TEST RIDE

[試乗記]

カマロのSUV版とも言えるアグレッシブスタイル

2019 シボレーブレイザー RS

レクサスRXとほぼ同サイズ感のクロスオーバー

2019年に登場したシボレーブレイザーは、アグレッシブスタイルの2列シート5名乗車のクロスオーバーSUVである。

更新日:2019.12.26

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBUさいたま・シボレーさいたま南 TEL 048-710-6226 [ホームページ] [詳細情報]

完全ニューのクロスオーバーSUV

 シボレーブレイザーと聞けば、アメ車好きの多くが連想するS-10ブレイザー。S-10ブレイザーは、1990年代に日本へ導入されたミドルクラスSUVだったが、2011年に生産終了。ということで、2019年に登場したブレイザーは、このS-10の復刻版と言いたいところだが、否。

 名前はブレイザーを使用するも、完全ニューのクロスオーバーSUVとして誕生したのである。ポイントは二つ。ひとつはシボレーカマロをデザインベースにしたSUVであること。もうひとつが2列シートの5名乗車と割り切ったこと。

 今やクロスオーバーといえば、ミニバン風なアレンジが利かされ、3列7-8名乗車モデルが数多くなってきたが、そのほとんどが3列目シートは緊急時使用程度の空間しかない。

 日常的に使えないならあえて備えず、2列シートでの居住性にこだわったのが新型ブレイザーだった。

 ボディサイズ的にいえばミドルクラス。日本車ではレクサスRX程度のサイズ感だが、車内サイズは体感でフルサイズくらいの余裕がある。

新たに登場したブレイザーは、ミッドサイズボディに2列5人乗車と割り切ったサイズ感がウリ。ボディのデザインもカマロベースでアグレッシブであり、イマドキのSUV人気に真っ向勝負をかけるGMの自信作。

リアのデザインにも激しい抑揚をもたらしており、街中で走っているシーンを見ると、アメリカ製SUVというよりはまるでイタリアンブランド的なカッコ良さがみなぎっている。

21インチのグロスブラックホイールが装備されている。

クロスオーバーらしく、「OFF」をまったく感じさせない、アーバンSUV的なスタイルが非常に新鮮。タホ、サバーバン系とは一線を画す。

3つグレードのスポーティな「RS」

 さて、そんなブレイザーだが、本国モデルにはベースの「ブレイザー」、「RS」、「プレミア」の3つのグレードが存在する。非常にわかりやすく、ベースグレード、スポーティな「RS」、そして豪華装備の「プレミア」。で、今回取材したのが「RS」だった。

 ケイジャンレッドと呼ばれるワインレッド風な赤いボディにグロスブラックのグリルがRSの特徴となる。

 デザインベースがカマロということで、見た目の印象は非常にアグレッシブ。なのでレクサス等のSUVたちに負けず劣らずの攻撃的フォルムが特徴。既存のGM系SUVにはタホやサバーバンがあるが、そういったフルサイズボディのデザインとは一線を画すGMの最新トレンドなのだろう。

 ブレイザーに搭載されるエンジンは、2.5リッター直4エンジンと3.6リッターV6エンジン。2.5リッター直4エンジンは193hp、最大トルク188lb-ftを発生させ、3.6リッターV6は305hp、最大トルク269 lb-ftを発生させる。

ブレイザーRSに搭載されるエンジンは、3.6リッターV6で305hp、最大トルク269 lb-ftを発生させる。想像以上に軽々走らせる。

インテリアのデザインも今風な機能性と見た目の良さとを融合したシンプルなも。当然、質感も高い。全体的な印象は、カマロのインパネに通じるものがある。

スポードメーターを中央に配置したアナログメーター。必要な情報をまとめた視認性の良さもあり。

走りだして感じる軽快感に驚く。また21インチタイヤを履くにもかかわらず、路面からの嫌な衝撃もなく、ボディのガッチリ感に好印象を感じる。

「RS」は3.6リッターV6エンジンのみ

 RSには3.6リッターV6エンジンしか搭載されないから、RSを選べば自ずとエンジンが決まる仕組みである。すなわち、カマロのV6エンジンと同機であり、RSのスポーツ性を際立たせるエンジンということである。

 さらにこれらエンジンに組み合わされるミッションは9速ATということで、燃費等の効率にも寄与しているはずである。

 取材したRSにはかなりのオプションが装備されており、目を引くのが21インチホイール。くわえてパノラミックサンルーフ、ライド&ハンドリングサスペンション、アダプティブクルーズコントロール、専用ブラックレザーインテリア、シートベンチレーション、サウンドビジョンカメラ等。またレーンキープアシスト、自動ブレーキ等の安全装備も最新物である。

 撮影に混じり、わずかなら試乗させてもらったが、第一印象が非常にガッチリしていること。さすが最新のGM系SUVだけあってステアリングからブレーキ、さらにボディといった部分に旧態依然のやわな感触は微塵もない。

 それでいて、搭載されるV6はアクセルの付きがよく、SUVとしての重さをまったく感じさせないから、まるでセダンに乗っているかのような軽快な走りの感覚が得られる。くわえてボディがミドルクラスだから大きさに惑わされることもなく、日本の国道をスイスイ走らせることが可能だった。

 また、インテリアの質感も想像以上のもので、デザインも今風な機能性と見た目の良さとを融合したシンプルなものだが、非常に好感。当然、アップルカープレイやアンドロイドオートが搭載されているから、自前のスマホ画面を車載モニターに映し出すことが可能である。

センターコンソール等は、まるでカマロのような雰囲気。

組み合わされるミッションは9速AT。GM車両にも多段化が推し進められている。

この位置のエアコン吹き出し口は、まんまカマロと言っていいだろう。

日本国内にもマッチしたミドルクラスSUV

 BCDによれば、「デザイン的な迫力が想像以上にあり、それいでいてあまり大きくないところ、そして300hp超の馬力というのがRSの魅力となるでしょう。またフォードエクスプローラーがモデルチェンジし若干大きくなっていく中で、こうした2列5人乗車のアメリカらしいミドルクラスSUVは非常に貴重な存在であり、多くの反響をいただいているところです」ということだった。

 なお、BCDにおけるGM車の直輸入車の安心感は、他店に比べ圧倒的に高い。BCDは、チャレンジャーやマスタングといった直輸入車を中心とした品揃えを展開していると思いがちだが、カマロやコルベットといったGM系車両も同様に得意としている。今回のブレイザーも同様の安心感で包まれる。

 それは、もちろんBCD自体のサービス部門の充実が挙げられるのだが、それらにくわえBUBUグループのシボレー&キャデラック系ディーラーの存在が、その安心感をさらに一段高めているのは言うまでもないのである。

 アメ車の場合、本国仕様車に面白いクルマがたくさんあるのは周知の事実。もちろん、日本仕様が発売されているなら、日本仕様をディーラーで買えばいい。

 だが、取り扱いのない本国仕様や中古車を手に入れるなら、信頼できるショップから車輌を手にするのが一番の近道である。『B.C.D』ならそうしたわれわれの希望を、安心感を持って満たしてくれるのである。

シートは張りのあるガッチリした大柄なもの。個人的には非常に座りやすいシートだった。

セカンドシート足元のスペースは広大。

当然、荷室スペースも広大。

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