらしており、この2018年以降、全米での人気もうなぎのぼりである。
やはりダッジはこうあるべきなのだろう。ボディスタイルは独特のムードに支配されている。まず目に付くフロントグリルの新型エアロ類、さらにバイパー風のフードスクープ&エアスクープ、さらには新20インチホイール等から過激な雰囲気が十分に感じとれる。リアのエキゾーストサウンドは392チャージャーと同サウンド(ダッジいわく)というから刺激的である。
駆動方式はトルク配分型のAWD。装着されるアダプティブサスペンションに20インチタイヤが組み合わされ、旧モデル比でフロント4%、リア15%ほどスプリングの剛性を上げている。それらによるボディ重量配分は52:48を実現し、フロントが重すぎないニュートラルに近いハンドリングを提供してくれる。
一方ブレーキは、巨大な15.0インチローターに6ピストンのブレンボキャリパーで、リアは4ピストンキャリパーと13.78インチのローターとなる。
デュランゴという存在は、アメリカではミディアムクラスのサイズ感しかなく、3列目シートを有していてもキャパが小さいことから選ばれにくい存在だったことは想像に難くない。しかも、その存在のアピール度が他のSUVよりも少なければ個性がないと断じられても仕方がない。
だが、6.4リッターHEMI V8エンジンを手に入れたことで、世界最速の3列目シートSUVという、自慢のフレーズができた。そして、それによってその存在価値は一気に上がったわけである。
さて、そんなデュランゴの2019年モデルが続々とスペースYOKOHAMAに入庫している。スペースYOKOHAMAは、これまでにもチャレンジャー等の新車を最速で日本に直輸入させており、現在もワイドボディのチャレンジャー2019年モデルやノーマルボディのチャレンジャーの2019年モデルを在庫しており、それらに続きデュランゴも入荷している。まったくの余談だが、もうじきジープラングラーのピックアップモデル、グラディエーターも入庫するというから要注目である。
そんなスペースYOKOHAMAにて、2019年モデルのデュランゴを取材した。
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