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[試乗記]

現行型マスタングを一段とスタイリッシュに魅せるオープンモデル

2020 フォードマスタング コンバーチブル

優越感や満足感に繋がる内外装色が魅力

様々な選択肢を用意してくれるBCDは、マスタングのオープンモデルも積極的に直輸入している。早速取材した。

更新日:2020.10.28

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

ディーラーなきあとの販売を支えるBCD

 2015年に登場した現行マスタングは、ワールドワイドなグローバルカーとして生まれ変わったことにより、世界中の法規や安全基準を満たさなければならなくなった。

 くわえて、それまで数千台だった輸出が、新たに110カ国16万台強に激増することで、各部のチューニングは念入りになり、製作精度も格段に向上しているから、車両のクオリティは段違いに上昇している。

 とはいえ、日本からフォードディーラーが撤退してしまった時代に、最新マスタングやその他魅力的なフォード車が欲しいというのなら、BCDのような、数多いフォード車を積極的に取り扱い、整備や保証を兼ね備えたアフターフォローのしっかりした店舗であれば、「正規ディーラーと同様」とまでは言わずとも、それに近い状態で今後もマスタング(フォード車)に乗ることが可能である。

 同時に、新車に関して言えばボディカラーや細かい仕様、オプション装備等にこだわって注文することも可能だし、BCD車両であれば現車を見て商談が可能であるわけだから、「直輸入モデル」という不安をまったく感じることなくフォード車を楽しむことが可能である。

 今回取材したマスタングコンバーチブルも実車を見て商談できる1台。2020年型のコンバーチブルで1450キロ走行車。

2017年までのマスタングは「流麗さ」をアピールしていたが、2018年から採用されるシャークノーズ的なフロントマスクは、「アグレッシブさ」を前面に押し出している。それにプラスして屋根がなくなると美しさが増すから不思議である。

足回りやサスペンションの進化といったこともあり、今現在、2020年型こそが「最高」レベルに達していると考えられる。

積極的な直輸入による豊富な品揃え

 グレードは、エコブーストのプレミアムだから搭載エンジンは直4ターボであり、10速ATが組み合わされる。走行1000キロ弱の個体であり、正直中古車とは思えない程度の良さ。気になる方は是非見て欲しいが、触れるあらゆる部分にまだまだ新車の硬質さが残っており、白っぽいグレーレザーにも中古車としてのヤレや汚れ等の使用感は皆無。ということで、個人的には新古車程度の認識である。

 そんなマスタングの2020年型、いわゆる最新コンバーチブル。シートに座り頭上の手動ロックを外しトップ開ける。ボタン操作でざっと約15秒程度。あっという間にオープンになる。もちろん幌を閉めた状態での走行はまるでクーペのような耐候性および静粛性である。

 さらに手を伸ばすシフトの位置や触れたときの感触の良さ、シフトを動かしたときの動作感や節度感にインパネ周りの作り込みは、アメリカ的というよりは世界品質のそれであり、もはや「アメ車だから」と粗雑さを嘆くことはまったくない。

 現行型のマスタングは、2018年にフロントマスクを含むデザインの変更が行われ、賛否両論あったと聞くが、筆者的にはもう「見慣れた」というのが正直なところ。

搭載される2.3リッター直4エコブーストターボエンジンは、310hp、最大トルク350lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。想像以上に強烈なパワー感を発生させるエンジンである。

幌の完成度やガラス窓の視認性は、クーペ時とさほど変わらない状態を維持している。また日本の気候にも耐えうる耐久性を備えているという。

コンソール頭上にある幌の開閉を行うボタン。まずは幌のロックを外し、このボタンを押すこと約15秒足らずで開閉が可能となる。操作中は、ずっとボタンを押したままの状態を維持する必要があるが、現段階では最高に簡易的な方法である。

目の覚めるような鮮やかなブルーメタリック。そしてコンバーチブルによって一段とスタイリッシュに見えるマスタング。

マスタングを一段とスタイリッシュに魅せる

 で、このブルーメタのコンバーチブルは恐ろしいほどカッコイイ。個人的にブルー好きというのもあるし、同時に取材したチャレンジャーもブルーだったがそれとは全く異なる明るいブルーメタでアメ車によく似合う。

 恐く街中でも相当目立つだろうし、スポーティカーに乗っているという優越感や満足感に繋がるものだと思う。

 しかもセラミックレザーの内装カラーリングも素敵だ。コンバーチブルは、一般的に内装色も外装色と同様に重要と言われる。オープンにすれば、内装が丸見えだから、ひと目につく。このブルーのボディに内装ライトグレー的なコンビネーションは断然お洒落だし、他と異なるセンスが発揮できるはず。

 さて、この個体に搭載されるエンジンは、2.3リッター直4エコブーストターボ。310hp、最大トルク350lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。これまでにかれこれ10度以上は試乗しているし、コンバーチブルにも複数回試乗しているが、直4ターボは想像以上に強烈なパワー感を発生させるエンジンである。

インパネの質感は十分に高く、装備品の豊富さにも満足感は高い。くわえてステアリングやシフト操作の硬質感等、世界基準の品質に溢れている。ライトグレーのレザーシートとのコンビネーションも素敵だった。

2018年からはオプションのデジタルメーターをチョイスする車両もあるが、この個体にはアナログメーターが配置される。アナログのメーターの雰囲気も良好である。

組み合わされる10速ATの硬質な操作感に質感を感じる。マニュアルモードを使うためにはシフトレバーを「D」から「S」に切り替える必要がある。

風を感じながらのゆったりドライブから、310hpを爆発させながらの過激なドライブにも対応する。想像以上に上質でもあるから、スピードに興味がなくなった方や節度ある大人の男にも最高に似合うマシンだと思う。

直4ターボものみならずV8コンバーも買えるBCD

 しかも、音質チューニングが施されているから、V8サウンドまではいかずともかなり獰猛なサウンドを轟かせる。だから「あえてV8を」と望まなければ十分に満足できるのである。

 もちろん、310hpを発生させるターボエンジンが搭載されているから飛ばせば間違いなく激速だが、飛ばさなくても気持ち良いのがコンバーチブルの魅力だし、そういう意味では金銭的にも精神的にも余裕のある方にこそコンバーチブルは似合うのかもしれない。

 ちなみに、V8コンバーチブルが欲しければ、V8コンバーチブルの個体もBCDにはある。余談だが、現在、国内でV8マスタングのコンバーチブルを取り扱っているショップはかなり少ないということで、この夏にBCDが輸入していた複数台のV8コンバーチブルもほぼ完売。残り1台となっているという。

 言うまでもないが、4座のコンバーチブルには独特のムードがある。2座のロードスターと異なる性質のそれである。個人的にはちょっと裕福な、セレブ的な印象が強いと思っている。それに4座なら当然ファミリーカーとしても使えるし、それでいてマスタングの動力性能を備えているわけだから、言うことなしだろう。

 くわえて、「今や幌の耐候性は格段に向上していますから、日本の気候でも十分に対応できます」と実体験を踏まえた、マスタングコンバーチブルの能力の高さをBCDスタッフが説明してくれたが、本当に納得できるほどの幌の出来である。

 ちなみに、クーペボディで見るこの型のマスタングは黒いボディが多い。もちろん、ブラックのボディカラーは売れ線ということなのだろうが、一転、こうしたファンカーは、ボディカラーまでこだわる方も多く、派手めなカラーを好む方も結構いるという。

街中走行では積極的にパドルを使用し走行することが楽しい。10速ATも驚くほどきめの細かい変速にてキビキビ走らせてくれる。

ブルーメタリックとの相性も良いライトグレーのレザーシート。走行距離が1000キロ弱ということで、もちろん使用感は皆無。

純正の18インチホイールはスポーティなデザイン。

白黒ボディ以外のカラフルなボディも積極的に直輸入

 BCDもその辺は熟知しており、マッスルカーやスポーツカー、さらにはコンバーチブルといったアメ車全般において、カラフルなボディカラーが積極的に直輸入され展示されているのである。
 
 マスタングコンバーチブルの走りはお墨付きだし、オープンカーを知り尽くした国のコンバーチブルだけに、さらに4座オープンというレアな存在だけに、程度の良い個性的なオープンカーを探しているなら、今回の個体はかなり満足できると思うのである。

涼しくなってきた今からが絶好の時期。真冬のオープンもオススメ。スピードを出さなくても気持ち良いのが最大の魅力。

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